中居正広さんに関する一連の報道と各局の対応
中居正広さんの「ザ!世界仰天ニュース」降板
日本テレビは1月15日、「ザ!世界仰天ニュース」から中居正広さんが降板することを番組公式サイトで発表しました。 発表文には、「様々なニュースを扱う番組の司会という役割などを鑑み、総合的に判断して、『ザ!世界仰天ニュース』を降板していただくことにいたしました」と記されています。 同番組は笑福亭鶴瓶さんと中居さんのダブルMCで2001年から放送されている人気番組であり、今回の決定は、昨年末に報じられた中居さんに関する女性トラブル報道を受けてのものであると推測されます。 1月7日放送の4時間スペシャルでは中居さんの出演部分がカットされ、1月10日には当面の間、出演を見合わせると発表されていました。 日本テレビは中居さんサイドとの対話を重ねた上で、番組の性質を踏まえ、降板という判断に至ったと報じられています。中居さんもこの決定を了承したとされています。今後のMCについては、現時点では決定事項がないと発表されています。 降板は、騒動後、番組の休止や差し替えが相次いでいる中で、初めてのレギュラー番組降板となります。
フジテレビの記者会見と調査委員会の設置
フジテレビは1月17日、港浩一社長が出席し、中居正広さんに関する女性トラブル報道について初めて記者会見を行いました。会見で港社長は、視聴者や関係者に多大な迷惑をかけたことについて謝罪し、第三者の弁護士を中心とした調査委員会を新たに設置することを発表しました。 調査委員会は、週刊誌報道で指摘された事実関係や会社の対応が適切だったのかを検証する目的で設置され、調査結果がまとまり次第、速やかに公表するとしています。 会見では、2023年6月初旬に女性の異変に気づいた社員が話を聞き、極めてセンシティブな問題であると認識していたこと、女性の意思を尊重し、心身の回復とプライバシー保護を最優先に対応してきたことなどが説明されました。しかし、具体的な対応やトラブルの状況については、プライバシー保護などを理由に回答を控える場面が多く見られました。 また、会見は新聞社などが加盟する記者クラブの要請に基づいて開催され、NHKや民放各社は映像撮影を認められませんでした。 さらに、港社長はトラブルの女性に対し、「活躍を祈ります、という言葉です」とメッセージを送ったことを明らかにしました。
中居正広さんの女性トラブルと解決金
昨年末、一部週刊誌で中居正広さんと女性の間でトラブルが発生し、約9000万円の解決金を支払ったと報じられました。 中居さんは1月9日、自身の公式サイトでトラブルがあったことを認め、双方の代理人を通じて示談が成立し、解決していることを発表しました。 この発表では、今後の芸能活動に支障がないことも主張されていましたが、その後、複数のレギュラー番組が放送を見合わせたり、出演シーンがカットされたりするなど、影響は広がっています。 報道によると、トラブルのきっかけとなった食事会にフジテレビの社員が関与していたとの報道もありましたが、フジテレビは当初、社員の関与を否定するコメントを発表していました。 しかし、1月17日の会見では、2023年6月初旬に女性の異変に気づいた社員からの報告を受けて事態を把握していたことを認めました。
週刊誌報道と各局への影響
複数の週刊誌は、中居さんに関する女性トラブルを報じ、その内容には高額な示談金や、フジテレビ社員の関与についても触れられていました。 これらの報道を受け、中居さんが出演する番組は、放送の延期や出演シーンのカットなどの対応を余儀なくされました。 特に日本テレビの「ザ!世界仰天ニュース」は、中居さんの降板という決定に至っています。 他の番組についても、今後の放送継続や中居さんの出演について、各局が慎重に検討している状況です。 また、フジテレビを傘下にもつフジ・メディア・ホールディングスには、大株主であるアメリカの投資ファンドから第三者委員会の設置を求める書簡が送られるなど、企業ガバナンスの問題も指摘されています。
中居正広さんのコメントと今後の活動
中居正広さんは、1月9日に自身の公式サイトで女性トラブルについてコメントを発表し、トラブルがあったこと、示談が成立したことなどを認めました。 コメントでは、今後の芸能活動に支障はないと主張していましたが、その後、レギュラー番組の降板や放送延期など、芸能活動への影響は避けられない状況となっています。 今後の活動については、現時点では不明な点が多く、今後の展開に注目が集まっています。