仮面ライダークウガ放送25周年記念:特別番組放送と「超クウガ展」開催決定
仮面ライダークウガ特別篇:TOKYO MXにて地上波初放送
2025年1月30日、TOKYO MXにて「仮面ライダークウガ 特別篇 放送25周年記念オリジナル編集版」が地上波初放送されました。これは、2000年1月30日に放送開始された「仮面ライダークウガ」の放送25周年を記念した特別番組です。 番組内容は、2001年に制作されたEPISODE.1とEPISODE.2の総集編を、25周年記念に合わせて再編集・再構成したオリジナル編集版となっています。 番組表では当初「仮面ライダー関連特番」と伏せられていましたが、放送開始日にその内容が明らかになりました。 この特別篇は、EPISODE.1とEPISODE.2に未公開シーンの追加や合成シーンのリテイクなどが施されており、セルDVDやBlu-ray-BOX1巻の特典映像として収録されていたものとは異なる、新たな編集版として放送されました。
「超クウガ展」開催決定:全国4都市とアジア圏を巡回
「仮面ライダークウガ」放送25周年を記念した展覧会「超クウガ展」が、2025年6月より開催されることが決定しました。東京会場を皮切りに、福岡、名古屋、大阪の4大都市を巡回し、2026年にはアジア圏での開催も予定されています。 本展覧会では、番組の企画制作の舞台裏に焦点を当て、初公開のデザイン画や現存する制作資料、撮影当時の造型物など、多数の資料が展示されます。 スーパーバイザーとして、「仮面ライダークウガ」番組プロデューサーを務めた髙寺成紀氏が参加しており、超特報映像と超ティザービジュアルの制作にも携わっています。 超特報映像は、放送当時の映像と新規撮り下ろし映像で構成され、番組予告のナレーションを担当した立木文彦氏がナレーターを務めています。キャッチコピーは「2025――時代をゼロから始めよう。」で、主題歌の歌詞を踏襲したものです。超ティザービジュアルは、五代雄介が最初に変身したクウガの未完成形態である“グローイングフォーム”の姿を、番組本編でクウガを演じた富永研司氏がスーツアクターとして再演したものです。
「超クウガ展」スーパーバイザー髙寺成紀氏のコメント
髙寺成紀氏(「超クウガ展」スーパーバイザー/「仮面ライダークウガ」番組プロデューサー)は、「からっぽの星、時代をゼロから始めよう」という主題歌の歌詞について、単なる新しい仮面ライダーの物語ではなく、「思考停止を良しとして時計の針を進めてこなかった子供番組への取り組み方を変えたい!」という番組としての決意表明だったと振り返っています。 25周年を機に開催される「超クウガ展」について、旧習に縛られず前に進むことを信条とした「クウガ」が過去を振り返ることへの葛藤を述べつつ、これまであまり公開されてこなかった企画制作の裏側を公開することで、新たな感慨を持ってほしいとコメントしています。 展示物としては、関係各社からお借りした本邦初公開のデザイン画や、スタッフが保存していた膨大な資料、東映の倉庫に眠っていた撮影当時の造型物などが挙げられています。
「仮面ライダークウガ」作品概要
2000年に放送された「仮面ライダークウガ」は、平成仮面ライダーシリーズの第1作目であり、古代のベルトを身に宿した心優しい冒険家の青年、五代雄介(演:オダギリジョー)が仮面ライダークウガに変身し、長野県警の警察官・一条薫(演:葛山信吾)らと共に、グロンギの怪人たちと死闘を繰り広げる物語です。 従来の子ども向けヒーロー番組の枠を超え、幅広い層から支持を集めた作品として知られています。