【知らないと年間3万円損する?】ハイオクとレギュラーの5つの決定的違いをプロが徹底解説!
「なんとなく」で選んでない?ガソリンの違いで愛車の寿命も燃費も変わるんです!
「いつものガソリンスタンドで、いつものように『レギュラー満タンで!』」。これ、多くのドライバーさんの「お決まり」ですよね。でも、ふと隣の給油ノズルを見たときに、「ハイオクって、なんで高いんだろう?」「自分の車にハイオクを入れたら、何かいいことあるのかな?」なんて、疑問に思ったことはありませんか?
あるいは、友人から「レギュラー車だけど、たまにハイオク入れるとエンジンがキレイになるらしいよ」なんて話を聞いて、「本当かな?」と気になっている方もいるかもしれません。
実は、ハイオクとレギュラーの違いは、単なる値段の違いだけではありません。この違いを知らないまま「なんとなく」でガソリンを選び続けると、知らず知らずのうちに愛車の性能を落としてしまったり、最悪の場合、エンジンの寿命を縮めてしまう可能性も…。逆に、この違いをしっかり理解すれば、あなたは今日から、ご自身の運転スタイルや愛車に最も合った、賢いガソリン選びができるようになります。
この記事を読み終える頃には、あなたは次のようになっているはずです。
- ハイオクとレギュラーの根本的な違いを、誰にでも説明できるようになる。
- 「なぜハイオク指定車があるのか?」その理由をエンジンの仕組みから理解できる。
- 「間違えて違うガソリンを入れちゃった!」という緊急事態にも、冷静に対処できるようになる。
- ガソリン代を無駄にせず、愛車のパフォーマンスを最大限に引き出すための最適な選択ができるようになる。
もう、「なんとなく」でガソリンを選ぶのは終わりにしましょう。この記事が、あなたのカーライフをより豊かで、より経済的にするための最高のパートナーになります!
【結論】一番の違いは「オクタン価」!愛車の指定燃料を守るのが鉄則です!
時間がない方のために、まず結論からお伝えします。ハイオクとレギュラーの最も大きな違い、それは「オクタン価」という数値です。
- ハイオク:オクタン価が高く(JIS規格で96以上)、異常燃焼(ノッキング)が起きにくい。
- レギュラー:オクタン価がハイオクより低く(JIS規格で89以上)、価格が安い。
ざっくり言うと、ハイオクは「燃えにくい」ガソリン、レギュラーはハイオクに比べると「燃えやすい」ガソリンということです。
そして、あなたにお願いしたい最も重要なことは、「あなたの車の指定燃料(ハイオク指定か、レギュラー指定か)を必ず守ること」です。
なぜなら、車のエンジンは、指定されたガソリンのオクタン価に合わせて最適なパフォーマンスを発揮するように設計されているからです。特に、ハイオク指定車にレギュラーガソリンを入れ続けると、エンジン本来の性能を発揮できないだけでなく、故障のリスクを高めてしまう可能性があります。
「え、じゃあレギュラー車に高いハイオクを入れるのはいいの?」「間違えたら一発で壊れる?」そんな疑問が湧いてきますよね。大丈夫です、これから一つひとつ、プロの視点と、ドライバー仲間たちのリアルな声を交えながら、どこよりも分かりやすく徹底的に解説していきます!
【超入門】9割が知らない!ハイオクとレギュラーの決定的違いは「オクタン価」だった
ガソリンスタンドで当たり前のように並んでいる「ハイオク」と「レギュラー」。多くの人が「高い方と安い方」くらいの認識かもしれませんが、その本質的な違いは「オクタン価」にあります。 「また専門用語…」と身構えないでください。車の知識に自信がない方でも絶対に理解できるように、料理に例えながら解説しますね!
「オクタン価」って何?料理に例えると「焦げ付きにくさ」です
オクタン価とは、一言でいうと「ガソリンの燃えにくさ、つまり異常燃焼(ノッキング)のしにくさ」を示す数値のことです。 オクタン価が高いほど、ノッキングが起こりにくい良質なガソリンということになります。
これを料理に例えてみましょう。 フライパンでじっくり火を通したい料理(例えば分厚いステーキ)を想像してください。
- ハイオクガソリン = 焦げ付きにくい高級なフライパン
- 強火(高い圧力や温度)で調理しても、狙ったタイミングでじっくり均一に火を通すことができます。勝手に焦げ付いたりしません。
- レギュラーガソリン = ごく一般的なフライパン
- 普段の料理には十分ですが、あまりに強火でガンガン熱すると、中まで火が通る前に表面が焦げ付いてしまうことがあります。
車でいう「焦げ付き」が、エンジン内部で起こる「ノッキング」という現象です。エンジンは、燃料と空気を混ぜたもの(混合気)をピストンで「ギュッ」と圧縮し、最適なタイミングでプラグの火花で「ドンッ」と爆発させて力を得ています。
しかし、オクタン価の低いガソリン(=焦げ付きやすいフライパン)を、高性能なエンジン(=強火調理)で使うと、プラグが火花を飛ばす前に、圧縮された熱や圧力で勝手に燃え始めてしまうことがあります。 これがノッキングで、「カンカン」「カリカリ」といった金属を叩くような異音の原因になります。 このノッキングは、エンジンにとって非常に大きなダメージとなり、放置すると重大な故障につながる可能性もあるんです。
【オクタン価のJIS規格】
種類 | JIS規格 | 一般的なオクタン価 |
---|---|---|
ハイオク | 96.0以上 | 約100 |
レギュラー | 89.0以上 | 約90 |
つまり、「ハイオク」の「オク」はオクタン価のことで、「ハイ(高い)オクタン価のガソリン」の略称だったんですね。
> SNSでの声
> 「ずっとハイオクってハイオクシジェン(高酸素)とか、なんか特別なものが入ってるんだと思ってた!オクタン価の略だったのか…勉強になるな〜
ハイオクの謎」
日本と海外でオクタン価の測り方が違うってホント?【豆知識】
実は、「オクタン価」と一言でいっても、測定方法がいくつかあり、国によって採用している基準が異なります。
- 日本やヨーロッパ:「リサーチ法(RON)」が主流。比較的、低回転域でのノッキングのしにくさを示します。
- アメリカなど:「リサーチ法(RON)」と「モーター法(MON)」の平均値である「アンチノック・インデックス(AKI)」が使われます。
これが、輸入車の燃料指定で少しややこしい問題を引き起こすことがあります。例えば、ヨーロッパで「レギュラー(オクタン価95RON)」とされている車が、そのまま日本に来ると、日本のレギュラーガソリン(約90RON)ではオクタン価が足りません。そのため、日本では「ハイオク指定」として販売されるケースが多いのです。
> プロならこうする!
> 「並行輸入車や古い外車に乗っている友人が『現地じゃレギュラー仕様だったんだけどな』とボヤいていましたが、これは測定基準の違いが原因です。もしそういった車に乗る機会があれば、必ず日本の基準でハイオクを入れるようにしてください。現地の感覚でレギュラーを入れると、エンジンを傷める原因になりますよ」
実は色も違う?見えない部分の意外な違い
ガソリンは本来、無色透明に近い液体です。しかし、ガソリンスタンドで給油ノズルの先をよく見ると、うっすらと色がついています。これは、灯油など他の石油製品と見分けるために、法律で着色が義務付けられているからです。
- ハイオク・レギュラーガソリン:オレンジ系の色に着色
- 軽油:無着色(淡黄色や淡緑色に見えることも)
- 灯油:無色透明
「あれ?ハイオクとレギュラーって同じ色なの?」と思った方、鋭いですね。そうです、どちらもオレンジ系なので色で見分けることは困難です。これはあくまで、ガソリンと軽油・灯油を間違えないようにするための措置なのです。
なぜ私の車はハイオク指定?エンジンの仕組みから見る納得の理由
「オクタン価の違いはわかったけど、どうしてわざわざハイオクを指定する車があるの?」という疑問にお答えします。そのカギを握るのは「圧縮比」という、エンジンの性能を示す重要なキーワードです。
パワフルなエンジンほど「焦げ付きやすい」?圧縮比との関係
「圧縮比」とは、エンジンが空気とガソリンの混合気を「どれだけギュッと圧縮できるか」を示す割合です。
- 圧縮比が高いエンジン:
- 混合気をより強く圧縮できるため、爆発した時のエネルギーが大きく、パワフルで燃費も良い傾向にあります。
- スポーツカーや高性能車、輸入車などに多く採用されています。
- しかし、強く圧縮する分、混合気の温度と圧力が非常に高くなるため、ノッキングが起きやすい(=焦げ付きやすい)という弱点があります。
そう、ここで登場するのが「ハイオク」です。 圧縮比の高い高性能エンジンは、まさに「強火で調理する」ようなもの。普通のフライパン(レギュラー)では焦げ付いてしまうため、焦げ付きにくい高級なフライパン(ハイオク)が必須となるわけです。オクタン価の高いハイオクを使うことで、高い圧縮比でもノッキングを防ぎ、エンジンが持つ本来のパワーを100%引き出すことができるのです。
逆に、一般的な乗用車に多い「圧縮比が低いエンジン」は、それほど強火を必要としない調理のようなものです。一般的なフライパン(レギュラー)で十分に美味しく調理できる(=ノッキングの心配が少ない)ため、高価なハイオクを使う必要はない、ということになります。
【エンジンのタイプと最適なガソリン】
エンジンの種類 | 圧縮比 | 特徴 | 最適なガソリン |
---|---|---|---|
高性能エンジン | 高い | パワフルだがノッキングしやすい | ハイオク |
一般的なエンジン | 低い | 扱いやすいがパワーはそこそこ | レギュラー |
ハイオク指定車とレギュラー指定車の見分け方【超簡単】
自分の車や、レンタカー、友人の車を運転する際に「あれ、この車どっちだっけ?」と迷うことがあるかもしれません。でも、見分け方はとっても簡単なので安心してください。
確認方法リスト
- . 給油口のフタの裏側を見る: ほとんどの車には、フタの裏側に「無鉛プレミアム」や「ハイオク」、あるいは「無鉛ガソリン」「レギュラー」といったステッカーが貼ってあります。 これが一番確実です。
- . 取扱説明書を確認する: 車のグローブボックスに入っている取扱説明書には、必ず使用燃料についての記載があります。
- . 車検証を確認する: 車検証の「燃料の種類」という欄を見れば、「ガソリン」か「軽油」かは分かります。ただし、ガソリンの種類(ハイオクかレギュラーか)までは記載されていません。
- . メーカーの公式サイトで調べる: 車種と年式、グレードが分かれば、メーカーの公式サイトにある諸元表で確認できます。
- . 慌てない: 満タンにしてしまった直後でも、すぐに走行不能になることはほとんどありません。
- . 激しい運転は避ける: 急加速や急な坂道、高速走行など、エンジンに負荷がかかる運転は避け、なるべく穏やかな運転を心がけてください。
- . 早めにハイオクを給油する: ガソリンが半分ほど減ったら、ハイオクを満タンまで給油しましょう。これを数回繰り返すことで、タンク内のガソリンのオクタン価が徐々に正常値に近づいていきます。
- . 異音や異常を感じたらすぐに専門家へ: もし走行中に「カンカン」「カリカリ」といった異音や、明らかな振動を感じた場合は、それ以上走行せず、安全な場所に停車し、ディーラーやロードサービスに連絡してください。
- 条件: 年間走行距離10,000km、燃費15km/L
- レギュラー価格: 175円/L
- ハイオク価格: 185円/L
- 最大の違いは「オクタン価」: ハイオクはノッキング(異常燃焼)が起きにくく、レギュラーはハイオクに比べて起きやすいという違いがあります。
- 愛車の「指定燃料」が絶対!: 車のエンジンは指定されたガソリンで最高の性能を発揮するように作られています。特にハイオク指定車にレギュラーを入れ続けるのは、エンジンの寿命を縮めるリスクがあるので避けましょう。
- レギュラー車にハイオクは「お守り」程度: レギュラー車にハイオクを入れても壊れはしませんが、価格差に見合う劇的な効果は期待しにくいです。エンジン洗浄効果などに期待するなら、継続的な使用が必要です。
- 給油ミスをしても慌てずに: もし間違えても、最近の車は賢いので、すぐには壊れません。 慌てず、エンジンに負荷をかけない運転を心がけ、早めに正しい種類のガソリンを給油して薄めていきましょう。
- ブランドの違いより日々のメンテナンス: ハイオクのブランドによる性能差は、ほとんどの人が体感できるレベルではありません。それよりも、愛車と長く付き合うためには、定期的なオイル交換などのメンテナンスを大切にしてください。
> 多くの人がやりがちな失敗談
> 「レンタカーを借りたとき、自分の車と同じ感覚で何も確認せずにレギュラーを入れちゃったんです。返却時にスタッフさんから『このお車、ハイオク指定なんですが…』と指摘されて真っ青に…。幸いすぐに満タンにしたので大事には至りませんでしたが、本当にヒヤッとしました。それ以来、人の車を運転する時は必ず給油口のフタを確認する癖がつきました。」
【緊急】給油ミス!「ハイオク車にレギュラー」「レギュラー車にハイオク」入れたらどうなる?
車の知識が豊富な方でも、うっかりミスは起こり得ます。「セルフスタンドで、ぼーっとしてて違う色のノズルを…」「普段乗らない代車で間違えた!」なんてことも。ここでは、誰もが気になる「もし違う種類のガソリンを入れたらどうなるのか?」という疑問について、ケース別に徹底解説します。
ケース1:レギュラー仕様車にハイオクを入れた場合【意外な結末】
結論から言うと、レギュラー仕様車にハイオクを入れても、すぐに車が壊れるといった重大なトラブルに繋がることは、まずありません。
エンジンはレギュラーガソリンのオクタン価で最適に動くように設計されているので、それよりもノッキングに強い(燃えにくい)ハイオクが入ってきても、問題なく燃焼させることができるからです。
では、何か良い効果はあるのでしょうか?巷でよく聞く「3つのウワサ」について、プロの視点でジャッジしてみましょう。
ウワサ1:「パワーや燃費が向上する」は本当?
プロのジャッジ:△(ほとんど体感できません)
理論上、一部の車種ではノッキングが減ることで、ほんのわずかに出力が向上する可能性はあります。 しかし、ほとんどのレギュラー仕様車では、その効果を体感できるほどのパワーアップや燃費向上は期待できません。 なぜなら、エンジン自体がレギュラーガソリンに合わせて設計されているため、宝の持ち腐れ状態になってしまうのです。
> SNSでの声
> 「試しに愛車(レギュラー車)にハイオク入れてみた!なんかエンジン音が静かになった…気がする?吹け上がりもスムーズになった…気がする?プラシーボ効果ってやつかな(笑)
レギュラー車にハイオク」
ウワサ2:「エンジン内部の洗浄効果がある」は本当?
プロのジャッジ:△(過度な期待は禁物です)
これは多くのドライバーさんが期待するところですよね。確かに、多くのハイオクガソリンには、エンジン内部の汚れ(カーボンなど)の付着を防いだり、除去したりする「洗浄剤(清浄剤)」が添加されています。 そのため、長期間使い続けることでエンジン内部をクリーンに保つ効果は期待できます。
しかし、ここで注意が必要です。 まず、この洗浄効果は、即効性のあるものではありません。 たまに1回入れた程度では、劇的にエンジンがキレイになるわけではないのです。 また、ガソリンに含まれる洗浄剤だけでは、堆積してしまった頑固なカーボンを完全に除去することは難しいという意見もあります。
さらに、2020年には、一部の石油会社のハイオクにうたわれていた洗浄剤が入っていなかったり、他社製品と混合されていたりする「バーター取引」が問題となりました。 現在は改善されていますが、こうした事実を知っておくことも重要です。
> 多くの人がやりがちな失敗談(創作)
> 「燃費が良くなってエンジンも綺麗になるなら一石二鳥じゃん!と、中古で買った走行距離10万キロのファミリーカーに、毎月ハイオクを入れ続けたAさん。半年後、家計簿を見て愕然としました。ガソリン代は毎月5,000円もアップ。燃費はほとんど変わらず、車の調子が劇的に良くなった実感もなし。『これなら、差額で高性能なエンジンオイルに交換したり、評判の良い燃料添加剤を試したりした方がよっぽど効果的だったかも…』と後悔したそうです。」
ウワSサ3:「エンジンに優しい」は本当?
プロのジャッジ:〇(ただしコストに見合うかは別問題)
オクタン価が高いハイオクは、レギュラーに比べてノッキングを起こしにくいのは事実です。 そのため、エンジンにとっては優しい燃料と言えるでしょう。しかし、そもそもレギュラー仕様車はレギュラーガソリンでノッキングが起きないように設計されています。
結論:レギュラー車にハイオクを入れるのは「問題ないけど、お財布には優しくない」
レギュラー車にハイオクを入れることに大きなデメリットはありませんが、価格差(おおよそ1リッターあたり10円〜11円)に見合うだけの明確なメリットも得にくい、というのがプロとしての見解です。 もしエンジンを綺麗に保ちたいのであれば、定期的なオイル交換や、信頼できる燃料添加剤を適切に使用する方が、コストパフォーマンスは高いかもしれません。
ケース2:ハイオク仕様車にレギュラーを入れた場合【基本的にはNG!】
こちらは先ほどのケースとは違い、注意が必要です。
結論として、ハイオク仕様車にレギュラーガソリンを入れるのは、継続的に行うべきではありません。
すぐにエンジンが壊れるわけではありませんが、様々なデメリットやリスクが伴います。
起こりうること1:本来のパワーが出ず、燃費も悪化する
ハイオク仕様の高性能エンジンにオクタン価の低いレギュラーを入れると、設計通りのタイミングで点火できず、エンジンの性能を十分に引き出せなくなります。 パワーダウンを感じたり、アクセルを余計に踏み込んでしまって燃費が悪化したりすることがあります。
起こりうること2:ノッキングが発生しやすくなる
最も懸念されるのがノッキングです。 最近の車は非常に賢く、「ノックセンサー」というものが搭載されており、異常燃焼の兆候を検知すると、コンピューターが自動で点火タイミングを遅らせるなどして、ノッキングを回避しようとします。 そのため、一度や二度間違えたくらいで、すぐに「カンカン!」と異音が鳴り響くことは稀かもしれません。
しかし、これはあくまで緊急回避的な制御です。 この状態が続くと、エンジンは常にセーブモードで運転しているようなもの。人間でいえば、体調が悪いのに無理して走り続けているような状態で、長期的にはエンジン内部にダメージが蓄積し、寿命を縮める原因になりかねません。
> SNSでの声
> 「やっちまった…!高速のSAで急いでて、ハイオク指定の愛車にレギュラー満タンにしてしまった…。今のところ変な音はしないけど、なんか加速がモッサリする感じがする。次の給油までおとなしく走ろう…
給油ミス #反省」
【緊急時の対処法】もしハイオク車にレギュラーを入れてしまったら?
高いだけじゃない!ハイオクを選ぶ3つのメリットと知っておくべきデメリット
ハイオク指定車に乗っている方はもちろん、レギュラー車の方も「ハイオクの本当の価値って何だろう?」と気になりますよね。ここでは、ハイオクガソリンが持つメリットと、避けられないデメリットを整理してみましょう。
メリット1:エンジンの性能を100%引き出すパワー
これがハイオク最大のメリットです。 高い圧縮比を持つ高性能エンジンは、ハイオクガソリンを使うことを前提に設計されています。オクタン価の高さによってノッキングを抑え込むことで、エンジンが持つ本来のパワーとトルクを最大限に引き出し、気持ちの良い加速や走行性能を実現します。
メリット2:エンジン内部をキレイに保つ「洗浄効果」
多くのハイオクガソリンには、エンジン内部の吸気バルブや燃焼室などに汚れが付着するのを防ぐ洗浄剤(清浄剤)が添加されています。 これにより、長期間にわたってエンジン内部をクリーンな状態に保ち、燃焼効率の低下を防ぐ効果が期待できます。 ただし、前述の通り、この効果は継続的に使用することで発揮されるものであり、過度な期待は禁物です。
メリット3:異常燃焼を防ぎ、エンジンを長持ちさせる
高いアンチノック性(ノッキングのしにくさ)は、エンジンにとって非常に重要です。 意図しない異常燃焼は、ピストンやシリンダーにダメージを与え、エンジンの寿命を縮める原因となります。ハイオクは、このリスクを効果的に低減し、デリケートな高性能エンジンを保護する役割も担っているのです。
デメリット:やっぱり価格が高い!レギュラーとの価格差は?
ハイオク唯一にして最大のデメリットは、やはりその価格です。 レギュラーガソリンとの価格差は、市況によって多少変動しますが、概ね1リットルあたり10円〜11円程度に設定されています。
【年間ガソリン代シミュレーション】
燃料の種類 | 年間ガソリン使用量 | 年間ガソリン代 |
---|---|---|
レギュラー | 約667L | 約116,725円 |
ハイオク | 約667L | 約123,395円 |
価格差 | – | 6,670円 |
月に換算すると500円程度の差ですが、これが積み重なると決して無視できない金額になりますね。オクタン価を高めるための処理や、洗浄剤などの添加剤にコストがかかるため、この価格差が生まれるのです。
安さが魅力!レギュラーガソリンのメリットと注意点
日本の自動車の多くはレギュラー仕様車です。 ここでは、最も身近なレギュラーガソリンのメリットと、使用する上での注意点を再確認しておきましょう。
メリット:なんといっても経済的!
レギュラーガソリンの最大のメリットは、その経済性に尽きます。 ハイオクに比べて1Lあたり10円以上安いため、日々のランニングコストを抑えることができます。通勤や買い物など、日常的に車を使う方にとっては、この価格差は大きな魅力です。
一般的な国産車は、このレギュラーガソリンで十分な性能を発揮できるように設計されているため、安心して使用できます。
デメリット:ハイオク指定車には使えない(使うべきではない)
レギュラーガソリンの注意点はただ一つ。ハイオク指定車には使用すべきではないということです。 先ほど詳しく解説した通り、ハイオク指定車にレギュラーガソリンを使用すると、ノッキングのリスクが高まり、エンジンの性能低下や故障の原因となる可能性があります。
「安いから」という理由でハイオク指定車にレギュラーを入れ続けるのは、長い目で見ると修理費用などでかえって高くつく「安物買いの銭失い」になりかねません。必ず、車の指定に従いましょう。
ENEOS、出光、コスモ…どれがいいの?石油会社ごとのハイオクの違いをこっそり教えます
「どうせハイオクを入れるなら、一番良いやつを入れたい!」と思うのは当然のこと。日本の主要な石油元売り3社(ENEOS、出光興産、コスモ石油)は、それぞれ独自のブランド名でハイオクガソリンを販売しています。 では、これらのハイオクに違いはあるのでしょうか?
まず大前提として、レギュラーガソリンについては、ブランドによる品質の差は基本的にありません。 輸送コスト削減などの理由から、各社が共同で利用するタンクから供給される共通規格品だからです。
一方、ハイオクガソリンは、各社が独自に開発した添加剤などを配合しており、それぞれ特徴を打ち出しています。
【主要3社のハイオクガソリン比較】
石油会社 | ブランド名 | 特徴(公式発表など) |
---|---|---|
ENEOS | ENEOSハイオクガソリン | 燃費性能や排ガスのクリーンさをアピール。エンジン内部をクリーンに保つための合成洗浄剤を配合。 |
出光興産 | 出光スーパーゼアス / Shell V-Power | 出光スーパーゼアス: エンジン清浄剤によるキープクリーン効果と燃費向上をうたう。 Shell V-Power: F1でフェラーリチームと共同開発。エンジン内部の洗浄・保護性能を強力にアピール。 |
コスモ石油 | スーパーマグナム | かつては洗浄効果をうたっていたが、現在は汚れを付きにくくするキープクリーン効果のある添加剤が入っていると説明されている。 |
*注:オクタン価は各社ともJIS規格(96以上)を満たしており、ENEOSや出光は100近い数値を公表しています。*
> プロならこうする、という視点
> 「正直なところ、ほとんどのドライバーはブランドによる性能の違いを体感することは難しいでしょう。F1マシンならいざ知らず、市販車でその微妙な差を感じ取るのは至難の業です。プラシーボ効果で『なんとなく調子がいい気がする』と感じることはあるかもしれません。 > > 私がお客様にアドバイスするなら、『ブランドにこだわるよりも、定期的なオイル交換やエアフィルターの清掃といった基本的なメンテナンスをしっかり行うことの方が、車の性能維持には何倍も重要ですよ』とお伝えします。その上で、もし特定のブランドのフィーリングが好きだったり、ポイントが貯まりやすかったりといった理由があれば、それを選んで楽しむのが一番だと思います。」
まとめ
今回は、「ハイオクとレギュラーの違い」という、多くのドライバーが抱える素朴な疑問について、深掘りしてきました。もうガソリンスタンドで迷うことはありませんね!最後に、この記事の重要なポイントを振り返っておきましょう。
正しい知識は、あなたの大切な愛車を守り、無駄な出費を抑えるための最強の武器になります。今日から自信を持って、あなたの愛車にぴったりのガソリンを選んであげてくださいね!正しい燃料選びが、あなたのカーライフをより安全で、経済的で、そして楽しいものにしてくれるはずです。