第59回スーパーボウル:イーグルスの優勝と銃撃事件
第59回スーパーボウルの試合結果
フィラデルフィア・イーグルスが、カンザスシティ・チーフスを40-22で破り、第59回スーパーボウルの優勝を飾りました。イーグルスは7年ぶり2度目の優勝となります。チーフスは史上初の3連覇を逃しました。試合はイーグルスの圧倒的なオフェンスとディフェンスによって展開され、イーグルスQBジェイレン・ハーツがMVPに選ばれました。ハーツはこの試合でパス221ヤード、2タッチダウン、1インターセプト、ラン72ヤード1タッチダウンを記録しました。チーフスQBパトリック・マホームズは被サック6回、2インターセプト、1ファンブルロストと苦戦を強いられました。イーグルスの勝利は、ディフェンスラインの4メンラッシュによる圧倒的なプレッシャーと、ハーツの正確なパスと巧みなランプレー、そしてKエリオットの4FG成功が大きく貢献しました。一方、チーフスは試合終盤に追い上げを見せましたが、イーグルスの堅いディフェンスを崩すことができませんでした。試合は日本時間2025年2月10日午前8時30分にキックオフし、多くの視聴者が熱戦を見守りました。
ブランドン・グラハム選手のスーパーボウル出場
フィラデルフィア・イーグルスのベテランディフェンシブエンド(DE)ブランドン・グラハム選手が、第59回スーパーボウルにアクティブとして出場しました。シーズン第12週に三頭筋を断裂し、今季終了と見られていた怪我から復帰を果たしました。土曜日に故障者リザーブから外れ、日曜日に発表された試合前のインアクティブリストに名前がなかったことから、パスラッシュへの参加が可能となりました。36歳のグラハム選手は、今季がラストシーズンであることを以前ほのめかしていましたが、今回の復帰により、ロンバルディトロフィーとスーパーリングを手にして引退するチャンスを得ることとなりました。負傷するまでの11試合では、サック3.5回、タックルフォーロス6回、パスブレイクアップ2回、ファンブルフォース1回を記録していました。
スーパーボウルに関するその他の情報
* ケンドリック・ラマーが第59回スーパーボウルのハーフタイムショーに出演しました。
* オードリーが5年ぶりにスーパーボウル現地取材を行い、試合の予想を行いました。若林さんは31-28でチーフスの勝利、春日さんは23-20でチーフスの勝利を予想しました。
* ソニーは、100台以上の放送用カメラや放送向けソリューションなどを提供し、第59回スーパーボウルの映像制作に貢献しました。AP通信やNFL Focusもソニーの機材を使用しました。
* スーパーボウルのCMは、30秒で平均700万ドル(約10億5千万円)という高額な広告費がかけられ、フード&ビバレッジ系のCMが最多でした。
スーパーボウル優勝パレード後の銃撃事件
2024年2月14日、カンザスシティ・チーフスのスーパーボウル優勝パレード終了後、ユニオン駅付近で銃撃事件が発生しました。この事件で1人が死亡し、21人が負傷しました。負傷者には子供9人も含まれており、8人は命に関わる重傷を負っています。警察は銃撃に関わったとみられる容疑者3人を拘束しましたが、事件の背景や動機についてはまだ捜査中です。パレードには数千人のファンが集まっており、事件当時、チーフスの選手たちはまだステージ上にいました。選手やコーチ、スタッフとその家族は全員無事です。 バイデン大統領は声明を発表し、銃規制の強化を求めました。