琉球ゴールデンキングスの圧勝

琉球ゴールデンキングスは、チャンピオンシップファイナル第1戦で広島ドラゴンフライズに74対62で快勝しました。およそ1万3000人の観客が詰めかけた横浜アリーナでの試合は、序盤から琉球が主導権を握る展開となりました。岸本隆一選手や今村佳太選手の正確なスリーポイントシュートが次々と決まり、得点を重ねていきました。一方、ディフェンスでは広島のエース、ドウェイン・エバンス選手を徹底的にマークし、フィールドゴールを許さない堅い守備を展開しました。第2クォーター終了時点で43対25とリードを広げ、試合を折り返しました。第3クォーターでも今村選手の3連続スリーポイントなど、攻撃の手を緩めず、19点差をつけて最終クォーターへ進みました。

今村佳太選手の活躍と琉球のチーム力

今村佳太選手は、5本のスリーポイントシュートを含むチームトップの15得点を記録し、勝利に大きく貢献しました。 彼の活躍以外にも、琉球はチーム全体で15本のスリーポイントシュートを成功させ、成功率は45.5％という高い数値を記録しました。これは、琉球の選手個々の高いシュート力と、チームとしてスムーズなボール回しによる攻撃の効率の高さを示しています。 試合を通して、どの選手が出場しても活躍でき、ディフェンスの強度も落ちないのが琉球の強みであり、それがチームの自信につながっていると今村選手は語っています。

広島ドラゴンフライズの粘り強い戦い

広島ドラゴンフライズは、琉球の厳しいディフェンスに苦戦し、シュート成功率は38.5％にとどまりました。しかし、第4クォーターでは、ゴール下を徹底的に攻める戦略で、中村拓人選手のフローターシュートや河田チリジ選手の高さなどを活かした攻撃で連続8点を奪い、一時8点差まで詰め寄るなど、最後まで粘り強い戦いを見せました。 中村選手は、チームが目指した戦術がうまく機能しなかったと振り返り、基本的な部分の修正を課題として挙げています。

広島の中村拓人選手のコメントと第2戦への意気込み

広島のポイントガード、中村拓人選手は試合後、「自分たちがやろうとしたことがうまく表現できなかった」と述べ、シンプルなディフェンスやオフェンス、コミュニケーションなど基本的な部分の修正が必要だと分析しました。しかし、試合終盤に見せた粘り強い攻撃を最初から発揮できれば戦えるとも語り、第2戦に向けて前向きな姿勢を示しています。ファイナルの雰囲気を楽しんで、勝利を目指したいと意気込みを語りました。

NHKによる第2戦の中継

ファイナルは先に2勝したチームがチャンピオンとなる方式です。第2戦は5月26日午後1時10分から行われ、NHK総合テレビで生中継されます。琉球は連覇へ王手をかけ、広島は逆転優勝を目指して激戦が予想されます。

琉球ゴールデンキングスの選手コメント

琉球ゴールデンキングスの岸本隆一選手は、勝負どころで決めたスリーポイントシュートについて、チームとしてボールを回し、空いている選手にパスすることで生まれた好機だったと振り返り、どの選手が出ても決められる力があると自信を示しました。対戦相手の中村拓人選手については、彼の真の実力はまだ発揮されていないと評し、第2戦でも厳しいマークを続ける考えを示しました。 第2戦に向けては、1戦目の勝利に慢心することなく、再び勢いを持って臨むと意気込みを語りました。

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編集部