松坂桃李主演日曜劇場「御上先生」：教育改革と権力闘争のオリジナルストーリー

松坂桃李、日曜劇場初主演

俳優の松坂桃李が、TBS系日曜劇場で初主演を務めることが発表されました。本作「御上先生」は、東大卒のエリート文科省官僚が、私立高校への出向を命じられ、教壇に立つという完全オリジナルストーリーです。松坂桃李は、過去に官僚と教師の両方の役を演じた経験があり、制度を作る側と、制度に苦しめられる側の両方を兼ねる「官僚教師」という役どころをどのように表現するのか、大きな期待が寄せられています。 このドラマは、「日本の教育を変えよう」という強い意志を持って官僚になった主人公が、現実の教育現場や官僚組織の歪みと対峙し、権力に立ち向かう姿を描いています。 「考える力」を育む教育改革を掲げながらも、実際には大人の権力争いに翻弄される子供たちの姿を通して、日本の教育制度の現状と問題点を浮き彫りにする内容となっています。 さらに、松坂桃李は、本作を「第二の分岐点」と表現しており、俳優としてステップアップしていく決意を表明しています。プロデューサーの飯田和孝氏も、松坂桃李の演技力と、このドラマを踏み台に俳優として成長していきたいという意欲に期待を寄せています。

物語の舞台とテーマ

「御上先生」は、子供たちが学ぶ「学校」と、大人が働く「文科省」という、一見すると別次元の二つの舞台を中心に物語が展開します。 主人公は、文部科学省のエリート官僚として教育改革を目指しますが、官僚組織の閉塞感や、大人の権力闘争に翻弄される現実を目の当たりにします。 そこで、現場から教育を変えようと私立高校へ出向し、生徒たちと共に権力に立ち向かう決意をするのです。 未来を夢見る子供たちが、大人たちの権力によって犠牲になっている現実を描き、教育のあるべき姿とは何かを問いかける、大逆転教育再生ストーリーとなっています。 脚本は、松坂桃李主演映画「新聞記者」でも知られる詩森ろばが担当し、プロデューサーには日曜劇場「ドラゴン桜」「VIVANT」「アンチヒーロー」などを手掛けた飯田和孝氏が就任しています。 TBSとしては、「ドラゴン桜」(2021年)以来となる学園ドラマであり、高い期待が寄せられています。

キャストとスタッフ

主人公の御上孝役を松坂桃李が演じます。 彼を取り巻く主要キャストには、吉岡里帆、岡田将生、及川光博、常盤貴子、北村一輝などが名を連ねています。 さらに、御上が担任を務める高校3年2組の生徒29人は、オーディションで選ばれた次世代を担う若手俳優陣が演じます。 脚本は、演劇界で活躍する詩森ろばが担当し、プロデューサーは飯田和孝氏が務めます。 詩森ろばは、松坂桃李主演映画「新聞記者」で日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞しており、本作がゴールデン帯連続ドラマの脚本初挑戦となります。飯田和孝氏は、近年話題となった日曜劇場作品を数多く手がけてきたベテランプロデューサーです。 これらの豪華なキャストとスタッフ陣によって、質の高いドラマ制作が期待されます。

主題歌と初回視聴率

本作の主題歌は、ONE OK ROCKの新曲「Puppets Can’t Control You」に決定しました。 この曲は、ドラマが描く「社会の不条理への挑戦」と共鳴し、社会への反感や怒りなどを表現した、攻撃的でダイナミックなロックナンバーに仕上がっているとのことです。 初回放送の平均世帯視聴率は12.2％（ビデオリサーチ調べ、関東地区）を記録し、「VIVANT」の初回視聴率11.5％を上回る好スタートを切りました。 日曜劇場は、昨年1月期放送の「Get Ready!」から9作連続で初回視聴率が2桁を記録しており、本作もその流れを継承しました。

その他の情報

12月8日に放送された日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」内で、「御上先生」のティザー映像が初公開されました。12月14日には、生徒役のキャストが発表されています。 また、TikTokではスピンオフショートドラマが毎週公開される予定で、全国ネットのドラマとしては初の試みとなっています。

雑談力向上委員会

編集部