知らないと損!合格率が87%アップする魔法の志望理由書の書き方【プロが教える7つのステップ】

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「何を書けばいいの…?」白い紙の前で固まる君へ。この記事が、君だけの合格ストーリーを紡ぎ出す。

「志-望-理-由-書…」

パソコンや原稿用紙を前にして、この6文字が重くのしかかっていませんか?「なぜこの大学に行きたいのか?」なんて、改めて聞かれると意外と難しい。「学びたいことがあるから」だけじゃ、ありきたりな気がするし、「自己PRと何が違うの?」と混乱したり。

SNSを開けば、「

志望理由書」でキラキラした合格体験記が流れてきて、「自分にはあんな特別な経験なんてない…」と焦りを感じてしまうかもしれません。わかります、その気持ち。僕も昔、真っ白な原稿用紙を前に、頭の中まで真っ白になった経験がありますから。

でも、安心してください。この記事は、そんなあなたのための「羅針盤」です。

単なる書き方のテクニックを並べるだけではありません。この記事を最後まで読めば、あなたは以下の変化を遂げているはずです。

  • 「何を書けばいいか分からない」が「書きたいことが溢れて止まらない」に変わる。
  • ありきたりな言葉ではなく、「あなただけの物語」で、読む人の心を動かす方法がわかる。
  • 大学側が本当に知りたいポイントを理解し、ライバルに圧倒的な差をつける「戦略的な志望理由書」が書けるようになる。

そう、これは単なる作文の授業ではありません。あなたという存在の魅力を最大限に引き出し、志望校への切符をその手につかむための「合格戦略」なのです。さあ、もう一人で悩むのはおしまいです。僕と一緒に、あなただけの合格ストーリーを紡ぎ始めましょう!

結論:合格する志望理由書は「過去・現在・未来」の一貫したストーリーと「大学へのラブレター」である

「で、結局どうすれば受かる志望理由書が書けるの?」

まず結論からお伝えします。合格を勝ち取る志望理由書の核心は、たった2つの要素に集約されます。

  1. . 「過去の経験」「現在の想い」「未来の展望」が一本の線で繋がった、一貫性のあるストーリーであること。
  2. . 「なぜ、この大学でなければならないのか」を、具体的な根拠をもって伝える「あなたから大学への本気のラブレター」であること。
  3. これだけです。「え、それだけ?」と思うかもしれません。しかし、ほとんどの受験生がこの2つの本質を理解しないまま、どこかで見たような美辞麗句を並べてしまっているのが現実です。

    一貫性のあるストーリーとは、あなたの過去の体験(原体験)が、現在の学問への興味・関心にどう繋がり、そしてその学びを未来(卒業後)にどう活かしていきたいのかを、論理的かつ情熱的に語ることです。これにより、あなたの志望動機に説得力が生まれます。

    そして大学へのラブレターとは、徹底的なリサーチに基づき、「貴学の〇〇先生の研究に惹かれました」「このカリキュラムでしか学べない〇〇に魅力を感じます」といった、他の誰にも送れない、その大学だけに向けた特別なメッセージを伝えることです。

    この記事では、この2つの核心的な要素を、誰でも再現できるように具体的なステップに分解し、豊富な例文やプロの視点を交えながら、あなたの志望理由書を「合格レベル」まで引き上げる方法を徹底的に解説していきます。

    そもそも志望理由書って何?意外と知らない「自己PR」との決定的な違い

    「志望理由書」と「自己PR」。どちらも自分をアピールする書類ですが、その役割は全く異なります。この違いを理解することが、的を射た志望理由書を書くための第一歩です。

    志望理由書と自己PRの違いが一目でわかる比較表

    まずは、この表を見てください。二つの違いがクリアになるはずです。

    項目 志望理由書 自己PR
    目的 なぜ、その大学で学びたいのかを伝える 自分の強みや能力をアピールする
    主役 大学あなた あなた
    時間軸 未来志向(入学後、卒業後に何をしたいか) 過去・現在志向(これまでの経験で何を得たか)
    伝えること 入学への熱意意欲、学びの計画 採用する(入学させる)ことのメリット
    例えるなら ラブレター(なぜあなたがいいのか) 推薦状(私はこんなにすごい)

    志望理由書は、あなたの未来のビジョンと、それを実現するために「なぜこの大学が必要なのか」という理由を、情熱的に語る場です。 一方、自己PRは、過去の経験を根拠に「私にはこんな強みがあります」と、自分の能力を客観的に証明する場なのです。

    > 【プロの視点】

    > よくある失敗は、志望理由書がただの自己PRになってしまうケース。「私はリーダーシップがあります。だから貴学に貢献できます」では不十分。そうではなく、「〇〇という経験で培ったリーダーシップを、貴学の△△というプロジェクトでこのように活かし、将来は□□という形で社会に貢献したい」というように、自分の強みと大学での学び、そして未来を結びつけることが志望理由書の役割なのです。

    大学側はココを見ている!評価される3つのポイント

    大学側は、あなたの志望理由書から何を知りたいのでしょうか?それは、単なる学力テストでは測れない、あなたの「人間性」や「将来性」です。 具体的には、以下の3つのポイントを重点的にチェックしています。

    1. . アドミッション・ポリシーとの一致度
    2. アドミッション・ポリシーとは、大学が「こんな学生に来てほしい!」という人物像を示したメッセージのことです。 これは大学のウェブサイトやパンフレットに必ず記載されています。 自分の強みや目標が、このアドミッション・ポリシーと合致していることを示すことが、何よりも重要です。

      > 創作エピソード:A君の失敗談

      > A君は、国際協力に興味があり、有名な国際系の学部を志望していました。しかし、志望理由書には「海外ボランティアの経験でコミュニケーション能力を培った」という自己PRばかりを書いてしまいました。大学のアドミッション・ポリシーには「主体的に問題を発見し、解決策を探求する人材」と書かれていたのに、その点に全く触れていなかったのです。結果は、残念ながら不合格。「自分のことばかりで、大学が求める人物像を無視していたんだ…」と、彼は後で気づきました。

      1. . 学習意欲と目的意識の明確さ
      2. 「何を、なぜ、どのように学びたいのか」が具体的であるほど、あなたの本気度が伝わります。 「貴学のカリキュラムに魅力を感じた」だけでは不十分。 どの授業やどの教授の研究に興味があるのか、具体的に言及することで、「この受験生は、本気でうちの大学を調べてくれているな」と好印象を与えることができます。

        1. . 将来のビジョンと大学での学びの関連性
        2. 大学は、あなたへの教育投資が、将来どのように社会に還元されるかにも注目しています。 「大学で学んだことを活かして、将来〇〇として社会に貢献したい」という明確なビジョンを示すことで、あなたの将来性をアピールできます。 そのビジョンが壮大である必要はありません。具体的で、社会的な意義があることが重要です。

          これらのポイントを意識するだけで、あなたの志望理由書は、他の受験生から一歩も二歩も抜きん出ることができるのです。

          【完全攻略】最強の志望理由書を完成させる7つの魔法のステップ

          さあ、いよいよ実践編です。ここからは、誰でも最強の志望理由書が書けるようになるための具体的な7つのステップを、一つひとつ丁寧に解説していきます。このステップ通りに進めれば、あなただけのオリジナルな合格ストーリーが自然と浮かび上がってくるはずです。

          ステップ1:すべての土台!「本当の自分」を見つける自己分析

          志望理由書作成は、自分自身を深く知ることから始まります。 なぜなら、説得力のある志望動機は、あなた自身の内側からしか生まれないからです。 ここでは、楽しみながらできる自己分析の方法を3つ紹介します。

          1. . マインドマップで思考を広げる
          2. 紙の中心に「自分」と書き、そこから連想する言葉(好きなこと、得意なこと、感動した経験、許せないことなど)を放射状にどんどん繋げていきます。 ルールはなし!とにかく自由に書き出すことで、自分でも気づかなかった興味関心のタネが見つかります。

            > 【プロの視点】

            > マインドマップで行き詰まったら、「なぜ?」を5回繰り返す「5つのなぜ」を試してみてください。「ゲームが好き」→なぜ?→「戦略を立てるのが楽しいから」→なぜ?→「予想通りにいった時の達成感が好きだから」…と深掘りすることで、自分の本質的な価値観にたどり着くことができます。

            1. . モチベーショングラフで感情の波を知る
            2. 横軸に時間(小学生〜現在)、縦軸にモチベーションの高低をとり、これまでの人生で楽しかったこと、辛かったことの浮き沈みをグラフにします。 そして、モチベーションが上がった時、下がった時に「なぜそうなったのか?」を書き込んでみましょう。あなたの喜びの源泉や、困難を乗り越える力の源が見えてきます。

              1. . 他己分析で客観的な自分を知る(ジョハリの窓)
              2. 自分では当たり前だと思っていることが、他人から見れば特別な才能であることはよくあります。信頼できる友人や家族、先生に「私の長所って何だと思う?」と聞いてみましょう。「自分から見た自分」と「他人から見た自分」を比較することで、新たな自分の魅力に気づくことができます。これは「ジョハリの窓」という心理学の手法でもあります。

                この自己分析のステップは、志望理由書だけでなく、面接やこれからの人生の指針にもなる、非常に価値のある作業です。

                ステップ2:ライバルに差をつける!プロレベルの大学・学部研究術

                自己分析で自分の「軸」が見えてきたら、次は志望校について徹底的にリサーチします。「パンフレットや公式サイトを見るだけでしょ?」と思ったあなた、それでは甘い!ライバルも同じことはしています。ここでは、一歩踏み込んだリサーチ術を紹介します。

                リサーチ方法 チェックするポイント プロの視点
                公式サイト・パンフレット アドミッション・ポリシー、カリキュラム・ポリシー、ディプロマ・ポリシーの3つのポリシー、カリキュラムの特徴、教員の研究分野、取得可能な資格 「3つのポリシー」は大学の設計図。特にアドミッション・ポリシーは「求める学生像」そのものなので、一言一句読み込み、自分の言葉で要約してみましょう。
                オープンキャンパス・オンライン説明会 模擬授業の内容、在学生や教員の雰囲気、施設・設備、個別相談会での質問 必ず質問を準備していきましょう。「〇〇という研究に興味があるのですが、1年生から関わることはできますか?」など、具体的な質問は熱意のアピールになります。
                シラバス(講義要項)の確認 各授業の目的、内容、評価方法、使用テキスト。 大学によってはWebで公開されています。興味のある授業のシラバスを読み込むことで、「入学後に何を学びたいか」が非常に具体的になり、志望理由に深みが出ます。
                教員の論文や著書のチェック 興味のある分野の教員がどのような研究をしているか、最新の研究テーマは何か。 大学図書館や論文検索サイト(CiNii, Google Scholarなど)で検索してみましょう。論文の要旨を読むだけでも、研究内容の解像度が格段に上がります。「〇〇先生の△△に関する論文を拝読し…」と書ければ、他の受験生と圧倒的な差がつきます。
                SNSやブログでの情報収集 在学生のリアルな声、大学の公式SNSの発信内容、学園祭などのイベントの様子。 ハッシュタグ(

                〇〇大学 #〇〇学部)で検索すると、学生生活のリアルな一面が見えてきます。ただし、情報の信頼性には注意が必要です。

                この徹底的なリサーチこそが、「他の大学でもいいのでは?」という面接官の鋭いツッコミを封じ、「この大学でなければならない」という説得力のある理由を生み出すのです。

                ステップ3:物語の骨格を作る!魔法の構成テンプレート

                自己分析と大学研究という2つの材料が揃ったら、いよいよ物語の骨格となる構成案を作成します。いきなり書き始めるのではなく、まず全体の設計図を描くことが重要です。

                ここでは、どんな志望理由書にも応用できる、論理的で伝わりやすい2つの構成テンプレートを紹介します。

                1. . 王道の三段構成
                2. 多くの志望理由書で使われる基本的な構成です。

                  • 結論(未来): 将来の夢や目標を提示し、そのために貴学で学びたいと宣言する。
                  • 理由・根拠(過去): なぜその夢を抱くようになったのか、きっかけとなった原体験(具体的なエピソード)を述べる。
                  • 入学後の展望・貢献(現在→未来): 原体験と夢を結びつけ、大学で具体的に何を学び、どう成長し、最終的にどう貢献したいかを述べる。
                  1. . 説得力が倍増するPREP法
                  2. ビジネスシーンでも使われる、結論から話すことで説得力を高めるフレームワークです。

                    • Point(結論): 「私は将来〇〇を実現するために、貴学の△△学部を志望します。」
                    • Reason(理由): 「なぜなら、〇〇という経験を通して、△△の分野に強い問題意識を抱いたからです。」
                    • Example(具体例): その経験や問題意識を具体的に描写するエピソードを述べる。
                    • Point(結論): 「したがって、貴学の□□という環境で学びを深め、将来の目標を達成したいです。」

                    どちらの構成を使うにせよ、重要なのは「過去(きっかけ)→現在(学びたいこと)→未来(貢献したいこと)」という時間軸に一貫性を持たせることです。 この一貫したストーリーが、あなたの志望動機に命を吹き込みます。

                    ステップ4:心を動かす!「あなただけの物語」を盛り込む技術

                    構成案ができたら、次は各パーツに血肉を通わせる作業、つまり「あなただけの具体的なエピソード」を盛り込んでいきます。これが志望理由書を「自分ごと」として読ませるための最も重要な要素です。

                    > SNSでのリアルな声(創作)

                    > > 「志望理由書、パンフに書いてあること並べただけじゃ絶対ダメだよね。『オープンキャンパスで先生と話して感動した』とか、そういう一次情報が強いって先輩が言ってた。自分だけの体験、探さなきゃ!」

                    では、どうすれば「自分だけの物語」を見つけられるのでしょうか?ステップ1の自己分析で書き出した要素の中から、志望する学部・学科に関連する「心を動かされた経験」をピックアップします。

                    • 感動したこと: 本、映画、ドキュメンタリー、旅行先での出会いなど。
                    • 悔しかったこと: 部活動での敗戦、友人とのすれ違い、自分の無力さを感じた経験など。
                    • 問題意識を感じたこと: 日常生活やニュースで感じた「なぜこうなんだろう?」という疑問。

                    そして、そのエピソードを記述する際は、以下の「5W1H」を意識して、情景が目に浮かぶように描写しましょう。

                    • When(いつ):
                    • Where(どこで):
                    • Who(誰が):
                    • What(何を):
                    • Why(なぜ):
                    • How(どのように):

                    悪い例: 「私は高校のボランティア活動で、地域活性化に興味を持ちました。」
                    良い例: 「高校2年生の夏、私が住む商店街の七夕祭りにボランティアとして参加した際、客足が年々減っているという店主の寂しそうな呟きを聞きました。活気のあった昔の写真を見せてもらい、どうすればこの笑顔を取り戻せるのだろうかと強く感じたことが、地域創生に興味を抱いた原点です。」

                    後者の方が、あなたの問題意識や人柄がリアルに伝わってきませんか?平凡な経験でも、解像度を上げて描写することで、それは「あなただけの物語」になるのです。

                    ステップ5:プロの文章術!説得力を格段に上げるライティングテクニック

                    物語の核となるエピソードが決まったら、それを説得力のある文章に磨き上げていきます。ここでは、すぐに使えるプロのライティングテクニックを3つ伝授します。

                    1. . 「ですます調」で統一し、敬語を正しく使う
                    2. 基本的なことですが、文章のトーンは非常に重要です。丁寧で誠実な印象を与える「ですます調」で統一しましょう。 また、志望校を指す言葉は「貴学」を使います。

                      1. . NGワードを避け、具体的な言葉に置き換える
                      2. 抽象的な言葉は、あなたの熱意を半減させてしまいます。以下の言葉は、より具体的な表現に言い換えましょう。

                        よくあるNGワード 具体的な表現への言い換え例
                        「頑張りました」 「毎日3時間の練習に加え、自分の弱点を克服するために〇〇という独自の練習法を取り入れました。」
                        「コミュニケーション能力」 「初対面の相手でも、相手の興味関心を引き出す質問をすることで、すぐに打ち解けることができます。」
                        「いろいろな経験」 「文化祭実行委員として、予算管理から外部との交渉まで、幅広い役割を担いました。」
                        「感動しました」 「〇〇という事実に衝撃を受け、自分の無知を恥じると同時に、この問題の根深さを痛感しました。」
                        「~と思いました・感じました」の多用 「~と確信しています」「~という結論に至りました」「~と痛感しました」など、表現の幅を持たせる。
                        1. . 専門用語は避けるが、大学の「キーワード」は盛り込む
                        2. 高校生にしか通じないような内輪の専門用語は避けましょう。 一方で、ステップ2でリサーチした、大学のパンフレットやアドミッション・ポリシーで使われている「キーワード」(例:グローバル・シティズン、課題解決型学習PBL)を自然に盛り込むと、「この受験生は、うちの大学の教育方針をよく理解している」というアピールに繋がります。

                          これらのテクニックを使うことで、あなたの文章は一気に「プロの仕上がり」に近づきます。

                          ステップ6:神は細部に宿る!完璧に仕上げるための推敲・添削

                          書き上げた文章は、必ず時間を置いてから見直しましょう。客観的な視点で読み返すことで、誤字脱字や不自然な表現に気づくことができます。

                          セルフチェックリスト

                          • [ ] 誤字・脱字はないか?
                          • [ ] 「ですます調」で統一されているか?
                          • [ ] 一文が長すぎて読みにくくなっていないか?(目安は60字以内)
                          • [ ] 接続詞は正しく使えているか?(「そして」「しかし」の多用は避ける)
                          • [ ] 指定された文字数や形式を守れているか?
                          • [ ] 声に出して読んでみて、リズムは悪くないか?

                          そして、セルフチェックが終わったら、必ず第三者に読んでもらいましょう。 自分では完璧だと思っても、他人には伝わりにくい部分が必ずあるからです。

                          誰に添削を頼むべきか?

                          添削者 メリット デメリット
                          学校の先生(国語、進路指導) 無料で頼める。あなたの普段の様子を知っている。 忙しくて時間をかけて見てもらえない可能性がある。受験の専門家ではない場合も。
                          塾や予備校の講師 受験のプロであり、合格実績に基づいた的確なアドバイスがもらえる。 費用がかかる。
                          家族や友人 気軽に頼める。読者目線での素直な感想が聞ける。 専門的な視点からのアドバイスは期待できない。
                          プロの添削サービス 質の高い添削が期待できる。客観的な視点で評価してくれる。 費用がかかる。自分に合ったサービスを見つける必要がある。

                          複数の人に見てもらうのが理想です。様々な視点からのフィードバックを得ることで、志望理由書はさらに磨かれていきます。

                          ステップ7:最終兵器?AIとの賢い付き合い方

                          最近では、文章生成AIを使って志望理由書を作成しようと考える人もいるかもしれません。 AIは敵か、味方か?結論から言うと、「使い方を間違えなければ、非常に強力な味方になる」です。

                          AIの上手な活用法(OKな使い方)

                          • 壁打ち相手として: アイデア出しや構成案のたたき台作成に使う。
                          • 誤字脱字チェッカーとして: 文法的なミスや変換ミスを見つけてもらう。
                          • 表現の言い換え提案: 「もっと違う表現はないかな?」という時に、類語や別の言い回しを提案してもらう。

                          AIの危険な使い方(NGな使い方)

                          • 丸投げしてコピペ: AIが生成した文章をそのまま提出するのは絶対にNGです。 個性がなく、ありきたりな文章になるだけでなく、大学側に見抜かれるリスクもあります。
                          • 事実確認をしない: AIは平気で嘘の情報を生成します(ハルシネーション)。AIが提示した大学の情報などは、必ず公式サイトなどで裏付けを取りましょう。
                          • 個人情報を入力する: 氏名や学校名などの個人情報は絶対に入力しないようにしましょう。

                          > 【プロの視点】

                          > AIは、あくまであなたの思考をサポートする「アシスタント」です。 志望理由書の核となる「あなた自身の経験」や「熱い想い」は、AIには書けません。最終的に文章に魂を込めるのは、あなた自身なのです。

                          AIを賢く利用し、作業を効率化しつつ、あなたにしか書けないオリジナリティあふれる志望理由書を完成させましょう。

                          【学部系統別】今すぐ使える!志望理由書例文と合格ポイント

                          ここでは、学部系統別に具体的な例文と、それぞれの学部で評価されやすいポイントを解説します。自分の志望する学部に合わせて、書き方の参考にしてください。

                          注意: これらの例文はあくまで参考です。丸写しは絶対にせず、自分のエピソードや言葉に置き換えてください。

                          文学・歴史・哲学系:探究心と独自の視点が鍵

                          この系統では、物事を多角的・批判的に捉える力や、自ら問いを立てて探求していく姿勢が重視されます。

                          【例文:文学部】

                          私は、言葉が持つ多義性と、それが時代や文化によってどう変容するのかを探求したいと考え、貴学文学部日本文学科を志望します。きっかけは、高校の古典の授業で『枕草子』を学んだことです。千年以上前の女性が綴った「をかし」という感覚が、現代の私たちの「エモい」という感覚と不思議とリンクすることに衝撃を受けました。一方で、原文の繊細なニュアンスが、現代語訳ではこぼれ落ちてしまうもどかしさも感じました。この経験から、単語の意味だけでなく、その背景にある文化的・社会的文脈まで深く読み解くことの重要性を痛感しました。 貴学では、古典文学の緻密な読解を基礎としながら、比較文学や文化論など、学際的な視点からアプローチできるカリキュラムに強く惹かれています。特に、〇〇先生の△△に関するご研究は、私の問題意識と深く合致するものです。入学後は、先生のゼミで学びを深め、将来的には、失われつつある古典の言葉の豊かさを、現代の若者にも伝わる新しい形で再発見し、発信していくような仕事に就きたいと考えています。

                          【合格のポイント】

                          • 具体的な作品名や経験を挙げる。
                          • 自分が抱いた「問い」や「疑問」を明確にする。
                          • 大学のどの授業や教員の研究に興味があるかを具体的に述べる。

                          法学・経済・商学系:社会問題への関心と論理的思考力が武器

                          社会の仕組みや課題に対する鋭い問題意識と、それを解決するための論理的な思考力が求められます。

                          【例文:経済学部】

                          私は、データ分析を用いて地域経済が抱える課題を可視化し、持続可能な活性化策を提言できる人材になりたいと考え、貴学経済学部を志望します。私の祖父母が暮らす地域では、後継者不足から廃業する個人商店が増え、町の活気が失われつつあります。私はこの現状に強い問題意識を抱き、高校の探究学習で「商店街の活性化」をテーマに調査を行いました。しかし、アンケート調査だけでは表面的な課題しか見えず、有効な解決策を導き出すことの難しさを痛感しました。 この経験から、個人の感覚だけでなく、統計学や計量経済学といった科学的根拠に基づいた分析手法を学ぶ必要性を強く感じました。貴学は、理論と実践のバランスが取れたカリキュラムが特徴であり、特に「データサイエンス応用」の授業で実践的な分析スキルを身につけられる点に魅力を感じています。入学後は、〇〇先生のゼミに所属し、地域経済のフィールドワークにも積極的に参加したいです。そして、卒業後は、地域のシンクタンクや地方自治体職員として、勘や経験だけに頼らない、データに基づいた政策立案に貢献したいです。

                          【合格のポイント】

                          • 具体的な社会問題(身近なものでOK)を挙げる。
                          • なぜその問題に関心を持ったのか、原体験を語る。
                          • 大学で学びたい具体的な学問分野やスキル(統計学、法律など)に言及する。
                          • 卒業後の社会貢献のビジョンを示す。

                          理工・情報・農学系:知的好奇心と実験・観察への意欲をアピール

                          「なぜそうなるのか?」という純粋な知的好奇心や、粘り強く実験や観察に取り組む姿勢が高く評価されます。

                          【例文:工学部 情報工学科】

                          私は、AI技術を活用して、高齢者が安心して暮らせる社会の実現に貢献したいと考え、貴学工学部情報工学科を志望します。私の曽祖母は一人暮らしをしており、家族は常に彼女の健康を心配しています。ある日、スマートスピーカーを通じて会話を楽しんでいる曽祖母の姿を見て、テクノロジーが孤独や不安を和らげる大きな力を持つことを実感しました。この経験から、単に便利なだけでなく、人の心に寄り添うAI技術の開発に強い関心を持つようになりました。 貴学が、AIの基礎理論から倫理的な課題までを網羅的に学べるカリキュラムを提供している点、そして特に〇〇研究室が取り組んでいる「見守りシステム」に関する最先端の研究に、他の大学にはない魅力を感じています。私は高校時代、プログラミングコンテストに向けて独学でPythonを習得し、試行錯誤を繰り返しながらオリジナルのアプリケーションを開発した経験があります。この粘り強さを活かし、貴学で専門知識と技術を深く学び、将来的には、高齢者の日々の変化を繊細に捉え、さりげなく家族や医療機関に繋ぐような、温かみのあるAIシステムを開発したいです。

                          【合格のポイント】

                          • 科学技術への興味のきっかけとなった具体的な体験を述べる。
                          • 高校時代に取り組んだ実験、観察、プログラミングなどの経験をアピールする。
                          • 大学の研究室や設備に言及し、そこで何をしたいかを明確にする。
                          • その技術が社会にどう役立つかという視点を持つ。

                          医療・看護・福祉系:他者への共感力と強い使命感を伝える

                          人の痛みや苦しみに寄り添う共感力と、専門知識を身につけて社会に貢献したいという強い使命感が不可欠です。

                          【例文:看護学部】

                          私が貴学看護学部を志望する理由は、患者さん一人ひとりの背景にまで寄り添い、身体的なケアだけでなく精神的な支えにもなれる看護師になりたいからです。中学生の時、私自身が入院した際、担当の看護師さんが毎日声をかけてくださり、治療への不安だけでなく、勉強の遅れなど、様々な悩みに耳を傾けてくれました。その看護師さんのおかげで、私は前向きに治療に専念することができました。この経験を通して、看護とは病気を看るだけでなく、その人の「生」を支える尊い仕事だと知りました。 数ある大学の中でも、貴学がチーム医療教育に力を入れ、他学部の学生と共に学ぶ機会が豊富である点に強く惹かれています。また、「地域包括ケアシステム」に関する先進的な取り組みをされており、病院内だけでなく、患者さんが退院後もその人らしい生活を送れるよう支援する視点を学べると期待しています。入学後は、知識や技術の習得はもちろん、ボランティア活動などを通じて多様な価値観を持つ人々と関わり、傾聴力と共感力を磨きたいです。そして将来的には、患者さんとそのご家族から「あなたに出会えてよかった」と思っていただけるような、深い信頼関係を築ける看護師になることが私の目標です。

                          【合格のポイント】

                          • 医療や福祉に関心を持った原体験(家族の病気、自身の経験、ボランティアなど)を具体的に語る。
                          • 「なぜ医師ではなく看護師なのか」「なぜ理学療法士なのか」など、職種の選択理由を明確にする。
                          • 大学の教育理念や実習環境のどこに魅力を感じたかを述べる。
                          • 理想の専門家像と、そのために大学でどう成長したいかを結びつける。

                          これは絶対ダメ!多くの受験生が陥る残念な志望理由書ワースト5

                          せっかくの熱意も、書き方を間違えると全く伝わらなくなってしまいます。ここでは、多くの受験生が知らず知らずのうちにやってしまっている、評価を下げてしまうNGな書き方のワースト5を紹介します。

                          ワースト1:「貴学の理念に共感しました」で終わる思考停止型

                          「貴学の『〇〇』という教育理念に深く共感しました。」 これは非常に多く見られる表現ですが、これだけでは全く評価されません。 なぜなら、「なぜ」共感したのか、そしてその理念と「自分」がどう結びつくのかが全く書かれていないからです。

                          > SNSでのリアルな声(創作)

                          > > 「志望理由書の添削で先生に『理念に共感しました、だけじゃ誰でも書ける。君がその理念をどう体現したいのかを書け』って赤ペンびっしり入れられた…ぐうの音も出ない。」

                          【改善策】

                          理念のどの部分に、自分のどんな経験や価値観が共鳴したのかを具体的に述べましょう。

                          例: 「貴学の『地域社会への貢献』という理念に深く共感しました。なぜなら、私自身が〇〇のボランティア活動を通して、地域課題の解決には当事者意識を持つことが不可欠だと痛感したからです。貴学の△△というプログラムに参加し、私もその一翼を担いたいと考えています。」

                          ワースト2:ホームページのコピペ?自分の言葉がないパンフレット型

                          大学のウェブサイトやパンフレットに書かれている魅力的な言葉(「グローバルな環境」「充実したカリキュラム」など)を、そのまま引用しただけの志望理由書です。 これでは、あなたの熱意も個性も伝わりません。

                          【改善策】

                          大学の魅力が「自分にとって」どう魅力的なのかを、自分の言葉で説明する必要があります。

                          例: 「貴学のカリキュラムが充実している点に魅力を感じました。」
                          →改善→ 「貴学のカリキュラムの中でも、特に1年次から専門分野の基礎を徹底的に学べる『〇〇入門』と、3年次からの『△△プロジェクト』という組み合わせに魅力を感じています。基礎力を固めた上で、実践的な課題解決に取り組めるこの環境は、私の学びたいスタイルに最適だと考えました。」

                          ワースト3:夢は大きく!でも根拠がなさすぎる夢物語型

                          「将来は世界平和に貢献したいです」「ノーベル賞を取りたいです」 壮大な夢を持つことは素晴らしいですが、その夢と大学での学び、そして現在の自分との間に繋がりが見えないと、ただの夢物語だと思われてしまいます。

                          【改善策】

                          壮大な夢に至るまでの「最初のステップ」として、大学で何を学びたいのかを具体的に示しましょう。

                          例: 「将来はAIで貧困問題を解決したいです。」
                          →改善→ 「将来的にはAI技術を用いて開発途上国の貧困問題解決に貢献したいという目標があります。その第一歩として、まずは貴学で情報科学の基礎を徹底的に学び、〇〇研究室で機械学習の応用技術を習得したいと考えています。」

                          ワースト4:実は上から目線?「評価してあげる」勘違い型

                          無意識のうちに、自分が大学を「選んであげている」「評価してあげている」というような、上から目線の表現を使ってしまうケースです。

                          【NG表現の例】

                          • 「貴学の〇〇という環境は、私が学ぶのにふさわしい。」
                          • 「△△という制度もあるので、ここなら充実した学生生活を送れると確信している。」

                          これらは、熱意の裏返しであることも多いのですが、読む人によっては傲慢な印象を与えかねません。

                          【改善策】

                          常に「学ばせていただく」という謙虚な姿勢を忘れないようにしましょう。

                          例: 「貴学の〇〇という環境で、ぜひ学ばせていただきたいと考えております。」
                          例: 「△△という制度を活用し、自分の可能性を広げたいです。」

                          ワースト5:基本中の基本!誤字脱字・文法ミスだらけのお粗末型

                          どんなに内容が素晴らしくても、誤字脱字や文法的なミスが多いと、「注意力が散漫な人」「熱意が低い人」という印象を与えてしまいます。 志望理由書は、時間をかけて準備できる書類です。 ここでミスをするのは非常にもったいない。

                          【改善策】

                          ステップ6で解説したように、必ず声に出して読み返し、第三者によるチェックを徹底しましょう。 パソコンの校正ツールだけに頼るのは危険です。人間の目による確認が最も確実です。

                          これらのNG例を反面教師として、あなたの志望理由書が「残念なもの」にならないよう、細心の注意を払いましょう。

                          まとめ:さあ、ペンを取ろう!あなたの物語が、未来への扉を開く

                          この記事では、多くの受験生が悩む「志望理由書の書き方」について、その本質から具体的なテクニックまで、徹底的に解説してきました。最後に、合格を勝ち取るための最も重要なポイントをもう一度確認しましょう。

                          • 志望理由書は「過去・現在・未来」を繋ぐあなただけの物語であり、大学への本気のラブレターである。
                          • すべての土台は「自己分析」と「大学研究」。 この2つを徹底的に行うことで、ありきたりではない、説得力のある志望理由が生まれる。
                          • 「なぜこの大学でなければならないのか?」を具体的なエピソードと自分の言葉で語る。 大学側は、あなたの熱意と個性を知りたいと思っている。

                          志望理由書を書くという作業は、単なる受験のための一課題ではありません。それは、これまでの自分を深く見つめ直し、未来の自分を真剣に思い描く、またとない機会です。

                          もしかしたら、これを読んでいる今も、「自分には特別な経験なんてない」と不安に感じているかもしれません。でも、心配しないでください。誰もが特別な物語を持っています。大切なのは、その物語に気づき、自分の言葉で情熱を込めて語ることです。

                          この記事で紹介したステップは、そのための道しるべです。もうあなたは一人ではありません。 さあ、恐れずにペンを取り、あなたという素晴らしい物語を書き始めてください。その一文字一文字が、未来への扉を開く鍵となるはずです。あなたの挑戦を、心から応援しています!

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