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堤聖也、比嘉大吾とのWBA世界バンタム級タイトルマッチはドロー決着

oufmoui
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堤聖也の初防衛戦、比嘉大吾との激闘

2月24日、東京・有明アリーナで開催されたWBA世界バンタム級タイトルマッチで、王者堤聖也選手(角海老宝石)が挑戦者比嘉大吾選手(志成)と対戦しました。高校時代からの友人同士である両選手は、9回にダウンの応酬を演じるなど、激しい打ち合いを展開しました。試合は3者とも114-114のドローとなり、堤選手は初防衛に成功しました。4回には偶然のバッティングで堤選手が右目上をカットし、流血するアクシデントもありましたが、最後まで戦い抜きました。試合後、堤選手は比嘉選手の強さを認めつつも、自身の心の弱さが表れた試合だったと反省を述べ、今後のさらなるレベルアップを誓いました。比嘉選手は、昨年9月にWBO世界バンタム級王者武居由樹選手に判定負けを喫しており、今回の試合は世界王座返り咲きをかけた重要な一戦でした。

堤聖也と比嘉大吾、高校時代からの因縁

堤聖也選手と比嘉大吾選手は、1995年生まれの同世代で、高校時代からライバルとして拳を交えてきました。アマチュア時代には堤選手が2連勝していますが、2020年10月のプロ初対決は引き分けに終わっています。比嘉選手は高校卒業後にプロ転向し、世界王者に上り詰めた人物であり、堤選手にとって大きな刺激となる存在でした。昨年10月、堤選手が世界王座を獲得した直後にも2人は昼食を共にし、そこで比嘉選手から引退の意向が伝えられていました。そのため、初防衛戦の相手が比嘉選手であると発表された際には、堤選手は驚きを隠せませんでした。試合決定後は連絡を絶ち、比嘉選手にとっての最後の試合として臨む決意を表明していましたが、前日計量後のフェースオフでは笑顔で「全力でやろう」と誓い合っていました。

試合展開の詳細

試合は、1ラウンドから両選手が互いに距離を測り合う慎重な展開となりました。2ラウンド以降は、堤選手が手数を出し、比嘉選手がカウンターを狙う展開が続きました。4ラウンドには、偶然のバッティングで堤選手が右目上をカットし、流血しながらの戦いとなりました。5ラウンド以降も、両選手は激しい打ち合いを続け、9ラウンドには比嘉選手の左フックで堤選手がダウン。しかし、堤選手も直後に右アッパーで比嘉選手をダウンに追い込みました。その後も、両選手は互いに一歩も引かず、激しい打ち合いを続け、最終ラウンドまで決着がつきませんでした。

試合後のコメントと今後の展望

試合後、堤選手は「比嘉選手が強かったのが前提ですが、自分自身が情けない思いが残る試合でした。怖さが出て慎重になったシーンだったり、自分の心の弱さが表れた試合だった。」とコメント。一方、比嘉選手は試合内容を覚えていないほど激しい試合だったと振り返り、引退を示唆する発言もしました。堤選手は、今回のドロー決着をバネに、さらなるレベルアップを目指し、統一戦への挑戦を表明しました。しかし、現状の自分の実力では統一戦は早すぎるという自覚も示し、まずは実力をつけ、誰からも文句を言われないほど強くなることを目標に掲げました。

中谷潤人選手の3回KO勝利

同日行われたWBC世界バンタム級タイトルマッチでは、王者中谷潤人選手(M.T)が挑戦者ダビド・クエジャル選手(メキシコ)を3回KOで下し、3度目の防衛に成功しました。試合後、IBF世界バンタム級王者西田凌佑選手がリングに上がり、両者は統一戦を行うことで合意しました。

那須川天心選手の判定勝利

WBOアジアパシフィックバンタム級王者那須川天心選手(帝拳)は、前WBO世界バンタム級王者ジェイソン・モロニー選手(オーストラリア)とのノンタイトルマッチを判定で勝利しました。試合後、那須川選手はWBO世界バンタム級王者武居由樹選手との対戦を約束しました。

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