京都マラソン2025:16,000人超が参加、都大路を駆け抜ける
大会概要と参加者数
2025年2月16日(日)、京都市内の観光地などを巡る「京都マラソン2025」が開催されました。午前9時に京都市右京区のたけびしスタジアム京都をスタートし、嵐山や金閣寺などの名所周辺を巡る42.195キロのコースで、平安神宮付近をゴールとするコースです。 参加者はペア駅伝や車いす競技を含め、16,000人余りに上りました。 沿道には多くの観客が詰めかけ、ランナーたちを盛んに応援していました。世界遺産の仁和寺前では、僧侶たちが横断幕を掲げてエールを送るなど、京都らしい歓迎ムードが大会を盛り上げました。 初参加の40代男性は「いつも車で通っている道を走る気持ちよさを感じながら走りたい」と意気込みを語っており、5回目の参加となる40代女性は「健康診断の意味合いで毎年参加している」と話していました。
優勝者と記録
マラソン男子の部は京都市の森井勇磨選手が2時間16分19秒で連覇を達成しました。 女子の部は京都市の廣川風佳選手が2時間45分9秒の大会最高記録で連覇を飾りました。森井選手はロングスパートで独走態勢を築き、廣川選手は大会新記録を樹立する力走を見せました。KBS京都テレビでは、レース当日の午後9時からダイジェスト番組が放送されました。
ランナー受付と大会前日の様子
2月15日には、京都市左京区のみやこめっせでランナーの受付が行われ、多くのランナーがゼッケンや記念品を受け取りました。 ランナーたちは「コースは登りがきついらしいので頑張ります」「3時間50分を目標に頑張ります」「当日は天気も回復しそうなので良い記録が出したい」「観光しながら写真も撮り、自己ベストも更新したい」など、それぞれの目標を語っていました。 京都府立植物園の特設舞台では、祇園甲部の芸舞妓が長唄「供奴」を演奏するなど、京都らしいおもてなしでランナーを歓迎しました。ランナーたちは芸舞妓と写真撮影をしたり、飴をもらったりと、京都の雰囲気を満喫していました。 受付は15日までで、最終入場は午後7時でした。
その他
京都マラソン2025の公式ホームページでは、大会要項やコース紹介、ボランティア情報、交通規制情報などが公開されています。大会当日の交通規制は、市内全域で大規模な渋滞が予想されると発表されていました。また、KBS京都テレビでは、スタートとフィニッシュを生中継し、午後9時からダイジェスト番組を放送しました。2020年の大会では、京都大学iPS細胞研究所の山中伸弥所長をはじめとするCiRAメンバーが完走し、山中所長は自己ベストを更新しました。