知らないと損!犬が自分のしっぽを追いかける本当の理由5選と、隠れた病気のサイン

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愛犬の「くるくる」、可愛いけど…もしかして大丈夫?その行動の意味、正しく理解できていますか?

「見て見て!うちの子、また自分のしっぽ追いかけてる!可愛い〜!」

愛犬が自分のしっぽを相手に、楽しそうにくるくる回る姿。見ているだけで思わず笑みがこぼれてしまう、飼い主さんにとっては至福の時間ですよね。SNSにも「

しっぽ追いかけ隊」なんてハッシュタグがあるくらい、微笑ましい行動として捉えられています。

でも、ふと冷静になったとき、こんな疑問が頭をよぎりませんか?

「…あれ?でも、なんで自分のしっぽを追いかけるんだろう?」 「ただの遊びだよね?もしかして、ストレスが溜まってるサインだったりして…」 「最近、前より頻繁にやってる気がするけど、これって普通なの?」

そうなんです。多くの飼い主さんが「可愛い!」で済ませてしまうこの行動、実はあなたの愛犬が送っている重要なメッセージかもしれないのです。

ただの遊びや退屈しのぎである場合がほとんどですが、中にはストレス病気といった、見過ごせない原因が隠れている可能性もゼロではありません。 放置してしまうと、しっぽを噛んで傷つけたり、心の病気である「常同障害」に発展してしまったりすることもあるのです。

この記事を読めば、あなたは以下のことを手に入れることができます。

  • 犬が自分のしっぽを追いかける5つの本当の理由が分かり、愛犬の気持ちを深く理解できるようになる。
  • 遊びと危険なサインの見分け方が分かり、愛犬の異変にいち早く気づけるようになる。
  • 今日からできる具体的なストレス解消法を知り、愛犬をもっと幸せにしてあげられる。
  • 獣医師に相談すべきタイミングが分かり、手遅れになる前に行動できる。

もう、「可愛いけど、ちょっと心配…」なんてモヤモヤする必要はありません。この記事が、あなたと愛犬の毎日をより豊かで安心なものにするための、最高のパートナーになります。さあ、一緒に愛犬の心の声に耳を澄ませてみましょう。

結論:理由は「遊び」が多数!でも「頻度」と「しっぽの状態」には要注意!

愛犬が自分のしっぽを追いかける姿を見て、心配になってしまった飼い主さん、まずはご安心ください。

結論から言うと、犬が自分のしっぽを追いかける理由のほとんどは、遊びや退屈しのぎです。 特に子犬の場合は、自分のしっぽを「動く不思議なオモチャ」だと認識して、じゃれついているケースがほとんどです。

しかし、注意すべきは「その行動の程度と頻度」です。 もし、以下のような様子が見られたら、それは単なる遊びではなく、ストレスや病気のサインかもしれません。

  • 1日に何回も、執拗に追いかけ続ける
  • 飼い主が声をかけても、なかなかやめない
  • 唸り声をあげたり、歯をむき出しにしたりする
  • しっぽを噛んでしまい、毛が抜けたり出血したりしている

つまり、大切なのは「可愛いね」だけで終わらせず、「どうして今、この行動をしているんだろう?」と、愛犬の様子を注意深く観察してあげることです。この視点を持つだけで、見過ごしてしまいがちな愛犬の小さなSOSに気づくことができるようになります。

この記事では、心配のない理由から注意すべき理由まで、その原因と具体的な対処法をプロの視点で徹底的に解説していきます。

まずは安心!ほとんどは心配ない「犬が自分のしっぽを追いかける理由」TOP3

愛犬のくるくるダンス。その多くは、彼らが心身ともに健康である証拠でもあります。ここでは、飼い主さんが笑顔で見守ってあげて大丈夫な、ポジティブな理由を3つご紹介します。

【理由1】最高のオモチャ発見!「これ、何だ?」探求心と遊びのサイン

特に子犬期に多く見られるのが、この理由です。 子犬にとって、自分の視界の端でチラチラ動くしっぽは、まるで生きているかのような不思議な存在。「なんだ、このフサフサは!捕まえてやる!」と、最高の遊び相手を見つけたとばかりに夢中になります。

これは、子犬が自分の体を認識していく正常な発達過程の一つ。人間で言えば、赤ちゃんが自分の手や足を不思議そうに眺めたり、口に入れたりするのと同じです。

【あるある!飼い主さんの声(SNSより)】
> 「うちの3ヶ月のコーギー、最近しっぽキャッチに夢中😂 どうやら自分の体の一部だってまだ気づいてないみたい(笑)一生懸命な姿が可愛すぎて、つい動画撮っちゃう。

子犬のいる暮らし #コーギー #しっぽ追いかけ隊」

成犬であっても、退屈な時や遊びたい気分の時には、手近なオモチャとして自分のしっぽで遊び始めることがあります。 この場合、表情が楽しそうであったり、飼い主さんがおもちゃなどで誘うとすぐにそちらに興味が移ったりするのが特徴です。

【理由2】エネルギー有り余ってるぜ!「退屈だワン…」のサイン

「お散歩まだかな…」「飼い主さん、仕事ばっかりでつまらないな…」

犬は有り余るエネルギーを発散できない時や、退屈を感じた時に、気を紛らわせるために自分のしっぽを追いかけることがあります。 これは、人間が手持ち無沙汰な時にペンを回したり、貧乏ゆすりをしたりするのと似ているかもしれません。

特に、以下のようなエネルギーレベルの高い犬種は、運動不足からこの行動が出やすい傾向にあります。

  • ジャック・ラッセル・テリア
  • ボーダー・コリー
  • 柴犬
  • ウェルシュ・コーギー

【プロはこう見る!退屈サインの見極め方】

ペットトレーナーの視点からお話しすると、この「退屈しのぎのしっぽ追い」は、飼い主さんへの「もっと構って!」「もっと運動したい!」という立派なコミュニケーションの一つです。もし愛犬が、夕方のお散歩前や、飼い主さんが長時間かまってあげられない時にこの行動を始めたら、「退屈」のサインである可能性が高いでしょう。このサインを見逃さず、遊びや散歩の時間を少し増やしてあげるだけで、行動がピタッと収まることも少なくありません。

【理由3】飼い主さん、見てる?「かまってほしい」可愛いアピール

犬は非常に賢い動物です。彼らは過去の経験から、「この行動をすると、飼い主さんが喜んでくれる(注目してくれる)」ということを学習します。

もしかしたら、あなたの愛犬が初めてしっぽを追いかけた時、「まあ、可愛い!」と声をかけたり、笑ったり、スマホで撮影したりしませんでしたか?

そのポジティブな反応を、愛犬はしっかりと覚えています。そして、「飼い主さんにかまってもらいたいな」と思った時に、気を引くための手段として、わざとしっぽを追いかける行動を見せることがあるのです。

この場合の見分け方は簡単です。

  • 飼い主さんの目の前でだけ、この行動をする
  • 追いかけながら、チラチラと飼い主さんの顔色をうかがっている

もし心当たりがあるなら、あなたの愛犬はかなりの策士かもしれませんね。これは、あなたと愛犬の間に強い絆がある証拠とも言える、微笑ましい理由の一つです。ただし、この行動がエスカレートしないように、しっぽを追いかけている時ではなく、落ち着いている時にたくさん褒めてあげるのがポイントです。

【要注意】見逃さないで!病気やストレスが隠れている危険な理由

ここからは、飼い主さんが注意深く観察する必要がある「しっぽ追い」の理由について解説します。もし愛犬の行動が以下のケースに当てはまる場合は、楽観視せずに原因を探り、必要であれば専門家の助けを借りることが重要です。

【理由4】心のSOSサインかも?ストレスが引き起こす「常同障害」

もし愛犬が、目的もなく同じ行動を執拗に、長時間繰り返し行う場合、それは「常同障害(じょうどうしょうがい)」という心の病気のサインかもしれません。 常同障害は、強いストレスや不安を感じ続けることで発症すると言われています。

人間でいう「強迫性障害」に似た状態で、しっぽを追いかける行動自体が目的ではなく、その行動をすることで不安や葛藤を紛らわせようとしているのです。

常同障害が疑われる「しっぽ追い」の特徴

特徴 具体的な様子
執拗さ 1日に何時間も、何回も繰り返す。食事や睡眠といった日常生活に支障が出るほど夢中になる。
止められない 飼い主が名前を呼んだり、止めさせようとしても、全く聞く耳を持たない。
自傷行為 しっぽに噛みつき、毛をむしったり、出血させたりしても行動をやめない。
攻撃性 行動を止めようとすると、唸ったり、噛みつこうとしたりする。

【多くの人がやりがちな失敗談】

「うちの子、ストレスかな?と思って、しっぽを追いかけてる時に『ダメでしょ!』って大きな声で叱ってしまったんです。そしたら、余計に興奮してしまって、もっと激しく追いかけるようになって…。後で知ったんですが、この行動をしている時に叱るのは逆効果なんですね。 不安を助長させてしまうなんて、本当に申し訳ないことをしました。」

常同障害の原因となるストレスは様々です。

  • 運動不足やコミュニケーション不足
  • 長時間の留守番による分離不安
  • 引っ越しや家族構成の変化といった環境の変化
  • 家族の不仲や騒音など、家庭内の緊張

もし愛犬の行動に不安を感じたら、まずは生活環境を見直し、ストレスの原因を取り除いてあげることが第一です。それでも改善が見られない場合は、行動診療を専門とする獣医師に相談することをお勧めします。早期の対応が、症状の悪化を防ぐ鍵となります。

【理由5】身体の異常を訴えている!皮膚のトラブルや病気の可能性

しっぽを追いかける行動は、精神的な問題だけでなく、身体的な不快感や痛みが原因である場合もあります。

考えられる身体的な原因

  1. . 皮膚のトラブル(かゆみ・痛み)
  2. ノミ・ダニの寄生: 特にしっぽの付け根やお尻周りは、ノミが好む場所です。 被毛をかき分けて、黒い砂のようなノミの糞がないかチェックしてみましょう。
  3. アレルギー性皮膚炎: 食物アレルギーやアトピーなどで、お尻周りに強いかゆみが出ている可能性があります。
  4. 傷や腫瘍: 尾や肛門周辺に傷があったり、腫瘍ができていたりして、痛みや違和感から気にしているのかもしれません。
    1. . 神経系の病気(てんかんなど)
    2. てんかん: てんかんの発作は、全身の痙攣だけではありません。 幻覚が見えたり、体の一部がムズムズするといった症状が現れることもあり、その結果として自分のしっぽを「異物」や「敵」と認識して攻撃してしまうことがあります。 しっぽに対して唸ったり、パニックになったように追いかける場合は、てんかんの部分発作の可能性も考えられます。
    3. これらの身体的な問題は、飼い主さんが見ただけでは判断が難しいことが多いです。 もし愛犬がしきりにお尻のあたりを気にしていたり、特定の場所を噛もうとしていたりするなら、まずは動物病院で獣医師の診察を受け、病気が隠れていないかを確認してもらうことが非常に重要です。

      子犬と成犬で違う?年齢で見る「しっぽ追い」の意味と注意点

      同じ「しっぽを追いかける」という行動でも、その子の年齢によって意味合いが大きく変わってくることがあります。愛犬の年齢に合わせて、適切な見方と対応をしてあげましょう。

      子犬の「しっぽ追い」は成長の証!温かく見守ってあげよう

      前述の通り、子犬が自分のしっぽを追いかけるのは、多くの場合、遊びの一環であり、自分の体を知るための大切なステップです。

      • 自分の体を発見中: 「なんだこれ?」と、動くしっぽに興味津々。
      • 狩りの練習: 動くものを捕まえるという、犬本来の狩猟本能を満たす遊び。
      • エネルギー発散:有り余る子犬のエネルギーを、手近なもので発散している。

      子犬のうちは、しっぽを傷つけるほど執拗でなければ、神経質になる必要はありません。 「元気に成長している証拠だね」と、温かい目で見守ってあげましょう。

      ただし、この時期に飼い主さんが過剰に反応して面白がると、「これをすれば注目してもらえる!」と学習してしまい、成犬になっても「かまってほしい時」の常套手段として行動が定着してしまう可能性があります。 可愛くても、少しだけクールに対応するのが、将来のためかもしれません。

      成犬になってからの「しっぽ追い」は要注意!原因を慎重に探ろう

      子犬の頃は全くしなかったのに、成犬になってから急にしっぽを追いかけるようになった場合は、少し注意が必要です。成犬はすでに自分のしっぽを体の一部だと認識しているため、その行動には何らかの理由が隠されている可能性が高いからです。

      成犬の「しっぽ追い」で考えられる主な原因

      • ストレスの蓄積: 運動不足、コミュニケーション不足、環境の変化など、生活の中で何らかのストレスを感じているサインかもしれません。
      • 退屈: 毎日の生活に刺激がなく、暇を持て余している可能性があります。
      • 身体的な不快感: 皮膚炎やケガ、神経系の病気など、体のどこかに異常があるのかもしれません。

      もちろん、成犬でも単純に遊びたくて追いかけることもありますが、頻度が増えたり、様子がいつもと違ったりする場合は、「何か変化はなかったかな?」と愛犬の生活を振り返ってみることが大切です。

      【意外な発見!犬種による違い】

      実は、特定の常同障害を発症しやすい犬種がいることが分かっています。 例えば、ブル・テリアは尻尾を追いかける行動、ドーベルマンは自分の脇腹を吸う行動(フランキング)などが報告されています。もちろん個体差はありますが、愛犬の犬種特性を知っておくことも、行動を理解する上での一つのヒントになるかもしれません。

      プロはこう見る!遊びと危険の境界線「やめさせた方がいいしっぽ追い」5つのチェックリスト

      「うちの子のしっぽ追いは、見守っていて大丈夫なレベル?それとも、すぐに対処が必要?」 多くの飼い主さんが悩むこの問題に、明確な判断基準を設けましょう。以下の5つのチェックリストを使って、愛犬の行動を客観的に評価してみてください。一つでも当てはまる場合は、注意深く観察し、必要であれば専門家への相談を検討しましょう。

      チェック項目 YES NO 観察のポイント
      1. 頻度と持続時間
      (1日に何度も、5分以上続くか?)
      遊びであれば通常、短時間で飽きます。何かに取り憑かれたように長時間続く場合は注意が必要です。
      2. 表情と行動
      (唸ったり、歯をむき出しにしていないか?)
      楽しんでいる時は、目が輝き、リラックスした表情をしています。苦しそう、怒っているような表情は危険信号です。
      3. しっぽの状態
      (毛が抜けたり、出血や皮膚の赤みはないか?)
      実際にしっぽを噛んで傷つけている場合は、行動がエスカレートしている証拠です。自傷行為はすぐに対応が必要です。
      4. 飼い主への反応
      (名前を呼んだり、おもちゃで誘ってもやめないか?)
      遊びであれば、大好きな飼い主さんからの呼びかけや、他のおもちゃに興味が移ります。無視して続ける場合は、行動に固執している可能性があります。
      5. 日常生活への影響
      (食事や散歩を中断してまで追いかけるか?)
      本来楽しいはずの活動よりも、しっぽを追いかけることを優先してしまうのは、心のバランスが崩れているサインかもしれません。

      【プロならこうする!という視点】

      もし、これらのチェックリストで「YES」がつく項目があった場合、私たちプロがまず飼い主さんにお願いするのは、「行動の記録」です。

      • いつ? (例: 朝、留守番後、夜寝る前)
      • どこで? (例: ケージの中、リビング)
      • どんな状況で? (例: 家族が喧嘩した後、雷が鳴った時)
      • どのくらいの時間? (例: 約10分間)
      • どんな様子だったか? (例: 唸りながら、速いスピードで回っていた)

      そして何より、スマホで動画を撮影しておくことを強く推奨します。言葉で説明するよりも、実際の様子を見てもらう方が、獣医師やトレーナーは遥かに多くの情報を得ることができます。この一手間が、的確な診断と改善への一番の近道になるのです。

      愛犬の「退屈」は飼い主が作る!今日からできる簡単ストレス発散法

      もし愛犬のしっぽ追いの原因が「退屈」や「ストレス」にある場合、その解消の鍵は飼い主さんとの関わり合いの中にあります。高価なおもちゃや広いドッグランは必要ありません。毎日の生活の中で少し工夫するだけで、愛犬の心は満たされ、問題行動は自然と減っていくはずです。

      散歩の質を劇的に上げる「ノーズワーク」のススメ

      いつもの散歩コース、ただ歩くだけで終わっていませんか?犬にとって散歩は、排泄や運動のためだけではありません。「嗅ぐ」という行為を通じて、外の世界の情報を収集し、脳に刺激を与える非常に重要な時間なのです。

      ノーズワーク(嗅覚を使った活動)を取り入れることで、散歩の満足度は格段にアップします。

      • クン活タイムを設ける: 散歩の途中、5分でも10分でも良いので、犬が気の済むまで地面や草むらの匂いを嗅げる時間を意識的に作ってあげましょう。 リードを少し緩め、犬のペースに合わせてあげるのがポイントです。
      • おやつ探しゲーム: 安全な公園の草むらなどに、犬用のフードやおやつを数粒隠して、「探して!」と声をかけてみましょう。嗅覚を使っておやつを見つける達成感は、犬にとって最高の脳トレになります。

      これらの活動は、身体的なエネルギーだけでなく、精神的なエネルギーも効果的に発散させてくれるため、室内での退屈な時間を減らすのに役立ちます。

      室内でも大満足!脳を刺激する「知育トイ」活用術

      雨の日や、飼い主さんが忙しくて長く遊んであげられない時でも、愛犬を退屈させないための強い味方が「知育トイ」です。 知育トイとは、犬が自分で考えて工夫しないと、中に入っているおやつを取り出せない仕組みのおもちゃのことです。

      代表的な知育トイ

      種類 特徴 おすすめの犬
      コング ゴム製で中にペースト状のおやつやフードを詰められる定番のおもちゃ。不規則なバウンドも楽しめます。 噛むのが好きな犬、留守番が苦手な犬
      おやつボール 転がすと小さな穴からおやつが少しずつ出てくるボール。早食い防止にもなります。 活発な犬、食べるのが好きな犬
      ノーズワークマット 布製のマットに隠されたおやつを、嗅覚を使って探すおもちゃ。シニア犬でも楽しめます。 全ての犬、特にシニア犬や雨の日の遊びに

      これらの知育トイは、犬を長時間夢中にさせ、留守番中の寂しさや退屈を紛らわせるのに非常に効果的です。 ただし、おもちゃの選び方には注意が必要です。必ず愛犬のサイズに合ったものを選び、誤飲の危険がないか、壊れやすい部分はないかを事前に確認しましょう。

      5分でできる!絆が深まる簡単コミュニケーション遊び

      忙しい毎日の中でも、1日5分、テレビを消してスマホを置いて、愛犬と真剣に向き合う時間を作ってみませんか?短い時間でも、質の高いコミュニケーションは愛犬の心を満たします。

      • かくれんぼ: 家族の誰かが犬を抑え、もう一人が部屋のどこかに隠れます。「おいでー!」と呼んで、見つけられたら思いっきり褒めてあげましょう。
      • 持ってきてゲーム: ロープ状のおもちゃなどを使って、引っ張り合いこをしたり、投げて持ってきてもらったりする遊びです。 興奮させすぎず、「ちょうだい」のコマンドで冷静に渡せるように練習することも大切です。
      • マッサージ・ブラッシング: 優しく体を撫でたり、ブラッシングしたりするスキンシップは、犬をリラックスさせ、ストレスを軽減する効果があります。 体の異変を早期発見する機会にもなります。

      大切なのは、「遊んであげる」という意識ではなく、「一緒に楽しむ」という気持ちです。あなたの楽しそうな声や表情は、何よりの愛情表現として愛犬に伝わります。

      それでも止まらない…獣医師に相談するタイミングと伝え方のコツ

      セルフケアを試しても行動が改善しない、あるいはチェックリストで危険なサインが見られる場合は、ためらわずに専門家である獣医師に相談しましょう。 特に、常同障害やてんかんなどの病気が疑われる場合は、早期の診断と治療が不可欠です。

      どんな情報を獣医師に伝えればいい?(動画は最強の問診票!)

      的確な診断を下してもらうためには、飼い主さんからの正確な情報提供が何よりも重要です。動物病院に行く前に、以下の情報を整理しておきましょう。

      伝えるべき情報リスト

      1. . いつから始まったか? (例: 1ヶ月前から)
      2. . どんな時に起こるか? (例: 留守番の後、夜に家族が寝静まってから)
      3. . 1日に何回くらい、どのくらいの時間続くか? (例: 1日に3〜4回、1回あたり10分程度)
      4. . その時の詳しい様子は? (唸る、無表情で回る、しっぽを噛むなど)
      5. . 止めようとした時の反応は? (無視する、攻撃的になるなど)
      6. . 最近、生活環境に変化はあったか? (引っ越し、新しいペット、家族の生活リズムの変化など)
      7. . 他に気になる症状はないか? (食欲不振、元気がない、体を痒がるなど)
      8. そして、前述した通り、しっぽを追いかけている様子を撮影した動画を持参してください。これは百の言葉よりも雄弁に、愛犬の状態を獣医師に伝えてくれます。可能であれば、行動が始まる前から終わるまでの一連の流れを撮影できると、さらに診断の助けになります。

        治療法は一つじゃない!薬物療法から行動療法まで

        もし常同障害などの診断が下された場合、治療は一つの方法だけでなく、いくつかの選択肢を組み合わせて行われることが一般的です。

        • 環境改善・行動療法: ストレスの原因となっている環境要因を取り除き、飼い主との関わり方を見直したり、正しいトレーニングを行ったりします。これが治療の基本となります。
        • 薬物療法: 不安を和らげるためのサプリメントや、抗うつ薬・抗不安薬などが処方されることもあります。 獣医師の指導のもと、適切に使用することが重要です。
        • 身体疾患の治療: 皮膚病やてんかんなど、原因となる病気がある場合は、その治療を最優先に行います。

        心の病気の治療は、時間がかかることも少なくありません。 焦らず、愛犬のペースに合わせて、獣医師と二人三脚で取り組んでいく姿勢が大切です。

        まとめ

        愛犬が自分のしっぽを追いかける行動。その背景には、微笑ましいものから、すぐに対処すべき深刻なものまで、様々な理由が隠されています。この記事でお伝えした大切なポイントを、最後にもう一度確認しましょう。

        • ほとんどは心配ない理由: 犬が自分のしっぽを追いかけるのは、多くが「遊び」「退屈しのぎ」「飼い主へのアピール」といったポジティブな理由です。特に子犬の場合は、成長過程で見られる自然な行動なので、温かく見守ってあげましょう。
        • 見逃してはいけない危険なサイン: 行動が執拗で長時間続く、唸り声をあげる、しっぽを噛んで傷つけるといった場合は、ストレスによる「常同障害」や、皮膚病・てんかんなどの病気の可能性があります。
        • 飼い主だからできること: 危険なサインを見分けるためのチェックリストを活用し、日頃から愛犬の様子をよく観察することが重要です。原因がストレスや退屈にある場合は、散歩の質を上げたり、知育トイを活用したりすることで、愛犬の心を満たしてあげましょう。

        あなたの愛犬が送る小さなサインに気づき、その意味を正しく理解してあげられるのは、世界でただ一人、飼い主であるあなただけです。

        「可愛いね」の一言に、「どうしたの?」「何か伝えたいことがあるの?」という深い愛情のこもった問いかけをプラスしてみてください。それだけで、あなたと愛犬の絆は、もっともっと強く、かけがえのないものになるはずです。この記事が、そのための小さな一歩となれば、これほど嬉しいことはありません。

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