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山形県知事選挙:吉村美栄子氏5選、過去最低投票率

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吉村美栄子氏の5回目の当選

2025年1月26日に行われた山形県知事選挙において、無所属現職の吉村美栄子氏(73歳)が5回目の当選を果たしました。相手候補は、無所属新人の金山屯氏(84歳)でした。吉村氏は自民党、立憲民主党、国民民主党、共産党の支援を受け、選挙戦では、2024年7月の豪雨災害からの復旧・復興の加速化、子育て支援の充実、外国人材の受け入れ増加などを訴えました。 これらの政策提案が、与野党の支持層だけでなく、無党派層からも幅広い支持を集め、勝利につながったと見られています。吉村氏は当選後、「身が引き締まる思いで、私を選んでくれた皆様に心から感謝を申し上げます。豪雨災害からの復旧復興を頑張ってくれという県民のことばを受け止めた。誰もが暮らしやすく、1人1人が輝くことができる、安心・安全な山形を作っていきたい」とコメントしました。 吉村氏は山形県大江町出身で、行政書士などを経て、2009年の知事選挙で初当選し、東北で初めての女性知事となりました。その後、2回連続で無投票当選を果たし、今回の5選は女性知事として最多当選となります。

選挙結果の詳細

吉村美栄子氏(無所属・現)は31万8364票を獲得し当選しました。対する金山屯氏(無所属・新)は1万7794票でした。 事実上、吉村氏の信任投票の様相を呈した選挙となりました。金山氏は高速道路の安全対策や県パートナーシップ宣誓制度の廃止などを訴えましたが、吉村氏の圧倒的な支持を覆すには至りませんでした。

過去最低投票率

県選挙管理委員会によると、山形県知事選挙の確定投票率は39.67%でした。これは前回(2021年)の62.94%を23.27ポイント下回り、過去最低の投票率となりました。 これまでの最低投票率は2001年の48.81%でしたが、それを大幅に下回る結果となりました。投票率の低さについては、様々な要因が考えられますが、明確な原因は今後の分析を待つ必要があります。

各党の対応

自民党は、前回の知事選挙では対立候補を擁立しましたが、今回は吉村氏を支援しました。 これは、前回に続いて候補者の擁立に向けて調整を進めていたものの、2024年12月に吉村氏から支援の要請があったことなどを理由に、擁立を見送ったことによるものです。立憲民主党、国民民主党、共産党も吉村氏を支援し、公明党は自主投票の対応を取りました。

選挙戦における訴え

選挙戦において、吉村氏は2024年7月の豪雨災害からの復旧・復興を最優先課題として訴えました。 具体的には、災害からの復旧・復興の加速化、人口減少対策としての充実した子育て支援、そして外国人材の受け入れ増加などを政策として打ち出しました。これらの政策は、県民の喫緊の課題に対応するものであり、幅広い支持を得る要因となったと考えられます。

選挙前の状況

期日前投票は低調で、前回選挙の同時期と比較して3割近く減少しました。 投開票前日の時点で、推定投票率は7%と報道されており、投票率の低さが懸念されていました。これは、選挙への関心の低さや、無投票当選の可能性なども影響していると考えられます。

選挙関連事件

選挙期間中、男性候補の選挙対策本部長を名乗る28歳の中国籍の男が、山形市の総合病院で職員に暴行を加えたとして現行犯逮捕されました。 この男は、県内の企業・団体や山形警察署にも訪問し、その様子をインターネットで配信していたことが判明しています。警察は、犯行当時、男が選挙活動をしていたかどうかも含めて捜査を進めています。

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