2025年2月度のボクシング主要試合結果と今後の展望
2月22日~24日開催のPRIME VIDEO BOXING 11
2月24日、東京・有明アリーナで開催された『PRIME VIDEO BOXING 11』では、複数の注目試合が行われました。WBC世界バンタム級タイトルマッチでは、王者中谷潤人がダビ・クエジャールに挑戦を受け、トリプル世界バンタム級戦では、WBA世界バンタム級王者の堤聖也が比嘉大吾と対戦しました。さらに、119ポンド契約10回戦では、那須川天心が前WBO世界バンタム級王者ジェイソン・マロニーと対戦しました。これらの試合は、Amazonプライムビデオで独占配信されました。
那須川天心 vs ジェイソン・マロニー戦
那須川天心は、119ポンド契約10回戦で前WBO世界バンタム級王者ジェイソン・マロニーを判定勝ちで下し、プロ転向後6戦全勝を達成しました。6回にはダウン寸前まで追い込まれる場面もありましたが、粘り強く戦い抜きました。那須川選手は試合後、「初めての打ち合い、男になれた」とコメントし、今秋の初の世界挑戦に向けて弾みをつけました。マロニー選手は、那須川選手を過去最大に追い詰めるも判定負けを喫しました。試合後には会場から拍手喝采が送られました。
堤聖也 vs 比嘉大吾戦
WBA世界バンタム級タイトルマッチでは、王者堤聖也と比嘉大吾が激闘を繰り広げ、ドローで決着しました。ダウンの応酬となるなど、壮絶な打ち合いとなりました。試合後、両選手は笑顔で健闘を称え合い、ネット上では感動の声が多数上がりました。比嘉選手は試合内容を覚えていないとコメントし、元世界王者らからは現役続行を希望する声も上がりました。堤選手は初防衛戦をドローで終え、「大吾ありがとう、強かったよ」とコメントしました。
2月22日開催の海外興行
2月22日(日本時間23日)には、サウジアラビア・リヤドのキングダム・アリーナで大型ボクシングイベントが開催されました。このイベントでは、ライトヘビー級4団体統一タイトルマッチとして、王者アルツール・ベテルビエフと挑戦者ドミトリー・ビボルによる再戦が行われ、ビボルが2-0の判定勝ちで新王者となりました。
その他の試合結果
このイベントでは、ライトヘビー級4団体統一タイトルマッチ以外にも、複数のタイトルマッチや注目カードが組まれていました。WBCライト級タイトルマッチでは、王者シャクール・スティーブンソンがジョシュ・パドリーに9回TKO勝ちで防衛に成功しました。また、WBO暫定ヘビー級タイトルマッチでは、ジョセフ・パーカーがマーティン・バコーレを2回KOで下しました。WBC世界ミドル級タイトルマッチはドロー、WBC暫定世界スーパーウェルター級戦はバージル・オルティスJrが勝利するなど、様々な結果が生まれました。
2月22日開催のルイス・ネリ vs 亀田京之介戦
2月22日(日本時間23日)、メキシコ・ティファナで開催されたサンフェル・プロモーション興行では、元WBCバンタム級&スーパーバンタム級王者ルイス・ネリとWBA&WBOフェザー級15位亀田京之介の10回戦が行われました。ネリが7回TKO勝ちを収め、井上尚弥挑戦以来の再起戦を勝利で飾りました。亀田選手はネリの強さを認め、「強かった。パンチ当てても抜ける感じ」とコメントしました。
その他のニュース
この期間以外にも、様々なボクシング関連のニュースがありました。元WBO世界フライ級チャンピオンの木村翔選手の引退発表、アマチュア世界選手権金メダリスト坪井智也選手のA級デビュー戦の相手決定、天海ツナミ選手の3月世界戦挑戦発表など、多くの話題が伝えられました。 また、西日本ボクシング協会会長選挙では山下正人氏が3選を果たしました。
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