令和ロマン高比良くるまさんら吉本興業所属タレントのオンラインカジノ賭博疑惑に関する報道
複数の吉本興業所属タレントが警視庁から任意聴取
2025年2月14日、複数の吉本興業所属タレントがオンラインカジノでの賭博容疑で警視庁保安課から任意聴取を受けていたことが、毎日新聞などの報道で明らかになりました。 警視庁は、インターネット上のオンラインカジノサイトで賭博をした疑いがあるとして、吉本興業所属タレント10人弱から事情聴取を行っているとのことです。 この件は、第三者からの情報提供によって発覚したと報じられており、タレント間の口コミを通じてオンラインカジノでの賭博が広がっていた可能性が示唆されています。 聴取を受けたタレントの中には、数百万円を賭けていた者もいるとみられており、警視庁は今後、時期や頻度などを詳しく調べ、立件の可否を慎重に検討していくとされています。 吉本興業は、毎日新聞の取材に対して「現在、事実関係を調査している」とコメントしています。
令和ロマン高比良くるまさんととろサーモン久保田かずのぶさんの関与
任意聴取を受けたタレントの中に、「M-1グランプリ」優勝経験者である令和ロマンの高比良くるまさんととろサーモンの久保田かずのぶさんも含まれていました。 報道によると、久保田さんは関与を否定している一方、高比良さんを含む他のタレントは、大筋で関与を認め、「グレーだと思っていた」などと説明しているとのことです。 高比良さんの関与については、2月15日には本人から謝罪コメントが発表され、オンラインカジノでの賭博を認めています。 高比良さんは違法性について認識が甘かったと述べています。
オンラインカジノの違法性と罰則
報道では、オンラインカジノでの賭博が賭博罪に該当し違法であることが繰り返し強調されています。 法律を知らなかったとしても犯罪が成立する旨も明記されており、「グレーだと思っていた」という主張は、罪を免れる理由にはならないとされています。 オンラインカジノでの賭博行為には、「単純賭博罪」(刑法185条)と「常習賭博罪」(刑法186条1項)の適用が考えられ、それぞれ50万円以下の罰金または科料、3年以下の懲役が科せられる可能性があります。 常習賭博罪については、賭博行為の頻度や金額、期間などによって判断されるとされています。
高比良くるまさん出演番組への影響とSNSの反応
高比良さん出演の番組は、報道後、放送見合わせや差し替えなどの影響を受けています。 例えば、フジテレビ系の「ボクらの時代」は放送見合わせとなり、ABCテレビの「阪神・たこ焼き・令和ロマン2」は急遽差し替えられました。 さらに、高比良さんが出演するYouTubeチャンネル「ヤーレンズ&くるまのお金にまつわる喫茶店M meets東海東京証券」の動画はすべて削除されています。 SNS上では、高比良さんの行動に対する失望の声や、知的キャラとのギャップへの驚き、今後の活動への懸念などが多く見られました。 また、高比良さんの相方である松井ケムリさんのSNSが更新停止していることにも注目が集まっています。
吉本興業の対応と今後の展開
吉本興業は、コンプライアンス違反の疑いがあるとして、一部タレントの活動を自粛させていることを発表していました。 今回の報道を受け、吉本興業は事実関係の確認を進めており、今後の対応に注目が集まっています。 警視庁は、任意聴取を継続し、事実関係の解明と立件の可否を慎重に判断していくものと予想されます。 今後、関与したタレントへの処分、吉本興業の対応、そしてオンラインカジノ規制強化への議論など、様々な展開が考えられます。