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ギリシャ・サントリーニ島における地震活動と非常事態宣言

oufmoui
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サントリーニ島における地震の発生状況

サントリーニ島では、1月下旬から地震活動が活発化しており、複数の報道機関がこれを伝えています。CNN.co.jp、日テレNEWS NNN、TBS NEWS DIG Powered by JNN、時事ドットコム、ロイターなどによると、1月27日以降、1000回以上(報道機関によって数値に差異あり、1400回以上とする報道もある)の地震が発生しました。地震の規模は様々で、2月5日夜にはマグニチュード5.2の地震を観測され、これはこの期間で最大規模の揺れでした。それ以外にも、マグニチュード4.0以上の地震が複数回発生しているほか、数分おきにマグニチュード3.0前後の小さな揺れが継続的に観測されています。この地震活動は、サントリーニ島だけでなく、近隣の島々(アモルゴス島、イオス島など)でも感じられたと報告されています。サントリーニ島は地震の起きやすい場所に位置していますが、これほど長期にわたる地震活動は極めてまれな出来事であるとされています。

非常事態宣言の発令と住民・観光客の避難

地震活動の活発化を受け、ギリシャ政府は2月6日にサントリーニ島に対し非常事態を宣言しました。非常事態宣言の期間は3月3日までとされています。CNN.co.jpやロイターの報道によると、既に住民や観光客合わせて1万人以上が島外に避難しており、政府は島に残る人々の避難を支援するため、フェリーなどの便を手配しています。ただし、強風などの影響でフェリーの出航が遅延したケースもあったようです。 TBS NEWS DIG Powered by JNNの報道では、避難した人数は1万人以上とされています。 時事ドットコムは、避難者数について7千人という数値を報じていますが、これは避難状況が変化している可能性や報道時期の差によるものと考えられます。 サントリーニ島では、地滑りなどの危険性も懸念されているため、学校は閉鎖されており、陸軍、消防隊、警察隊などが配備されているとロイターは伝えています。

地震活動の継続可能性と今後の見通し

複数の報道機関は、地震活動が今後数週間から数カ月続く可能性があると伝えています。 大きな被害は今のところ報告されていませんが、ギリシャ政府は、今後さらに大きな地震が発生する可能性も想定し、対策を講じているとCNN.co.jpは報じています。 時事ドットコムは、ギリシャの地震防災当局者がマグニチュード6を超える地震の発生確率は低いと指摘していることを伝えています。 しかしながら、地震活動が継続する可能性と地滑りなどの二次災害のリスクを考慮すると、引き続き警戒が必要であると言えるでしょう。 また、サントリーニ島は年間約340万人の観光客が訪れる世界的観光地であるため、地震活動の長期化は観光業への影響も懸念されます。

サントリーニ島の概要

サントリーニ島は、エーゲ海に浮かぶギリシャの火山島で、美しい景観から人気の観光地となっています。 過去には大規模な火山噴火によって現在のカルデラ地形が形成され、1956年にはマグニチュード7.7の大地震が発生した経緯もあります。 今回の地震活動は、島北東部の海底火山、コロンボ岩礁の活動とも関連している可能性が指摘されています。ウェザーニュースは、サントリーニ島が地震や火山活動が活発な地域であることを解説しています。

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