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茨城県常総市における大規模火災:発生から鎮火、避難指示解除まで

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火災の発生と拡大

2025年2月13日午後1時40分ごろ、茨城県常総市坂手町の金属回収業者の工場近くの雑木林で下草から出た火が、強風にあおられて燃え広がり始めました。常総市と隣接する下妻市では、2月としては観測史上最も強い最大瞬間風速22.2メートルを観測しており、この強風が火災の拡大に大きく影響しました。火災は工場周辺の建物にも燃え移り、プラスチックなどの合成樹脂の置き場を中心に夜になっても燃え続けました。 消防はポンプ車など21台を出動させ、消火活動にあたり、現場に隣接する坂東市の雑木林でも常総市内で火が出る前に下草などが焼ける火事があったことから、両火災の関連も調査されています。 火災発生を受け、常総市は坂手町の全域720世帯2043人に避難指示を出しました。住民からは、避難指示に驚いたこと、家の中にいても焦げ臭い匂いがした事、火の粉が飛んでくるのではないかと心配で眠れなかったという不安の声が聞かれました。

避難指示と消火活動の状況

常総市は、火災の発生を受け、午後4時20分ごろ、坂手町の全域720世帯2043人に避難指示を発令し、避難所を開設しました。避難指示は、人命に危険が生じるおそれがあるとして発令されました。消防は消火活動にあたり、複数の消防署からポンプ車など多数の車両が出動しました。火災は、出火からおよそ17時間後の2月14日午前7時前に消し止められました。 消火活動は困難を極めましたが、けが人は出ていませんでした。 常総市は、火災による健康などの影響について相談を受け付ける電話窓口を設置し、2月14日から21日まで、午前8時30分から午後5時15分まで受け付けました。

避難指示の解除と今後の対応

2月14日午前6時、常総市は坂手町全域に発令していた避難指示を解除しました。これは、2月14日午前0時33分に火勢が鎮圧され、延焼の危険がなくなったと判断されたためです。避難指示解除後、警察と消防は火災の原因を詳しく調査しています。 また、常総市は火災による健康被害への相談窓口も設置しました。

交通機関への影響

強風のため、つくばエクスプレス(TX)のみらい平駅周辺では、トタン屋根が架線などに覆いかぶさり、一時停電が発生しました。これにより、守谷~つくば駅間の上下線で約5時間にわたり運転を見合わせ、駅間に止まった電車の乗客約500人が線路上を歩いて駅まで移動する事態となりました。JR常磐線や水郡線でも運休や遅れが発生しました。

まとめ

茨城県常総市で発生した大規模な火災は、強風を要因に拡大し、多くの住民に避難指示が出されました。幸いにもけが人はなく、約17時間後の午前7時前に鎮火、午前6時には避難指示も解除されました。警察と消防による出火原因の調査が現在行われています。 強風は交通機関にも影響を与え、つくばエクスプレスの一部区間が長時間運転見合わせとなりました。

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