名鉄の最新ニュース：事業展開、車両運行、イベント情報など

新規商業施設開業と地域活性化への取り組み

名古屋鉄道は、2025年4月26日に岐阜公園内に新たな観光商業施設「岐阜城楽市」を開業します。これは岐阜公園官民連携にぎわい創出事業の一環として行われるもので、地域活性化に貢献することが期待されています。 また、名鉄は有松地区において古民家利活用事業を推進するため、まちづくり会社を設立しました。これらの取り組みは、名鉄が単なる鉄道事業者ではなく、地域社会の発展に貢献する企業として積極的に活動していることを示しています。さらに、神宮前駅西街区の新たな観光商業施設「あつたnagAya(ながや)」は、2024年10月31日に全面開業しました。熱田神宮へのアクセス拠点として、多くの観光客の利用が見込まれ、地域経済の活性化に大きく貢献すると期待されています。 これらの商業施設の開業は、名鉄の不動産事業における積極的な姿勢を示しており、単なる鉄道事業にとどまらない多角的なビジネス展開を図っていることがわかります。これらの施設は、地元住民や観光客にとって魅力的な空間を提供し、地域経済の活性化に寄与する役割を担うでしょう。

名鉄線沿線イベントとキャンペーン

名鉄は、沿線地域の活性化を目的とした様々なキャンペーンやイベントを実施しています。 具体的には、「豊川キャンペーン」「岡崎スイーツきっぷ」「ひだふゆたび」「ひだはるたび」キャンペーンなど、地域の魅力を活かした企画が展開されています。 さらに、名鉄は中部国際空港開港20周年と名鉄空港線開業20周年を記念して、連携記念商品「空港20周年 フリーきっぷ」を発売するなど、観光客誘致にも力を入れています。 これらのイベントやキャンペーンは、名鉄沿線の魅力を再発見し、地域経済の活性化に繋がる効果が期待されます。また、これらの企画は、単なる交通手段の提供にとどまらず、地域社会との連携を重視した名鉄の姿勢を示していると言えるでしょう。

車両メンテナンスと運行に関する情報

名鉄では、車両の老朽化対策や安全性向上のため、定期的に車両メンテナンスを実施しています。 例えば、3700系3704Fや6500系6512F、6000系6037F、9100系9107Fなど、多くの車両が舞木検査場などで機器更新工事や検査を受け、構内試運転や出場試運転を行っています。これらの活動は、安全で快適な鉄道運行を維持するための重要な取り組みであり、利用者にとって安心・安全な鉄道サービスを提供する名鉄の姿勢を示しています。 また、名鉄は、運転士の安全確保のため、運転士保護メガネ（偏光サングラス）の本導入を発表しています。安全性に対する継続的な取り組みは、利用者への信頼感の向上に繋がるでしょう。

デジタル化とサービス向上への取り組み

名鉄は、デジタル技術を活用したサービス向上にも積極的に取り組んでいます。 「名鉄定期券web予約サービス」のサービスインに合わせて定期乗車券購入可能な対象クレジットカードを拡大するなど、利便性の向上に努めています。さらに、QRコード決済による改札通過の実証実験対象駅を拡大し、タッチ決済による乗車の実証実験も実施しています。これらの取り組みは、利用者の利便性を高め、キャッシュレス化の推進に貢献するでしょう。また、名鉄名古屋駅をメタバース上に再現した「バーチャル名鉄名古屋ステーション」を期間限定で開催するなど、新たな顧客体験の創出にも取り組んでいます。 これらのデジタル化への取り組みは、名鉄が時代の変化に対応し、常にサービス向上を目指していることを示しています。

その他の取り組み

名鉄は、社会貢献活動にも積極的に取り組んでいます。日本将棋連盟と協力して瀬戸線沿線の小学校へ棋士を派遣するなど、地域社会への貢献に力を入れています。また、女性特有の健康課題解消に向けた低用量ピルの無料処方などのサポートを拡大するなど、従業員の健康管理にも配慮しています。さらに、巨大地震発生を想定した総合復旧訓練を実施するなど、防災対策にも取り組んでいます。これらの取り組みは、名鉄が地域社会の一員として責任ある行動をとっていることを示しています。 また、名鉄は「MEITETSU SAKURA PROJECT.」を実施するなど、社会貢献活動にも力を入れています。

名鉄広見線の存廃問題

名鉄広見線の岐阜県内区間（新可児駅～御嵩駅間）は、利用客減少により赤字が続いており、名古屋鉄道は沿線の自治体に対し、来年度限りで財政支援協定を更新しないと通知しました。 名鉄は、路線維持には現在の財政支援に加え、15年間で17億6000万円の追加支援が必要だと説明しており、今後、自治体による路線存続かバス路線への転換かの協議が進められる予定です。 この問題は、地方のローカル線の維持の難しさを改めて浮き彫りにするものであり、今後の自治体と名鉄の協議の行方が注目されます。

雑談力向上委員会

編集部