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トランプ大統領就任式:2025年1月20日

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就任式典の屋内開催と寒波の影響

2025年1月20日、ドナルド・トランプ氏のアメリカ合衆国大統領就任式が、ワシントンD.C.の連邦議会議事堂で行われました。当初は議事堂外の階段で行われる予定でしたが、就任式当日、ワシントンD.C.を襲うと予想された危険な寒波(最低気温摂氏零下11度、最高気温摂氏零下5度)を考慮し、議事堂内のロタンダ(円形大広間)に変更されました。トランプ氏自身もソーシャルメディアで、極寒の中で人々がけがをするのを避けたいと説明しています。この屋内開催は、1985年のレーガン大統領2期目の就任式以来、40年ぶりとなります。 議事堂外の階段での就任式は近年恒例となっていましたが、寒波による安全上の懸念から、屋内での開催が決定されました。 何十万人もの支持者が集まることが予想されていたため、屋内への変更は参加者数の大幅な制限を意味し、公のイベントでの出席者数にこだわるトランプ氏にとっては、大きな変化となりました。 寒波の影響は就任式典だけでなく、予定されていたパレードにも影響を与え、形式が変更されました。パレードが屋内で行われるかどうかは、情報が公開されていません。就任式当日の極寒を考慮し、就任パレードはワシントン中心部にあるキャピタル・ワン・アリーナで行われ、就任演説のライブビューイングも同アリーナで行われる予定です。トランプ氏も議事堂での宣誓後、キャピタル・ワン・アリーナを訪れる予定です。

大統領令への署名と政策転換

トランプ氏は就任初日、記録的な数の大統領令に署名すると表明しました。19日の集会では、「歴史的なスピードと強さで実行に移す」と述べ、不法移民対策、関税措置、エネルギー政策など、バイデン政権からの大幅な政策転換を強調しました。具体的には、不法移民の強制送還、複数の麻薬カルテルを外国のテロ組織に指定すること、そして「メキシコ待機」政策の復活などが挙げられます。また、エネルギー関連の国家非常事態宣言を行い、国内エネルギー生産の促進や環境規制の削減も目指す見込みです。 CNNやFOXニュースの世論調査では、トランプ氏への支持と反対がほぼ拮抗しており、期待と懸念が入り混じった状況です。 大統領令は、大統領が自身の権限で出す法的拘束力を持つ行政命令です。議会の承認を経ずに政策を実行できるため、政権交代時や野党が議会の多数派を占めている場合などに用いられることが多いです。しかし、議会が大統領令を覆す法律を成立させたり、裁判所で違憲と判断されれば無効となる可能性があります。

各国要人の出席状況と日米関係

トランプ氏の就任式には、各国要人が出席する見込みです。中国からは習近平国家主席の代わりに韓正国家副主席が特別代表として出席しました。これは、中国大使が通常出席する就任式において、高官が派遣される前例のない対応となります。アルゼンチンのミレイ大統領、イタリアのメローニ首相も出席を検討しており、日本からは岩屋外務大臣が出席しました。 一方、オバマ元大統領のミシェル夫人や、トランプ氏と激しく対立してきたペロシ元下院議長は欠席しました。 巨大IT企業のアマゾンやメタは就任式のための基金に寄付したと報じられており、アメリカメディアは次期政権との緊密な関係構築を示唆しています。イーロン・マスク氏、ジェフ・ベゾス氏、マーク・ザッカーバーグCEOなども出席すると報じられています。 林官房長官は、できるだけ早い時期に石破総理大臣との首脳会談を実現し、日米同盟のさらなる強化を図りたいという考えを示しています。

その他のトランプ氏の表明

トランプ氏は就任式前、カリフォルニア州の山火事被災地を24日に訪問する考えを表明しました。また、ケネディ大統領暗殺事件など、政府が機密指定している文書を公開する考えも明らかにしました。これは政府の透明性と説明責任を回復するための最初の1歩だと強調しています。

就任式前日の集会とトランプ氏の演説

トランプ氏は就任式前日の19日、ワシントン市内で「勝利集会」と名付けた集会を開き、演説を行いました。「米国をかつてなく偉大な国にする」と訴え、就任初日に不法移民の強制送還など多数の大統領令に署名すると表明しました。民主党のバイデン政権との決別を宣言し、支持者らに強いメッセージを送りました。 演説では、不法移民対策、減税、インフレ対策、関税措置、エネルギー増産、TikTok対策、連邦政府の多様性推進プログラムの終結、ケネディ元大統領暗殺に関する記録の公開、性転換した選手の女子スポーツからの排除などを約束しました。

就任式に関する豆知識

* 就任式典は、議事堂内のロタンダで行われ、一般人も参加可能でした。ただし入場券は事前販売されており、既に受付は終了しています。
* 1985年のレーガン大統領2期目の就任式も、寒波の影響で議事堂内で執り行われました。
* 米国史上初の就任式は1789年、ニューヨークのフェデラルホールで行われました。
* 最も任期が短かった大統領は、1841年に就任から32日後に亡くなったウィリアム・ヘンリー・ハリソン大統領です。

就任式の視聴方法

就任式当日はワシントンD.C.で極寒が予想されるため、関係者以外の人々は屋内での視聴が推奨されています。NBC、ABCなどの米主要ニュースネットワークや、YouTube、ホワイトハウス公式ウェブサイトなどでライブ配信が行われました。

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