JR武蔵野線運転見合わせ:倒木による影響と運転再開見込み
倒木による運転見合わせ
2月11日午後3時50分頃、JR武蔵野線は千葉県松戸市東松戸駅付近で発生した倒木の影響により、全線で運転を見合わせました。倒木は線路脇の木が強風により倒れ、架線や線路にかかったことが原因です。NHKのヘリコプターによる撮影映像では、複数の木の枝が線路を覆うように倒れ、一部は架線にもかかっている様子が確認されました。倒木箇所は東松戸駅から北に約400メートルの地点です。 JR東日本は、倒木の撤去作業を行い、当初午後9時頃を目処に運転再開を目指していました。 気象庁は、千葉県北西部に強風注意報を発表しており、船橋市では午後3時頃に最大瞬間風速14メートルを観測していました。この強風が倒木の原因の一つと考えられます。運転見合わせにより、多くの乗客に影響が出ました。 埼玉新聞の報道によると、午後4時時点では東松戸〜新八柱駅間の上下線が運転見合わせとなっており、運転再開見込みは立っていませんでした。しかし、その後府中本町〜吉川美南駅間の運転は再開され、遅延が発生しました。
運転再開と振替輸送
一部区間では運転が再開されましたが、吉川美南駅と西船橋駅間の運転は引き続き見合わせられました。 JR東日本は、午後9時頃の運転再開を目指して作業を進めました。 運転見合わせ区間においては、振替輸送が行われました。 Yahoo!路線情報によると、2月11日20時29分時点でも吉川美南〜西船橋駅間の運転見合わせが継続しており、一部列車に遅れが出ていると報告されています。 京葉線は、武蔵野線内での倒木の影響で、武蔵野線への直通運転を中止しました。
ダイヤ改正による増発計画(過去の報道)
本件とは直接関係ありませんが、過去の報道によると、JR東日本は2025年3月15日のダイヤ改正で武蔵野線の増発を予定していました。具体的には、20時台に西船橋発東所沢行きの列車を増発し、混雑緩和を図る計画です。これは、今回の運転見合わせとは別の、将来的な改善策です。