【尼崎競艇】2024年夏、最新動向と注目のレース！水面攻略とイベント情報も徹底解説

はじめに

ボートレース尼崎は、その独自の水面特性と地域に根ざした歴史で、多くのファンを魅了し続けています。2024年の夏も、様々なレースが開催され、注目選手たちの熱い戦いが繰り広げられています。この解説記事では、直近の最新ニュースを深掘りし、ボートレース尼崎の攻略に役立つ情報や、夏休みに楽しめるイベント情報まで、幅広くご紹介いたします。

直近の熱戦！GⅢオールレディース競走「あまがさきピンクルカップ」に注目！

2025年7月31日からボートレース尼崎で開幕したGⅢオールレディース競走「あまがさきピンクルカップ」は、女子レーサーたちの熱い戦いが期待されています。初日のメインレースである12R「ピンクルドリーム」では、福岡支部の竹井奈美選手が1号艇に座り、自身の誕生日を白星で飾るべく注目を集めていますね。

竹井選手は、産休からの復帰後も好調を維持しており、4月の若松競艇場での復帰戦以降、2節目、3節目で優出、さらに6月の住之江競艇場では準優勝を飾るなど、ブランクを感じさせない活躍を見せています。尼崎競艇場は、2018年7月のヴィーナスシリーズで8戦6勝、2着2回とほぼ完璧な成績で優勝している相性の良い水面なので、今回もそのポテンシャルを存分に発揮してくれることでしょう。

一方で、前節で優勝戦1号艇ながら2着に敗れた米丸乃絵選手は、このレースでの雪辱に燃えています。しかし、試運転中に転覆するというアクシデントに見舞われ、エンジンの調整に苦労しているようです。前検で一番時計をマークしたのは寺島美里選手で、山下夏鈴選手も伸びに手応えを感じているとのこと。前節で活躍した高橋正男選手のV機は渡辺千草選手が、山崎郡選手の良機は角ひとみ選手が引き当てており、これらのモーターをいかに操るかが、レースを左右するカギとなりそうです。

2024年7月の尼崎競艇レース結果を振り返る

2024年7月も、ボートレース尼崎では様々な熱戦が繰り広げられました。特に「ルーキーシリーズ第10戦 スカパー！・JLC杯」では、若手選手の活躍が目立ちましたね。

7月23日の開催4日目には、以下のような結果が出ています。

* **1R**: 末永和也選手がまくり差しで1着。STは0.13で4位のスタートでしたが、見事なレース運びでした。
* **2R**: 伊藤尚汰選手が逃げで1着。STは0.12で1位と、素晴らしいスタートを決めています。
* **3R**: 三村岳人選手が逃げで1着。STは0.16でしたが、他の選手を寄せ付けない走りでした。
* **4R**: 竹間隆晟選手がまくり差しで1着。STは0.18で1位でした。
* **5R**: 畑田汰一選手が逃げで1着。STは0.20で5位からの見事な勝利でした。
* **6R**: 島川海輝選手がまくり差しで1着。STは0.11で2位からのスタートでした。
* **7R**: 中村日向選手が差しで1着。STは0.13で1位のスタートでした。
* **8R**: 品川二千翔選手が逃げで1着。STは0.10で3位からの勝利です。
* **9R**: 大澤風葵選手が抜きで1着。STは0.09で1位のスタートでした。
* **10R**: 佐藤航選手がまくり差しで1着。STは0.10で3位のスタートでした。
* **11R**: 末永和也選手が逃げで1着。STは0.13で1位と、本日2度目の1着でした。
* **12R**: 石田貴洋選手がまくり差しで1着。STは0.11で4位のスタートでした。

この結果を見ると、インコースからの逃げや、まくり差しでの勝利が多く見られます。これは、ボートレース尼崎の水面特性とも深く関連していると言えるでしょう。

尼崎競艇の水面特性を徹底攻略！

ボートレース尼崎は、その独特な水面特性から「何でもありのスピード水面」とも称されています。舟券予想の際には、この水面特性を理解することが非常に重要になります。

淡水と硬めの水質がもたらす影響

まず、尼崎競艇場の水質は淡水です。川や海に面していない人工池であるため、潮の満ち引きやうねりの影響はほとんどなく、非常に穏やかな水面が特徴です。しかし、淡水は海水に比べて浮力が少ないため、体重の重い選手にはやや不利に働くことがあります。また、水面が硬めであるため、艇が跳ねやすい傾向にあります。そのため、選手の乗り心地やモーターの調整が勝敗に直結しやすいと言われていますね。

直線的なターンマークとスピード戦

尼崎競艇場のもう一つの大きな特徴は、1マークからセンターポール、そして2マークまでがほぼ一直線に並んでいることです。これはボートレース場としては珍しい、ほぼ長方形の形状をしています。この直線的なレイアウトは、選手が全速で握って回るスピード戦になりやすい要因となります。2コースより外側の艇も、十分なマイシロ（艇がターンする際に必要なスペース）を確保できるため、差しや捲りといった多彩な決まり手が生まれやすい環境です。

風の影響と決まり手の傾向

年間を通してホームストレッチ（スタートラインがある側）から向かい風が吹く日が多いのも、尼崎の特徴の一つです。向かい風は、センターからの「カマシ」（全速力で内側の艇を外から抜いていく走法）を効果的にする要素となります。ただし、風がない日にはインコースの選手が握って回る展開が有利になることもありますので、レース当日の風向きと風速は必ずチェックしたいポイントです。

出目（コース別の入着率）の傾向としては、1コースの1着率が全国平均よりわずかに高い傾向にあります。一方で、2コースの2・3連率はかなり低いというデータも出ています。しかし、5コースからのまくり差しは比較的出やすい傾向にあるため、穴狙いの際には注目したいコースと言えるでしょう。三連単では大穴が出にくく、鉄板（堅い決着）がやや出やすい傾向も見られます。

このように、尼崎競艇場の水面は「何でもあり」と言われるほど多様な展開が期待できるため、選手の実力はもちろんのこと、その日のコンディションやモーター調整、そして風などの気象条件を総合的に判断することが、舟券的中の鍵となります。

尼崎競艇を拠点とする注目選手たち

ボートレース尼崎は、選手の地力が問われる水面とも言われています。特にSG優勝経験を持つような実力派選手が強い傾向にありますね。

兵庫支部で尼崎競艇場をホームとする選手の中では、吉川元浩選手がその代表格として知られています。彼の地元水面での活躍は、常に注目を集めていますね。

また、2024年6月に尼崎競艇場で開催されたSG第34回グランドチャンピオン競走では、茅原悠紀選手、磯部誠選手、桐生順平選手、池田浩二選手、毒島誠選手、宮地元輝選手といったSGウイナーたちがシリーズリーダー候補として名を連ね、熱い戦いを繰り広げました。特に茅原悠紀選手は、昨年SG出場8回中6優出と素晴らしい成績を残しており、尼崎でのGI1優出を含む4優出3Vという好相性を見せています。

若手選手では、2024年のボートレースオールスターでSG初優勝を飾った定松勇樹選手が、盟友である末永和也選手とともに今後のボートレース界を牽引していく存在として期待されています。末永和也選手は、2024年7月23日のルーキーシリーズで2度の1着を取るなど、その実力を着実に伸ばしていますね。

ファンサービスの充実と今後のイベント情報

ボートレース尼崎は、レースの興奮だけでなく、ファンが楽しめる様々なイベントや施設を提供しています。

「BOAT KIDS PARK Mooovi あまがさき」で家族も楽しめる！

2022年4月10日には、ボートレース場内に親子の遊び場「BOAT KIDS PARK Mooovi あまがさき（モーヴィ）」がオープンしました。ここでは、お子様も楽しめる大規模プールイベント「ボートレースあまがさき ウォーターパーク2024」が、2024年7月20日から9月1日まで開催されています。ウォーターパークはWEB事前予約制となっていますが、家族連れで楽しめる夏休みイベントとして人気を集めています。ウォーターパーク以外にも、ステージイベントやファミリーイベントが盛りだくさんなので、ぜひご家族で足を運んでみてはいかがでしょうか。

開催中のイベントにも注目！

2025年7月のイベントとして、「ピンクルsummerステージ」が第6R発売中と第9R発売中に開催される予定です。また、開催初日には「オープニングセレモニー＆ドリーム戦出場選手インタビュー」も行われ、選手たちの素顔に触れる貴重な機会となりますね。

さらに、ボートレース尼崎ではキャッシュレス会員カード「アマプラス」の発行も行っており、会員限定のイベントやキャッシュバックキャンペーンも実施されています。過去には、プレミアム招待ツアーイベントでロイヤルルームでの観戦やピット見学、さらにはスター選手とのトークイベントなどが開催された実績もありますので、今後のイベント情報にも注目したいですね。

尼崎競艇の歴史と地域貢献

ボートレース尼崎は、兵庫県尼崎市に位置する歴史ある競艇場です。その開設は昭和27年（1952年）に遡ります。当時の阪本勝市長の発案により、ジェーン台風による水害からの復興資金調達と湿地帯の土地活用を目的として建設されました。

当初はオートレース場が計画されていましたが、湿地帯の埋め立てや周辺の土地活用、そして当時の市長と競艇事業の生みの親である笹川良一氏との関係などから、現在のボートレース場が建設されることとなりました。開業翌年の1953年には、尼崎市の開催レースが年間173日、総売上11億700万円、純利益2,129万円を記録し、市の貴重な財源となっていきました。

一時期は公営ギャンブル廃止論も浮上し、約4年間にもわたる存廃議論が繰り広げられましたが、競艇によって得られる巨額の特定財源が教育施設の充実や道路整備などに活用されることで、最終的に存続が決定されました。昭和40年代には年間入場者数100万人を突破し、バブル景気絶頂期の平成3年度（1991年度）には売上金が1,158億円とピークを迎え、尼崎の一大産業としての地位を確立しました。

2010年4月からは「ボートレース尼崎」という呼称の使用を開始し、2000年には新スタンドがリニューアルオープンするなど、常に施設の整備を進めています。また、ボートピア姫路やボートピア神戸新開地などの場外発売場も展開しており、多くのファンにボートレースの魅力を提供しています。

尼崎競艇場は、単なるレース場としてだけでなく、地域の財政に貢献し、市民の生活を支える重要な役割を担ってきた歴史があります。現在も、地域に根ざした活動やファンサービスの提供を通じて、その存在感を高め続けています。

まとめ

2024年の夏も、ボートレース尼崎は熱いレースと充実したファンサービスで、多くの人々を魅了しています。GⅢオールレディース競走「あまがさきピンクルカップ」のような注目のレースはもちろんのこと、独自の淡水水面が織りなす多彩な決まり手、そして風の影響といった水面特性を理解することが、舟券攻略の鍵となります。

また、ご家族で楽しめる「BOAT KIDS PARK Mooovi あまがさき」のウォーターパークや、様々なイベントが開催されており、レース観戦だけでなく、レジャー施設としても充実しています。

尼崎競艇場は、その長い歴史の中で地域の発展に貢献し、今もなお多くのファンに愛され続けています。最新のレース結果や選手の動向、イベント情報をチェックしながら、ぜひボートレース尼崎の奥深い世界を楽しんでみてください。

雑談力向上委員会

編集部