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2025年度千葉県公立高校入試:試験実施状況と入試制度変更

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試験実施状況:JR人身事故による試験開始時間遅延

2025年2月18日、千葉県内の公立高校入試が開始されました。全日制、定時制、通信制合わせて3万4412人が入学試験に臨みました。初日は国語、数学、英語の試験が実施される予定でしたが、当日の朝にJR津田沼駅構内で発生した人身事故の影響を受け、通信制を除く全日制と定時制の試験開始時間が1時間遅延しました。具体的には、国語と英語の試験開始が1時間遅れ、数学の試験開始が1時間25分遅れとなりました。 この遅延は、多くの受験生と保護者に影響を与えたと考えられます。 また、松戸市立松戸高校では受験者の誘導が遅れ、数学の試験開始時間が12分遅れた部屋もありました。英語の試験では、全ての部屋で10分遅れで開始されました。しかし、県教育委員会は、いずれの試験においても試験時間は確保されており、公平性は保たれていると発表しています。さらに、県立佐倉西高校では英語のリスニング試験において、放送機器のトラブルが発生し、開始直後に放送が停止しました。予備のCDを使用しましたが、再度停止したため、放送されなかった9点分については、受験者全員(168人)に加点措置が取られました。これらのトラブルは、受験生にとって大きなストレスとなった可能性があります。県教育委員会は、今後の入試における同様のトラブル防止に努める必要があるでしょう。

試験実施状況:体調不良者と追検査

千葉県教育委員会によると、試験初日には体調不良により別室で受験した生徒が286人おり、そのうち46人がインフルエンザなどの感染症が理由でした。体調不良の生徒への対応として、2月21日から25日正午までに追検査の志願を受け付け、2月27日に追検査を実施する体制が整えられました。 この追検査制度は、病気やケガなどにより本試験を受験できなかった生徒に公平な受験機会を与えるための重要な制度です。 多くの生徒が安心して受験できるよう、今後も適切な対応が求められます。

入試制度変更:調査書項目の削除

千葉県教育委員会は、2025年度入試から中学校が高校に提出する調査書から、欠席日数やその理由、日頃の行動に関する評価など、4項目を削除することを決定しました。これにより、不登校の生徒など、様々な事情を抱える受験生が安心して入試に臨める環境整備を目指しています。 調査書から削除される項目は、従来、高校の入試選抜において考慮されてきた要素であり、特に不登校の生徒にとって進学への大きな障壁となっていました。 この変更は、不登校の生徒だけでなく、様々な事情を抱える生徒への配慮を示す重要な一歩と言えるでしょう。 東京都や岐阜県などでも同様の動きが広がっており、全国的な傾向と言えるかもしれません。

試験結果:問題と解答の公開

試験終了後、国語、数学、英語、理科、社会の試験問題と解答が、産経ニュースや千葉日報オンラインなどのウェブサイトで公開されました。 これらの公開により、受験生は自身の解答を振り返り、学習内容を改善することができます。 また、保護者や教員にとっても、試験問題の傾向や難易度を把握する上で役立つ情報となります。 問題と解答の公開は、入試の透明性を高める上で重要な役割を果たしています。

試験結果:志願者数と倍率

2025年度千葉県公立高校入試の全日制124校では、2万9720人の募集人員に対し、3万3854人の志願者がありました。平均倍率は1.14倍でした。 倍率が最も高かったのは東葛飾高校(普通科)の2.05倍で、市立千葉高校(理数科)の1.85倍、県立船橋高校の1.83倍と続きました。 これらの倍率は、高校入試における競争の激しさを示しています。 受験生は、自身の学力や志望校の倍率を考慮し、適切な受験戦略を立てる必要があります。

合格発表

合格発表は3月4日に行われます。県立高校の合格発表は、受験生向けの特設サイトなどで行われる予定です。

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