知らないと9割が損してる! ネイティブが教える「itとthatの違い」完全攻略ガイド
「あれ、今のはit?that?」日常会話のモヤモヤを今日で終わらせませんか?
「この前の会議の件、それどうなった?」 「見て、新しいスマホ!それ、かっこいいね!」
日本語ならなんてことない「それ」という言葉。でも、これを英語にしようとした瞬間、頭の中に二人の小人が現れませんか?
一人は「”it” だ!」と叫び、もう一人は「いや、”that” の方が自然だ!」と主張する。結局、えいやっ!と口から出た言葉が、なんだかネイティブの首を傾げさせてしまった…。そんな経験、一度や二度ではないはずです。
「itとthatの違いなんて、”それ”と”あれ”でしょ?」 「中学校で習った距離感の話だよね?」
そう思っているとしたら、実は非常にもったいない! なぜなら、itとthatの使い分けは、単なる文法ルールではなく、ネイティブが物事をどう捉えているかという「感覚」そのものだからです。この感覚を掴むだけで、あなたの英語は驚くほど「生きた言葉」に変わります。
この記事では、よくある文法書の退屈な解説は一切しません。
- なぜ「That’s a good idea!」は自然なのに、「It’s a good idea.」だと少し冷たく聞こえることがあるのか?
- 海外のカフェで「それください」と頼むとき、絶対に “it” を使ってはいけない理由とは?
- ネイティブが感情を込めて「That’s it!」と叫ぶとき、その心の中では何が起きているのか?
こんな、今まで誰も教えてくれなかった「itとthatの違い」の核心に、具体的なエピソードやSNSでのリアルな声を交えながら迫っていきます。この記事を読み終える頃には、あなたはもうitとthatで迷うことはなくなり、自信を持ってネイティブとの会話を楽しめるようになっているはずです。さあ、一緒に「感覚」をインストールする旅に出かけましょう!
【結論】itとthatの違いは「スポットライト」と「指差し」のイメージで解決!
色々説明する前に、まず結論からお伝えします。itとthatの根本的な違いは、たった2つのイメージで9割以上解決できます。
- it = スポットライトが当たった「共通認識のモノ・コト」
- 話し手と聞き手の両方が「ああ、アレね」と分かっている、すでに会話の主役になっている特定の何かを指します。頭の中にくっきりとした映像が浮かんでいる状態です。
- that = 指を差している「相手が言ったこと・目の前のモノ」
- 相手の発言内容全体や、物理的・心理的に少し距離のあるものを「ほら、アレ」と指差す感覚です。会話に新しく登場したものや、相手から投げかけられた情報を指すことが多いのが特徴です。
「え、たったそれだけ?」と思いましたか? そうなんです。基本はこれだけ。
例えば、友達が「新しいジャケット買ったんだ!」と言ったとします。
- そのジャケットについて「へぇ、それいいね!」と続けるなら、すでに話題の中心である「ジャケット」にスポットライトが当たっているので “It’s really nice!」となります。
- 一方、友達の「ジャケット買ったんだ!」という発言そのものに対して「(そうなんだ!)それはいいね!」とリアクションするなら、相手の言葉を指差す感覚で「That’s really nice!」となります。
この「スポットライト」と「指差し」の感覚さえ持っておけば、あなたはもう「itとthatの違い」で迷うことはありません。これから、このコア・イメージを様々なシーンに当てはめて、あなたの血肉にしていくお手伝いをします。
【基本のキ】30秒でわかる!itとthatのコア・イメージ深掘り解説
先ほどの「スポットライト」と「指差し」のイメージを、もう少しだけ具体的に見ていきましょう。ここを掴むだけで、今後の理解度が劇的に変わります。
itの正体は「共通認識の主人公」に当たるスポットライト
itが使われるとき、話し手と聞き手の頭の中には、同じ一つのモノやコトが主役として鎮座しています。
例えば、あなたが友人と映画の話をしているとします。
> You: “I watched the new Star Wars movie yesterday.” > (昨日、新しいスターウォーズの映画を観たよ。) > > Friend: “Oh, really? How was it?” > (へぇ、本当に? それ、どうだった?)
この会話で、友人が使った “it” は、疑いようもなく「the new Star Wars movie」のことですよね。二人にとって、”it” は完全に「共通認識」となっています。 まるで舞台のど真ん中にいる主役に、ピンスポットライトが当たっているような状態。これが “it” の持つ最強のイメージです。
多くの人がやる失敗談:「it」の突然の登場にネイティブは困惑する
私が英会話を学び始めた頃、こんな失敗をしました。カフェで美味しそうなケーキがショーケースに並んでいるのを見て、店員さんにこう言ったんです。
> 「Can I have it, please?」
もちろん、私は目の前のチーズケーキを指差しているつもりでした。しかし、店員さんは「…Which one?(…どれですか?)」と困惑顔。
当時の私は「え、目の前にあるんだから分かるでしょ!」とパニックになりましたが、今ならその理由が痛いほど分かります。私と店員さんの間では、まだどのケーキを指しているのか「共通認識」になっていなかったのです。私だけがスポットライトを当てていてもダメなんですね。この場合、正しくは「指差し」の感覚を持つ “that” を使って、「Can I have that one, please?」と言うべきでした。
thatの正体は「あれだよ、あれ!」と指差す万能ポインター
一方、thatはもっと身軽でフットワークの軽い単語です。その本質は「指差し」。この「指差し」にはいくつかの種類があります。
指差しの種類 | 概要 | 具体例 |
---|---|---|
物理的な指差し | 目の前にあるモノや、少し離れた場所にあるモノを指す。 | “What’s that building?” (あの建物は何?) |
会話内容への指差し | 相手がたった今言った発言や、会話の文脈全体を指す。 | A: “I passed the exam!” (試験に合格したよ!) B: “That’s great!” (それはすごい!) |
心理的な指差し | 心の中で対象と距離を置きたいときや、感情を込めたいときに使う。 | “That‘s ridiculous!” (そりゃ馬鹿げてるよ!) |
注目すべきは「会話内容への指差し」です。これは日本語の「それ」の感覚と少し違うので、特に重要です。相手の「試験に合格したよ!」という発言(=情報)を、まるで一つの物体のように捉えて、”that” で指差して「素晴らしい!」と評価しているイメージです。
プロならこうする:「That’s」は最強の相槌
ビジネスシーンでも日常会話でも、ネイティブの会話をよく聞いていると、驚くほど “That’s…” という相槌が多いことに気づきます。
- That’s a good point. (良い指摘ですね。)
- That’s interesting. (それは興味深いですね。)
- That’s what I mean. (それが言いたかったんです。)
これらはすべて、相手の意見や発言という「情報」を “that” で受け止め、それに対する自分の反応を返しているのです。 もしこれを “It’s a good point.” と言うと、文法的には間違いではないものの、どこか他人行儀で、相手の発言を一度自分の中で咀嚼して一般論として評価しているような、少し冷たい響きに聞こえる可能性があります。
相手との心の距離を縮め、スムーズなコミュニケーションを築きたいなら、「指差し」の “that” を相槌として使いこなすのがプロのテクニックです。
【シーン別】もう迷わない!itとthatの違いを徹底的に使い分ける実践トレーニング
コア・イメージが掴めたところで、ここからは具体的なシーンを想定して、itとthatをどう使い分けるか、さらに深く掘り下げていきましょう。日常で出くわす「あるある!」な状況ばかりなので、自分ごととして捉えながら読み進めてください。
Case 1: 会話でのリアクション
状況:同僚が「来週、沖縄に旅行に行くんだ」と言ってきた。
この時、あなたは何と返しますか?
- A: It’s nice!
- B: That’s nice!
正解は… Bの “That’s nice!” です。
なぜなら、あなたは同僚の「来週、沖縄に旅行に行く」という発言(情報)全体に対して「いいね!」と反応しているからです。 まさに「指差し」のthatが活躍する典型的な場面ですね。
もしここで “It’s nice!” と言うと、ネイティブには少し奇妙に聞こえるかもしれません。「it」は共通認識の特定の「モノ」を指すので、「何が nice なの? 沖縄のこと? それとも旅行っていう行為そのもののこと?」と、一瞬考えさせてしまう可能性があります。会話のリズムを大切にするなら、相手の発言を丸っと受け止める “That’s…” が圧倒的に自然です。
SNSでのリアルな声(創作)
> Twitterで見かけた投稿:
> 「英会話の先生に『相手の話にリアクションする時はまず”That’s…”で返しなさい』って言われて実践したら、めっちゃ会話がスムーズになった! “That’s awesome!” “That’s tough…” とか、感情乗せやすいし。今まで”It’s…”って言ってた自分、殴りたい。
itとthatの違い」
Case 2: モノについて話す
状況:机の上に、あなたが昨日買ったばかりの新しいペンが置いてある。それを手に取って友人に「これ、買ったんだ」と見せた。
> You: “I bought this pen yesterday. It writes really smoothly.” > (昨日このペンを買ったんだ。これ、すごく滑らかに書けるよ。)
この場合の「これ」は、“it” が正解です。
なぜなら、一度「this pen」として会話に登場させたことで、あなたと友人の間で「そのペン」という共通認識が生まれているからです。 まさに「スポットライト」が当たっている状態ですね。
では、次の場合はどうでしょう?
状況:友人があなたの机の上にある見慣れないペンを指差して、「何それ?」と聞いてきた。
> Friend: “What’s that?” > (それ、何?)
この場合は、“that” が自然です。
友人にとっては、そのペンはまだ「未知の物体」であり、共通認識にはなっていません。だから、まずは「指差し」の “that” で対象を特定する必要があるのです。物理的な距離も少しあるため、”that” がぴったりハマります。
Case 3: 日本語の「それ」の罠
日本語の「それ」は非常に便利で、文脈によってitにもthatにもなれてしまいます。これが、私たちが混乱する最大の原因の一つです。
状況:相手がドアの近くに立っている。あなたは少し離れた場所から「ごめん、そこのドア閉めてくれる?」と頼みたい。
この「そこのドア」、英語では何と言いますか?
- A: Can you close it?
- B: Can you close that door?
この場合、Bの “that door” の方がより自然で丁寧です。
もし “it” を使うなら、会話の直前にそのドアの話題が出ていて、二人の中で「ああ、あのドアね」という共通認識が完璧に出来上がっている必要があります。 しかし、いきなり頼む場合は、相手にとっては「どのドア?」となる可能性もゼロではありません。”that” を使って「(あなたが今近くにいる)そのドア」と指し示すことで、誤解なく意図を伝えることができます。
翻訳では見えない「itとthatの違い」の深い溝
日本語の「それ、いいね」という一言も、英語にすると全く違うニュアンスになることがあります。
日本語 | 英語 | ニュアンス |
---|---|---|
(相手の新しいカバンを見て) 「それ、いいね!」 |
It‘s nice! / I like it! | その「カバン」というモノ自体を褒めている。「カバン」にスポットライトが当たっている。 |
(相手の「新しいカバン買ったんだ」という話を聞いて) 「それ、いいね!」 |
That‘s nice! | 「カバンを買った」という事実・話全体に対して反応している。相手の発言を指差している。 |
このように、日本語訳に頼らず「スポットライト」か「指差し」かで判断するクセをつけることが、ネイティブ感覚への一番の近道です。
Case 4: 感情を表現する
“that” には、ただ指し示すだけでなく、話し手の感情を乗せるスピーカーのような役割もあります。特に、驚き、賛同、苛立ちなどを表現するときに力を発揮します。
状況:友人が、あなたがずっと欲しかった限定版スニーカーを手に入れたと見せてくれた。
> You: “That‘s what I’m talking about!” > (そうそう、それが言いたかったんだよ!/最高じゃん!)
この “That” には、「君が手に入れたそのスニーカーこそ、まさに私が話していた最高の逸品だ!」という興奮や強い賛同の気持ちが込められています。
逆に、ネガティブな感情にも使えます。
状況:いつも遅刻してくる同僚が、またしても会議に遅れてきた。
> You: (呆れながら) “That guy… He’s always late.” > (あの人さ…いつも遅刻なんだよね。)
この “That” には、相手に対する心理的な距離感や「やれやれ」といった非難のニュアンスが含まれています。 このように感情を乗せたいとき、客観的な事実を指す “it” よりも、主観的な「指差し」である “that” の方がはるかに表現が豊かになります。
【中級者向け】ネイティブ感覚に近づく!itとthatのさらに深い世界
基本の使い分けはマスターできましたね。ここからは、さらに一歩踏み込んで、ネイティブが無意識に使い分けている、より繊細な「itとthatの違い」の世界を探検しましょう。ここを理解できると、あなたの英語は「うまい」から「自然」へと進化します。
「一般的」なit、「具体的」なthat
少し抽象的な話になりますが、itは「一般的な事柄」を、thatは「具体的な事柄」を指す傾向があります。
例えば、「読書」について語るとしましょう。
> It is important to read books. > (本を読むことは重要です。)
この “It” は、特定の誰かの読書体験ではなく、「本を読むという行為」全般について述べています。一般的な事実や真理を語るときに、主語として形式的に置かれる “it” ですね。 この用法は that には置き換えられません。
一方、こんな会話ではどうでしょう。
> A: “My father gave me a lot of books to read.” > (父がたくさん読むべき本をくれたんだ。) > > B: “That means your life will be more wonderful.” > (それはつまり、君の人生がもっと豊かになるってことだね。)
この “That” は、一般的な「読書」ではなく、「Aさんのお父さんがAさんにたくさんの本をくれた」という超具体的な出来事を指しています。 相手の個人的な状況や、目の前で起きた特定の出来事に対してコメントするときは、「指差し」の感覚を持つ “that” がしっくりくるのです。
「意味を持たない主語」として働く特別な “it”
英語には、文の形を整えるためだけに置かれる、意味上の主語ではない “it” が存在します。これを「形式主語」と呼びます。 この役割は “it” だけに与えられた特権で、”that” にはこの機能はありません。
主に、以下のような場面で使われます。
形式主語のitの用途 | 例文 |
---|---|
時間 | It‘s ten o’clock. (10時です。) |
天気 | It‘s sunny today. (今日は晴れです。) |
距離 | It‘s about five kilometers to the station. (駅まで約5キロです。) |
状況 | A: (電話で) “Hello?” B: “Hi, it‘s me, Kenji.” (もしもし、僕だよ、ケンジ。) |
特に電話の「僕だよ」が “It’s me.” になるのは面白いですよね。電話という状況では、声はすれども姿は見えず、相手が誰なのかまだ特定できていません。そんな、いわば「正体不明の何か」がいる状況を “it” で表現しているのです。
一方、ドアをノックされて「どなたですか?」と聞かれ、「僕だよ」と答えるときは “It’s me.” となります。しかし、相手がドアを開けて、そこにいるのが誰なのか確認しようとして「ケンジかい?」と聞く場合は、”Is that you, Kenji?” と “that” を使うのが一般的です。これは、ドアの向こうにいる「未知の存在」を指差して確認するニュアンスがあるためです。
意外な落とし穴:「That’s it.」と「That’s that.」の違い
ネイティブがよく使うフレーズに “That’s it.” と “That’s that.” があります。たった一語違うだけですが、意味は大きく異なります。 これを使いこなせれば、あなたも立派な英語上級者です。
“That’s it.” の意味と使い方
“That’s it.” は、文脈によって様々な意味を持つ便利なフレーズです。コアなイメージは「指差したものが、まさに求めていたものと一致した」という感覚です。
- 「まさにそれ!」「その通り!」 (相手の言ったことが的確だったとき)
> A: “So, you mean we need to focus on marketing first?” (つまり、まずはマーケティングに集中すべきだと?) > B: “Yes, that’s it!” (そう、まさにそれだよ!)
- 「これで以上です」「終わりです」 (注文や説明が終わったとき)
> (At a cafe) “A large latte, please. … And that’s it.” (ラージラテをください。…それで以上です。)
- 「もうたくさんだ!」「うんざりだ!」 (我慢の限界に達したとき)
> “That’s it! I’m leaving.” (もうたくさんだ!帰るよ。)
“That’s that.” の意味と使い方
“That’s that.” は、もっと断定的で「これで議論は終わり」「決定事項だ」という強い意志を示すフレーズです。 一度決めたらもう覆らない、というニュアンスが含まれます。
- 「これでおしまい」「一件落着」 (物事が完全に終わったとき)
> “I’ve submitted the final report, so that’s that.” (最終報告書は提出したから、これでもうおしまいだ。)
- 「議論の余地はない」「そういうものだ」 (自分の決定を押し通すとき)
> “You are not going to that party, and that’s that!” (あなたはそのパーティーには行かせません。いいですね!)
このように、似ているようで全く違うこの2つのフレーズ。状況に応じて使い分けることで、あなたの表現の幅は格段に広がります。
【例文シャワー】itとthatのニュアンスの違いを体感する10番勝負!
理屈は分かったけれど、まだ身体に染み付いていない…そんなあなたのために、似たような状況でitを使った場合とthatを使った場合の例文を比較形式でご紹介します。それぞれの文が持つ微妙なニュアンスの違いを、シャワーを浴びるように体感してください。
状況 | it を使った文(スポットライトの感覚) | that を使った文(指差しの感覚) | ||
---|---|---|---|---|
1 | 友人のアイデアを聞いて | It‘s a good idea. (一般的な意見として)そのアイデアは良いものだね。少し客観的な響き。 |
That‘s a good idea. (君が今言った)そのアイデア、いいね!相手の発言に直接反応している。 |
|
2 | 問題が起きたことを受けて | It‘s a problem. (周知の事実として)それは問題だね。 |
That‘s a problem. (君が言った/今起きた)その件は、問題だね。 |
|
3 | 何かを信じられないとき | I can’t believe it. (すでに知っている)その事実が信じられない。 |
I can’t believe that. (今聞いたばかりの)その話、信じられないよ。 |
|
4 | 試験に合格したと聞いて | A: How was the exam? B: I passed! A: I knew it! (君が合格するという)そのことを知ってたよ! |
A: I passed the exam! B: That‘s amazing! (合格したんだ!)それはすごい! |
|
5 | 何か正しいかどうか | A: Is “recieve” the correct spelling? B: No, it‘s not right. (その単語のスペルは)正しくないよ。 |
A: I think this word is misspelled. B: That is right. (君の言う通り)その通りだよ(=スペルは間違っている)。 |
|
6 | 「大丈夫だよ」と伝える | A: I’m sorry I’m late. B: It‘s okay. (遅刻したという状況は)大丈夫だよ。 |
A: I’m sorry I made a mistake. B: That‘s okay. (君がミスしたことなんて)気にしなくていいよ。 |
|
7 | 秘密について尋ねる | A: She has a secret. B: What is it? (その秘密って)何? |
A: I have something to tell you. B: What is that? (今なんて言ったの?)もう一度言って。 |
|
8 | 物事の仕組みについて | A: How does this machine work? B: It‘s complicated. (この機械の仕組みは)複雑なんだ。 |
A: This machine is broken. B: That‘s complicated. (壊れたのか)それは厄介だな。 |
|
9 | 愛を伝える | (ペットを撫でながら) I love it. この子(という存在)が大好きだ。 |
(相手の素敵な行動を見て) I love that. (君が今してくれた)そういうところ、大好きだよ。 |
|
10 | レストランで | (メニューの”Chef’s Special”を指して) I’ll have it. (シェフのおすすめを)いただきます。 |
(ウェイターが運んでいる料理を見て) I’ll have that. (あれと)同じものをください。 |
いかがでしたか? “it” がすでに場に出ている「特定の情報」を指すのに対し、”that” は相手から飛んできたボールをキャッチしたり、遠くのものを指差したりするような、より動的なイメージが掴めたのではないでしょうか。
まとめ
長旅お疲れ様でした! これであなたは「itとthatの違い」について、そこらの文法書よりも遥かに深く、そして実践的に理解できたはずです。最後に、今日の冒険の地図をもう一度確認しておきましょう。
- itとthatの最大の違いは「スポットライト」と「指差し」のイメージ。 itは会話の主役である「共通認識のモノ・コト」を照らし、thatは相手の発言や目の前のモノを指し示す。
- 会話のリアクションでは “That’s…” が最強。 相手の発言を丸ごと受け止める「指差し」のthatは、スムーズで心のこもったコミュニケーションの潤滑油になる。
- 日本語の「それ」に惑わされない。 「スポットライトが当たっているか?」「何かを指差しているか?」というネイティブの感覚で判断することが、脱・初心者への鍵。
- thatは感情を乗せるスピーカー。 驚き、賛同、呆れなど、気持ちを表現したいときは、客観的なitより主観的なthatの方が生き生きとした英語になる。
もう、あなたは会話の途中で「itだっけ? thatだっけ?」とフリーズすることはありません。完璧を目指す必要はありません。まずは、ネイティブとの会話や海外ドラマを見るときに、「あ、今のitはスポットライトだな」「このthatは指差しだ!」と意識することから始めてみてください。その小さな気づきの積み重ねが、やがてあなたの血肉となり、無意識レベルで使い分けられるようになります。
さあ、今日から自信を持って “it” と “that” を使いこなし、あなたの英語を次のステージへと引き上げましょう!