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ドジャース 山本由伸、2025年7月最新動向!安定感抜群の投球で2桁勝利へ王手

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はじめに

ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸投手は、2025年シーズンもメジャーリーグの舞台でその存在感を際立たせています。特に7月に入り、チームの先発ローテーションの中核として、安定した投球で勝利に貢献。初の2桁勝利が目前に迫るなど、さらなる飛躍が期待されています。今回は、山本由伸投手の直近の活躍に焦点を当て、そのピッチングの進化やチーム内での役割、今後の展望について詳しく解説していきます。

7月28日(日本時間29日)レッズ戦で今季9勝目!圧巻の投球内容

山本由伸投手は、7月28日(日本時間29日)に敵地で行われたシンシナティ・レッズ戦に先発登板し、7回4安打1失点、9奪三振の快投で今季9勝目を挙げました。この勝利は、山本投手にとって約1ヶ月ぶりの白星となり、チームの連敗を2で止める大きな貢献となりました。

試合は初回に1点を失うものの、山本投手はその後持ち直し、要所を締めるピッチングでレッズ打線を封じました。特に注目すべきは、全投球101球中21球で空振りを奪う圧巻の内容でした。 今季9奪三振以上を記録したのはこれで6度目となり、その奪三振能力の高さが改めて示されました。 試合後、山本投手は「収穫の多いピッチングだった」と振り返り、多くの空振りを奪えた要因として「裏をかく配球がいつもと比べると多かったので、打者を混乱させながらできたのが空振りにつながった」と分析しています。

この日のバッテリーを組んだ24歳の新人捕手、ラッシング選手との連携も光りました。山本投手はラッシング選手について「(正捕手スミスとは)違う配球ですごい面白いなと思いましたし、今日も打者が混乱というか、裏をかいたりできてたので、面白かったです」と評価し、信頼関係を築いている様子が伺えます。

この好投により、山本投手はメジャーで自身初の2桁勝利に王手をかけました。 今シーズンのここまでの成績は、116回1/3を投げ、防御率2.48、WHIP1.04、133奪三振、39四球、被本塁打10本と安定した数字を残しています。

安定感の秘訣と進化する投球術

山本由伸投手の安定した投球は、メジャー2年目にしてさらなる進化を遂げています。特に、その投球フォームと多彩な変化球の組み合わせが、打者を翻弄する要因となっています。

腕の角度の変化によるスプリットの進化

2025年シーズンの山本投手のピッチングにおいて、特に注目されているのが「スプリット」の進化です。データ分析システム「スタットキャスト」の分析によると、山本投手のリリース時の「アームアングル(腕の角度)」が、2024年の46度から2025年には43度へとわずか3度下がっていることが指摘されています。

このわずかな変化が、スプリットに大きな影響を与えています。腕の角度が下がったことで、スプリットは単に落ちるだけでなく、横方向への動きが加わるようになりました。昨シーズンは平均22センチの横変化だったスプリットが、今シーズンは29センチと7センチも増加。これにより、左打者からはさらに逃げていく軌道となり、メジャーの強打者たちを抑える要因の一つとなっています。 野球解説者の鳥谷敬氏も、スプリットで最も重要なのは空振りを奪うことだと語っており、山本投手のスプリットはまさに「魔球」と呼べるほどの変化を遂げています。

抜群の制球力と多様な球種

山本投手の投球パフォーマンスの鍵は、その抜群の制球力にもあります。キャッチャーの構えたミットの位置に正確に投げ込むことができる能力は、トップレベルです。 ストレートもスピン量が多く、打者からは「伸びている」ように見える効果があるため、より打ちにくさを増しています。

さらに、対右打者に対しては6つの球種を巧みに組み合わせ、制球力を活かしてコーナーを突き、打者を打ち取っています。 この多様な球種と、それを自在に操る制球力こそが、山本投手がメジャーリーグで通用する大きな武器となっているのです。

同僚からの助言とメンタル面の成長

メジャー1年目は右肩腱板損傷で離脱するなど、苦しい時期もありました。 しかし、2年目の今年は開幕から安定したピッチングを見せています。 昨年10月、パドレスとの地区シリーズで打ち込まれた後、チームメイトのエンリケ・ヘルナンデス選手から「真のメジャーリーグのスターが持つような自信に満ちた態度」や「自己主張の強い態度」が欠けていると指摘され、助言を受けました。 ヘルナンデス選手は山本投手に「自分の優れた才能を信じるべきだ」と語りかけ、これが山本投手のメンタル面の成長に繋がったと見られています。 井口資仁氏も、山本投手について「本当に安定感があるなという印象です。パ・リーグで戦った相手なので、これくらいのピッチングをしても驚かないですし、やっと本来の山本に戻ったなという感じはしますね」と評価しており、コントロールの良さも指摘しています。

ドジャースの先発ローテーションと山本由伸の役割

ドジャースは現在、多くの投手陣が復帰し、先発ローテーションの層が厚くなってきています。 山本由伸投手は、この豪華な先発陣の中で重要な一角を担っています。

豪華なローテーションの一員

ドジャースは、2025年シーズンに向けて大谷翔平選手(登板なし)に加え、ブレイク・スネル選手、タイラー・グラスノー選手、クレイトン・カーショー選手など、実績十分の投手を擁しています。 スネル選手は傘下マイナーでのリハビリ登板をこなし、8月1日か2日のレイズ戦で復帰する方向性が固まっています。 また、7月に戦列復帰したグラスノー選手も好投を続けています。

さらに、右肩のインピンジメント症候群で離脱している佐々木朗希投手の8月中の復帰も視野に入っており、復帰すれば先発の一角での起用が濃厚です。 大谷翔平選手も将来的には投手として復帰するプランがあり、ドジャースはメジャーでは異例の6人制ローテーションを導入する可能性も出てきています。

このような状況の中で、山本由伸投手は7月31日(日本時間8月1日)のレッズ戦、そして8月5日(日本時間8月6日)のカージナルス戦での登板が予定されており、引き続きローテーションの中心として活躍が期待されています。

チームへの貢献度

山本投手は、今シーズンここまで9勝を挙げ、チームの勝利に大きく貢献しています。 故障者リスト入りした時期もありましたが、9月に復帰してからはチームの世界一に貢献するなど、その存在感は増すばかりです。

AIによる2025年シーズンの成績予測では、ほぼローテーションを守り、12勝7敗、防御率3.43と予測されていましたが、現在の山本投手はそれを上回るペースで好成績を収めています。 メジャー2年目にして、すでにリーグ屈指の安定感を誇る投手へと成長を遂げており、ドジャースにとって欠かせない存在となっています。

まとめ

ドジャースの山本由伸投手は、2025年7月に入り、その安定感と進化を続ける投球でチームを牽引しています。特に7月28日(日本時間29日)のレッズ戦での9勝目は、初の2桁勝利へ王手をかける大きな一歩となりました。わずかな腕の角度の変化によるスプリットの進化、そして抜群の制球力と多様な球種を組み合わせる投球術は、メジャーの強打者たちを翻弄し、そのピッチングはまさに「魔球」と称されるほどです。

チームは多くの実力派投手を擁し、豪華な先発ローテーションが形成されつつありますが、その中でも山本投手は中心的な役割を担い、安定した成績を残しています。 メンタル面の成長も加わり、さらなる飛躍が期待される山本由伸投手。今後の活躍から目が離せません。

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