俳優・下條アトムさん死去
訃報:下條アトムさん、78歳で死去
俳優の下條アトムさんが、1月29日、都内の病院で亡くなりました。78歳でした。所属事務所であるトム・プロジェクトが2月13日に発表しました。死因は、2023年9月に発症した急性硬膜下血腫による闘病中の急変とされています。葬儀は近親者のみで行われ、故人の遺志によりお別れの会などは予定されていません。下條さんは、俳優業の傍ら、声優としても活躍し、エディ・マーフィーさんの吹き替えや、TBS系バラエティ番組「世界ウルルン滞在記」のナレーターを務めるなど、幅広い分野で活躍しました。NHK連続テレビ小説「信子とおばあちゃん」や「藍より青く」、映画「八甲田山」「八つ墓村」などにも出演しています。
下條アトムさんの経歴と活動
下條アトムさんは1946年東京生まれです。父は俳優の下條正巳さんであり、自身も高校卒業後、俳優の道を歩み始めました。1969年のNHK連続テレビ小説「信子とおばあちゃん」でドラマデビューを果たし、その後、「世界ウルルン滞在記」のナレーターとして人気を博しました。 俳優としては、NHK連続テレビ小説「信子とおばあちゃん」「藍より青く」、映画「八甲田山」「八つ墓村」「昭和枯れすすき」など数多くの作品に出演し、名脇役として活躍しました。 さらに、声優としても活躍し、エディ・マーフィーの吹き替えを担当したほか、「刑事スタスキー&ハッチ」のスタスキー役などにも挑戦しました。 テレビドラマでは、「今夜はコの字で」、「仮面ライダー響鬼」などにも出演しています。
「アトム」という名前の由来
下條アトムさんの芸名「アトム」は本名です。終戦翌年に生まれたことから、両親が平和への願いを込めて名付けたという逸話が残されています。この名前は、手塚治虫の「鉄腕アトム」よりも前に付けられており、当時話題になったと報じられています。
各界からの追悼
下條アトムさんの訃報を受け、各界から追悼のコメントが寄せられています。具体的なコメントの内容については、記事からは確認できません。
所属事務所からの発表
所属事務所であるトム・プロジェクトは、公式ホームページ上で訃報を発表し、2023年9月からの急性硬膜下血腫による闘病生活と、その後体調が急変したことを明かしました。 また、葬儀は近親者のみで執り行われ、お別れの会などは予定していないことも発表しています。