映画シリーズの最新情報

劇場再上映と35周年記念

2024年10月19日と21日（バック・トゥ・ザ・フューチャー・デー）、『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART II』が全国の劇場で35周年記念として再上映されます。Fathom Eventsとユニバーサル・ピクチャーズによる企画で、ウェブサイトBacktotheFuture.comでは無料映画鑑賞券のプレゼント企画も実施されています。 また、1985年公開の『バック・トゥ・ザ・フューチャー』も10月21日に、同企画の一環として劇場上映されます。これは、映画の中でマーティとドクが2015年に到着した日と同一の日付であることから、特別な意味を持つイベントとなっています。これらの再上映は、長年にわたって愛され続けている映画シリーズへの関心の高さを示しており、新たな世代のファンを獲得する機会にもなると期待されています。

ミュージカル版の動向

ブロードウェイ公演とアクセシブルチケットイニシアチブ

2022年オリヴィエ賞最優秀新作ミュージカルに輝いた『バック・トゥ・ザ・フューチャー：ザ・ミュージカル』は、2024年9月17日から11月10日までブロードウェイのウィンターガーデン劇場で上演されます。「Back In Time」と題されたアクセシブルチケットイニシアチブでは、上層階席が59ドル、舞台レベル席が79ドル（手数料込み）で提供され、より多くの人がミュージカルを鑑賞できる機会が提供されています。 ブロードウェイ公演は2023年6月30日にプレビュー公演を開始し、8月3日に正式に開幕しました。2024年の夏には北米ツアーも開始されることが発表されています。

キャストの発表とサプライズ訪問

ブロードウェイ公演の主要キャストとして、ロジャー・バート（ドク・ブラウン役）、ケイシー・ライクス（マーティ・マクフライ役）、ヒュー・コウルズ（ジョージ・マクフライ役）などが発表されています。 その他、ロレイン・ベインズ役、ゴルディ・ウィルソン/マービン・ベリー役、ビフ・タネン役など、主要な登場人物を演じる俳優陣も発表されており、高い期待を集めています。さらに、オリジナル映画版でドク・ブラウンを演じたクリストファー・ロイドが、ブロードウェイ公演のリハーサルにサプライズで訪問したことも話題となりました。

その他のフランチャイズ関連情報

FAN EXPOニューオーリンズでの大規模な再会イベント

2025年1月10日から12日、FAN EXPOニューオーリンズで、フランチャイズ史上最大規模の再会イベントが開催されます。ジェームズ・トルカン（ミスター・ストリックランド役）、クローディア・ウェルズ（ジェニファー・パーカー役）、ジェフリー・ワイスマン（ジョージ・マクフライ役）、ドナルド・フリロヴ（ゴルディ・ウィルソン役）、ハリー・ウォーターズJr（マービン・ベリー役）、フランシス・リー・マッケイン（ステラ・ベインズ役）、そしてマイケル・J・フォックスのスタントダブルであるチャーリー・クロウウェルなど、多くのキャストが参加予定です。

デジタルエクストラの追加とゲーム・商品化

ユニバーサル・ピクチャーズ・ホームエンターテイメントは、Apple iTunesで『バック・トゥ・ザ・フューチャー』三部作のデジタル版にボーナスコンテンツを追加しました。また、『マインクラフト』とユニバーサル・スタジオの共同プロジェクトでは、ユニバーサル・スタジオのテーマパークのアトラクションを再現したバーチャルワールドが作成されました。さらに、『PowerWash Simulator』では、映画のセットや小道具を掃除できる「バック・トゥ・ザ・フューチャー スペシャルパック」がリリースされています。その他にも、『Subway Surfers』とのコラボレーションによるゲーム内アイテムの販売や、FunkoによるデジタルPOP!コレクタブルの発表など、様々な商品化やコラボレーションが行われています。

ユニバーサル・スタジオ・ハリウッドでのイベント

ユニバーサル・スタジオ・ハリウッドは、2025年春に「ユニバーサル・ファン・フェスト・ナイツ」という、サイファイ、ファンタジー、ゲーム、アニメなどのテーマパークを融合した新しいアフターアワーズイベントを開催予定です。

ドキュメンタリーと書籍のリリース

過去には、『OUTATIME: Saving the DeLorean Time Machine』（2016年）、『Back to the Future: The Ultimate Visual History』（2015年）、『Back in Time』（2015年）、『We Don’t Need Roads』（2015年）などのドキュメンタリーや、『Back to the Future: DeLorean Time Machine: Doc Brown’s Owners’ Workshop Manual』などの書籍がリリースされています。

その他

過去のニュース記事からは、アニメシリーズの制作や、Google ストリートビューへのデロリアンの追加、そして映画の30周年記念コンサートなどの情報も確認できます。 また、National Film Registryへの『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART II』と『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART III』のノミネートキャンペーンも実施されました。

科学的な視点からの「バック・トゥ・ザ・フューチャー」

High Country Newsの記事では、5500万年前の地球温暖化（古第三紀-始新世極温暖期、PETM）について、ワイオミング州ビッグホーン盆地での化石発掘調査を通して解説されています。 この調査は、現代の気候変動問題と過去の温暖化現象を比較検討し、今後の気候変動予測に役立てようとするものです。 記事では、PETM時の急激な気温上昇、植物相の変化、そしてメタンハイドレートの融解の可能性などが詳細に説明されています。

日本における「バック・トゥ・ザ・フューチャー」

Yahoo!ニュースの記事では、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の日本語吹き替え版について、これまで5つのバージョンが存在し、その中で三ツ矢雄二版と山寺宏一版が広く知られていることが紹介されています。 さらに、金曜ロードショーでの新吹き替え版（宮野真守版）の放送と、豪華声優陣による吹き替えが話題となっています。 織田裕二がマーティ役を務めたバージョンも存在したことが触れられています。

制作者のコメント

Robert Zemeckis監督は、ユニバーサル・ピクチャーズから『バック・トゥ・ザ・フューチャー4』の制作依頼を度々受けているものの、制作には関心がないと述べています。しかし、ブロードウェイで上演されているミュージカル版を映画化するアイデアには関心を示しています。 一方、マイケル・J・フォックスは、4作目の映画やリブートは必要ないと考えている一方で、クリストファー・ロイドは続編に前向きな姿勢を示しています。

これらの情報から、バック・トゥ・ザ・フューチャーは、映画、ミュージカル、ゲーム、商品など、多様なメディアを通じて、現在も高い人気を博しているフランチャイズであることがわかります。 また、過去の気候変動と現代の気候変動を比較検討する科学的な視点からも注目を集めています。

雑談力向上委員会

編集部