名阪国道の通行止め・事故・渋滞情報と関連ニュース
名阪国道の通行止めに関する情報
2025年2月18日、強い寒気の影響による大雪の予報を受け、国土交通省近畿地方整備局は、名阪国道の天理東インターチェンジと亀山インターチェンジ間の区間の上下線で通行止めになる可能性があると発表しました。 これは、積雪や路面の凍結による交通への影響を考慮した予防措置です。同日午後8時頃から通行止めになる可能性があり、最新の気象状況や道路情報を常に確認するよう呼びかけています。東海テレビの報道によると、名阪国道の亀山IC入口付近は午後5時半時点で交通量が非常に多く、ドライバーは名神高速を避けて名阪国道を利用する傾向が見られました。電光掲示板では積雪・凍結への注意と冬装備の着用が呼びかけられていました。 また、2月7日には大雪の影響で名阪国道亀山IC~天理東IC間が通行止めとなりましたが、2月8日午後6時に解除されました。これは名神・新名神高速道路を中心とした広域での予防的通行止めの一環でした。通行止めに関する最新情報は日本道路交通情報センターや北勢国道事務所のホームページで確認できます。
名阪国道での事故情報
2024年12月24日午前6時半頃、名阪国道の福住IC付近で5台が絡む事故が発生しました。トレーラーが渋滞中の車両に追突し、5台が巻き込まれたと警察は発表しています。この事故で4人が負傷し、病院に搬送されましたが、幸い全員軽傷でした。
名阪国道の道路状況と特徴
Yahoo!道路交通情報によると、2月19日21時15分現在、名阪国道(東行)は通行止め・規制情報はありませんでした。しかし、西行の上野IC付近では舗装工事による路肩規制が行われています。 また、名阪国道は、三重県亀山市と奈良県天理市を結ぶ延長約73.2キロの自動車専用道路です。 約60年前に開通したこの道路は、加太トンネル(亀山市)や小倉IC付近(奈良市)など、冬季の積雪や凍結による通行の困難な箇所が知られています。特に、福住IC~天理東IC間の約10キロに渡る区間は、「Ωカーブ」と呼ばれ、急な坂やカーブが連続するため、事故多発区間として知られています。 このΩカーブは、高度経済成長期における道路整備の急ピッチな進展と、トンネル工事の費用・時間的な制約を回避しようとした結果、山を迂回するルートが採用されたことが原因と推測されています。
名阪国道に関するその他の情報
伊賀市にある名阪国道上野インターの守田基地では、2024年11月22日、大雪対応訓練が行われました。警察、行政、関係団体から55人が参加し、大型トラックや乗用車のチェーン装着訓練、除雪車両の展示などが実施されました。 これは、大規模な車両滞留を回避するため、大雪が予想される場合は事前に通行止めを行うという道路管理者の姿勢を示すものです。 また、国道368号の名阪国道~名張市間の4車線化工事も進められており、令和7年2月20日には伊賀市上之庄地内の一部区間が供用開始される予定です。これは朝夕の渋滞緩和や物流機能強化に繋がるものと期待されています。