大阪府東大阪市山中切断遺体遺棄事件：大木滉斗容疑者逮捕に関する報道

事件の概要と大木滉斗容疑者の逮捕

大阪府東大阪市山手町の山中で、頭部や手足などが切断された男性の遺体が1月25日に発見されました。遺体は40代から50代前半の男性で、身長は約135cm～145cm、12月下旬に死亡したと推定されています。衣服を身につけておらず、周辺に所持品は見つかりませんでした。警察は、何者かが遺体を遺棄した疑いがあるとみて捜査を進めていました。その結果、防犯カメラの映像などを基に、大阪市中央区に住む無職の大木滉斗容疑者（28）が関与した疑いが浮上し、2月3日に死体遺棄容疑で逮捕されました。大木容疑者は逮捕後、「間違いありません」と容疑を認めています。 警察は、大木容疑者が遺体の切断や搬送にも関与した可能性があるとみて、殺人容疑も含め捜査を続けています。 発見された遺体は、その後、国土交通省職員の神岡孝充さん（52）と確認されました。神岡さんの頭部は、事件後、大阪市中央区島之内の廃マンション内で発見されました。司法解剖の結果、死因は窒息とみられています。 神岡さんは12月下旬から行方不明になっており、12月27日のテレワーク勤務後、フィリピンにいる妻に会うため出国する予定でしたが、連絡が取れなくなっていたと妻から通報がありました。

大木滉斗容疑者の行動と変装

捜査関係者によると、大木容疑者とみられる人物は、防犯カメラに12月28日夜、大阪市内を金髪の長髪姿で歩いている様子が映っていました。その後、遺体発見現場近くでは黒髪の短髪姿になっていたことから、大阪府警は捜査を逃れるためにかつらで変装したと推測しています。大木容疑者は1月中旬から所在不明でしたが、2月2日、和歌山県白浜町の三段壁周辺で確保されました。遺棄現場から100キロ以上離れており、府警は事件後の足取りを詳しく調べています。複数の防犯カメラには、大木容疑者とみられる人物がキャリーバッグを引いて山道を登る様子が映っていました。現場には同様のキャリーバッグが放置されており、府警は容疑者が遺体をキャリーバッグに入れて電車で運び、現場に向かったとみているようです。近鉄額田駅の防犯カメラには、大木容疑者と特徴の似た人物がキャリーバッグを持って電車から降りる姿が映っていたとの情報もあります。

大木滉斗容疑者の家族のコメント

大木容疑者の両親は産経新聞の取材に対し、「事件を起こすような子ではなかった。こんなことになるとは思わなかった」と涙ながらに語っています。父親は昨年11月末に大木容疑者と食事をしたのが最後で、その際、大木容疑者は通販会社のSEとして働いていると話していたそうです。その後もラインで連絡を取り合ったり、数カ月に1度会ったりしていたとのことですが、特に変わった様子はなかったと述べています。

被害者・神岡孝充さんの状況と職場関係者からの証言

被害者の神岡さんは、国土交通省の職員で、職場では親切で丁寧な人だったと、かつて一緒に働いていた同僚から証言されています。神岡さんは事件の約1ヶ月前から行方不明になっており、職場にも連絡なく出勤しなくなっていたそうです。職場では、行方不明になるまで不自然な点は全く見られなかったとのことです。

その他報道機関の報道内容

NHK、読売新聞、フジテレビ、毎日放送などの報道機関も、事件の概要、大木容疑者の逮捕、容疑者の行動、被害者の身元、家族のコメントなどを報道しています。これらの報道は、捜査の進展に伴い、新たな情報が加えられています。

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編集部