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UPSIDER、2025年最新動向速報!総合金融プラットフォームへの進化と国内最大級デットファンドの全貌

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はじめに

近年、日本のスタートアップエコシステムは目覚ましい発展を遂げていますが、同時に資金調達や経理業務といった経営課題に直面する企業も少なくありません。そんな中、「挑戦者を支える世界的な金融プラットフォームを創る」というミッションを掲げ、革新的なサービスを提供し続けているのが株式会社UPSIDER(以下、UPSIDER)です。特に2025年に入り、UPSIDERはさらなる飛躍を遂げるための重要な戦略発表や新サービスの展開を加速させています。本記事では、UPSIDERの直近のニュースに焦点を当て、その最新動向を深掘りしながら、今後の展望について詳しく解説していきます。

UPSIDERの「総合金融プラットフォーム」への進化戦略

UPSIDERは2025年7月9日、「事業戦略および新規事業発表会」を開催し、創業7年目を迎える同社が、これまでに培ってきた技術基盤を外部に開放し、総合金融プラットフォームへと進化する戦略を初公開しました。この発表は、日本のSMB(中小企業)金融領域が抱える構造的課題に対し、UPSIDERが独自のAI技術を駆使して解決策を提供するという強い意志を示すものです。

SMB金融領域の課題とUPSIDERのAI技術

日本企業の99.7%を占める中小企業では、「挑戦したい企業」と「支援したいプレイヤー」の間で支援の断絶が長らく存在していました。これは、労働人口の減少、低金利の長期化、金融危機による反動といったマクロ環境要因に加え、挑戦者側の経理人材不足や月次決算の遅れ、財務情報不足による信用証明の困難さ、そして支援者側の高いリスクや収益性の課題が複合的に絡み合っているためです。

UPSIDERは、この断絶を解消するために「AIと人の協働」をコンセプトに技術基盤を構築してきました。特に注目されるのが、従来の決算書に頼らない独自のAI与信モデルです。これにより、設立間もない企業や黒字化前のスタートアップでも、リアルタイムデータを活用することで最大10億円の与信枠を提供できる仕組みを構築しています。この審査は最短数秒で完了し、初回審査もほぼ自動化されているという点は、従来の金融機関にはない圧倒的なスピードと柔軟性を実現しています。

技術基盤の外部開放とエコシステム構築

UPSIDERは、同社が構築してきたこの革新的な技術基盤を外部に開放することで、会計事務所、事業会社、金融機関などからの「UPSIDERの技術を使わせてほしい」という声に応え、業界全体の構造転換を加速させることを決定しました。これにより、他の士業や金融機関もUPSIDERの技術基盤を導入することで、自身の業務効率を高めるだけでなく、顧客に対する信頼を構築し、新規顧客獲得にも寄与することが期待されています。

具体的には、UPSIDERのAI与信モデルを活用することで、金融機関はより迅速かつ柔軟な与信判断が可能となり、スタートアップへの資金供給を加速できます。また、会計事務所は、UPSIDERの提供するSaaS機能や経理代行サービス「UPSIDER AI経理」を活用することで、顧問先の経理業務効率化を支援し、より付加価値の高いサービス提供に注力できるようになるでしょう。

この技術基盤の外部開放は、単に自社のサービスを拡張するだけでなく、中小企業と支援者の間の接点を強化し、挑戦する企業が成長できる持続可能な環境づくりを目指すというUPSIDERのビジョンを具現化するものです。

国内最大級!「UPSIDER BLUE DREAM Growth Fund 2号」設立

UPSIDERのもう一つの大きなニュースは、2025年7月9日に発表された、株式会社みずほフィナンシャルグループ(以下、みずほFG)との合弁事業によるスタートアップ向けデットファンド「UPSIDER BLUE DREAM Growth Fund 2号投資事業有限責任組合」(以下、本ファンド)の設立と、出資総額143億円でのクローズです。

ファンドの規模と目的

本ファンドのクロージングにより、2023年11月に設立された「UPSIDER BLUE DREAM Growth Fund 1号投資事業有限責任組合」(以下、1号ファンド)と合わせた出資総額は、なんと243億円にも達しました。これにより、「UPSIDER BLUE DREAM Fund」は、独立系ベンチャーデットファンドとして国内最大級の規模を誇ることになります。

このファンドの設立背景には、スタートアップが抱える旺盛な資金需要と、多様な資金調達手段の重要性の高まりがあります。特に、昨今の市場環境の冷え込みや上場までの期間長期化といった変化の中で、株式の希薄化を抑えながら成長資金を確保できるベンチャーデットは大きな注目を集めています。

「UPSIDER BLUE DREAM Fund」は、UPSIDERのテクノロジーを活用した新たな与信モデルと、みずほFGが長年培ってきた融資ノウハウ・金融ソリューションを融合することで、挑戦者を支える新たな金融サービスの開発・提供を行っていくことを目的としています。

迅速な与信判断と資金供給

本ファンドの大きな特徴は、その迅速な与信判断と資金供給能力です。UPSIDERが開発したキャッシュフロー予測技術と事業の成長性を考慮した独自の与信モデルを用いることで、平均10営業日以内という短期間で審査を行い、スピーディーな資金供給を実現しています。さらに、銀行APIを活用したリアルタイムのキャッシュフローデータを基にモニタリング機能を強化し、最大10億円規模の融資を提供できる体制を整えているとのことです。

これにより、事業展開が早いスタートアップに対して、最短1週間での与信判断・資金供給といった、これまでにない新たな顧客体験の提供を目指しています。

オープンなプラットフォームとしての広がり

本ファンド設立に際しては、1号ファンド設立時に掲げた「オープンなベンチャーデットのプラットフォームを目指す」という理念が具現化されています。新たに都市銀行、地方銀行、保険会社など異なる業態の国内金融機関7社がLP投資家として参画しており、ファンドの資金供給機能をさらに強化することが可能となりました。

UPSIDERとみずほFGは、この合弁事業を通じて、グロースステージ企業に留まらず、より幅広い顧客の多様な資金ニーズに柔軟かつ迅速に応えていくべく、国内外の投資家のさらなる参加も呼びかけながら、オープンなプラットフォームの構築を目指していく方針です。

UPSIDERの成長を支える多様なサービス展開

UPSIDERは、法人カード「UPSIDER」を中心に、多様なサービスを展開することで、挑戦する企業の成長を多角的に支援しています。2025年に入っても、既存サービスの強化に加え、新たなサービスの提供開始など、その動きは止まりません。

法人カード「UPSIDER」と「PRESIDENT CARD」の進化

主力サービスである法人カード「UPSIDER」は、利用社数が8万社以上(2025年3月末時点)に拡大しており、当初のスタートアップ中心から中小企業へと顧客基盤が大きく広がっています。 「UPSIDER」は、最大10億円以上の利用限度額(前払い・後払い)や、バーチャルカードの発行・管理機能、会計処理の早期化を助けるSaaS機能などを特徴としており、中小企業の財務課題を素早く解決する助けとなっています。

また、2025年2月には、AI与信モデル・AIによる経費処理等の業務効率化機能を持つ経営者向け法人カード「PRESIDENT CARD(プレジデント カード)」の提供を開始しました。このカードは、JALとの提携によりポイントをJALマイルに交換可能であり、経営者の多様なニーズに応える設計となっています。

さらに、法人カード「UPSIDER」は、高度な不正防止を実現する「決済制御ルール設定機能」をリリースするなど、セキュリティ面での強化も図っています。 JR北海道が法人カード「UPSIDER」の全社導入で経理DXを推進し、小口現金の削減に効果を上げている事例も報告されており、その実用性が高く評価されています。

請求書カード払いサービス「支払い.com」の躍進

株式会社クレディセゾンと共同で運営する請求書カード払いサービス「支払い.com」も、UPSIDERの成長を牽引する重要なサービスの一つです。企業間の取引におけるあらゆる銀行振込のお支払いを、ユーザーが持つクレジットカードで決済できるこのサービスは、お支払いをクレジットカードの引き落とし日まで延長することで、ユーザーの資金繰り改善を可能にします。

2025年3月には、「支払い.com」の累計決済額が1,000億円を突破したと発表されており、その利用が急速に拡大していることが伺えます。 このサービスは、事前の書類提出や面談、審査が不要であるという利点も持ち合わせており、中小企業のニーズに特化した形で構築されているのが大きな特徴です。

新規事業「UPSIDER AI経理」の提供開始

2025年6月には、AIに経理業務を丸投げできる新規事業「UPSIDER AI経理」の提供を開始しました。 これは、経理人材不足に悩む中小企業にとって画期的なサービスとなるでしょう。AIが経理業務を代行することで、企業の負担を大幅に軽減し、経営者は本業に集中できる環境を創出します。

デットファイナンスへの貢献

「UPSIDER BLUE DREAM Fund」を通じたベンチャーデットの提供も、UPSIDERの重要なサービスの一つです。このファンドは、スタートアップの旺盛な資金需要に応え、グロースステージの企業を中心に、テクノロジーを活用した迅速な与信判断と資金供給を行っています。 2025年5月末時点で、累計130億円超の貸付を実施しており、株式会社カウシェや株式会社FLUXといった企業への融資実行も発表されています。

ベンチャーデットは、株式の発行を伴わない資金調達手段であり、既存株主の希薄化を避けつつ資金を調達できるため、スタートアップにとって魅力的な選択肢となっています。UPSIDERは、このデットファイナンス市場の発展にも積極的に貢献しており、2025年2月には「ベンチャーデットサミット2025」を共同開催し、業界全体の知見共有とエコシステムの発展を目指しました。

まとめ

2025年のUPSIDERは、「総合金融プラットフォーム」への進化と国内最大級のベンチャーデットファンドの設立という二つの大きな柱を軸に、その存在感を一層強めています。従来の金融サービスの枠を超え、AIとテクノロジーを駆使することで、中小企業やスタートアップが抱える資金調達や経理業務の課題に対し、革新的で迅速なソリューションを提供しているのです。

特に、AI与信モデルの外部開放は、UPSIDERの技術力が社会全体に波及し、日本のSMB金融領域全体の構造転換を加速させる可能性を秘めています。また、「UPSIDER BLUE DREAM Growth Fund 2号」の設立により、累計243億円という国内最大級のデットファンドを運用することで、挑戦意欲の高いスタートアップへの資金供給を強力に後押ししていくでしょう。

法人カード「UPSIDER」や「PRESIDENT CARD」の継続的な進化、「支払い.com」の飛躍的な成長、そして「UPSIDER AI経理」のような新規事業の展開など、UPSIDERは多角的なアプローチで企業の成長を支援しています。創業から7年で年間売上約100億円規模に到達し、年間成長率50%以上という高い成長を維持していることからも、その勢いは明らかです。

UPSIDERの「挑戦者を支える世界的な金融プラットフォームを創る」というミッションは、まさに日本の経済を強くするための重要な鍵となるでしょう。今後もUPSIDERの動向から目が離せません。

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