台湾の人気女優、徐熙媛(バービー・スー)さん死去
徐熙媛さんの死去と死因
台湾の人気女優、徐熙媛(バービー・スー、愛称:大S)さんが、48歳で死去されました。2025年2月3日、家族によって発表されました。春節(旧正月)に合わせて家族で日本を旅行中にインフルエンザに感染し、肺炎を併発したことが死因です。 妹の徐熙娣(小S)さんによると、箱根で体調を崩し、2月2日に入院先の病院で亡くなりました。 日本の漫画「花より男子」を原作とした台湾の人気ドラマ「流星花園」でヒロインを演じたことで知られ、日本でも多くのファンに親しまれていました。夫は韓国人歌手のク・ジュンヨプさんです。 報道によると、日本で火葬されたとのことです。 徐熙媛さんの訃報は、台湾だけでなく、日本や韓国などアジア圏で大きな衝撃を与えました。
徐熙媛さんのキャリア
徐熙媛さんは1994年、妹の徐熙娣さんと共にアイドルデュオ「S.O.S」としてデビューし、翌年には日本でもデビューを果たしました。その後、テレビ番組の司会を務めるなど、多方面で活躍しました。 しかし、彼女をアジア圏で広く知らしめたのは、2001年に放送された台湾版「花より男子」である「流星花園」です。 このドラマでヒロインの杉菜(つくし)役を演じ、人気を博しました。 その後も数々の映画やドラマに出演し、女優として確固たる地位を築きました。「流星花園」以外にも、「倩女幽魂」「齊天大聖孫悟空」「転角遇到愛」などの作品に出演し、香港映画「保持通話」では、主演女優賞にノミネートされるなど、高い評価を得ています。 また、妹の小Sとの共演も多く、姉妹揃って台湾の芸能界を代表する存在として活躍していました。
訃報発表と周囲の反応
徐熙媛さんの訃報は、台湾の中央通信社やTVBSなど複数のメディアによって報じられました。 妹の小Sさんはマネージャーを通じて、「春節に家族で日本旅行に来ていた最愛の優しい姉が、インフルエンザによる肺炎で亡くなった」というコメントを発表しました。 この訃報を受け、台湾の芸能界からは多くの追悼の声が上がり、徐熙媛さんの早すぎる死を悼む声が広まりました。 また、日本や韓国など、アジア各国でも彼女の死を悼む声が多数上がっており、多くのファンに惜しまれながらの別れとなりました。 日本のメディアもこの訃報を大きく取り上げ、彼女の功績を改めて称えています。
インフルエンザ流行との関連
報道では、徐熙媛さんが日本旅行中にインフルエンザに感染し、肺炎を併発したことが死亡原因として伝えられています。 中央通信社は、訃報と合わせて、日本で昨年からインフルエンザが流行していることや、感染時の対処法などを伝えています。 この報道は、日本のインフルエンザ流行の深刻さを改めて浮き彫りにするものであり、海外からの観光客にとっても注意が必要であることを示唆しています。