カレーの日に関するニュースとキャンペーン情報

カレーの日の由来と全国での取り組み

1月22日は「カレーの日」として知られており、その由来は1982年（昭和57年）、全国学校栄養士協議会が学校給食週間を前に、1月22日の全国統一学校給食メニューとしてカレーを推奨したことにあります。この呼びかけにより、全国約800万人の小中学生がカレーライスを給食で食べたことから、記念日として定着しました。2016年には一般社団法人日本記念日協会により認定・登録されています。 この日に合わせて、全国各地で様々なイベントやキャンペーンが開催されています。例えば、岩手県盛岡市のスーパーでは、カレーの試食販売や特設コーナーの設置が行われ、ハウス食品のオリジナルキャラクターも登場してPR活動を実施しました。試食販売では、地元三陸産のメカブをトッピングしたカレーが提供され、地域活性化への取り組みも垣間見えました。 ハウス食品東北支店長は、昨年のコメ不足にも関わらずカレー消費が増加したことを報告し、東北地方が全国でもカレー消費量が多い地域であることを強調しました。 また、カレーメーカーであるニシキヤキッチンでは、「カレーの日」キャンペーンとして、限定カレーセットや工場見学限定Tシャツの販売を実施しました。これらの取り組みは、カレーの日を盛り上げ、消費者にカレーの魅力を再認識させる機会となっています。

企業によるカレーの日のキャンペーン

複数の企業が「カレーの日」に合わせたキャンペーンを実施しています。すき家では、1月22日に「1/22(水)はカレーの日キャンペーン」を実施し、カレー商品を含む税込650円以上の注文レシートで応募できる抽選で、「すき家オリジナルデザインの特製辛口ソースボトル抱きクッション」を122名にプレゼントする企画を行いました。応募期間は2月22日までで、モバイルオーダーやデリバリーも対象です。 カレーハウスサンマルコでは、1月20日から23日にかけて、お持ち帰りソースやイートイン限定カツカレーをお求めやすい価格で提供するキャンペーンを実施しました。具体的な割引額や対象商品は店舗によって異なりますが、日頃のご愛顧への感謝を込めた取り組みです。 これらのキャンペーンは、消費者に「カレーの日」を意識させ、企業のカレー商品への関心を高める効果が期待できます。

カレーの日以外のカレー関連イベント

「カレーの日」以外にも、カレーに関連したイベントが開催されています。 NHK京都の報道によると、京都市伏見区の納屋町商店街では、夏至の日にカレーを食べるイベントが開催され、商店街の複数の店舗がカレー関連商品を提供しました。これは、京都市在住の女性がSNSで発信した「夏至の日にカレーを食べる」というアイデアが拡がり、実現したものです。 このように、SNSなどを活用した新しいカレーイベントも生まれており、カレー文化の多様性を示しています。

カレーの食中毒予防

夏場におけるカレーの食中毒予防についても注意が必要です。 ウェザーニュースの記事によると、カレーの食中毒の原因菌はウェルシュ菌であり、この菌は加熱に強く、100℃で1時間加熱しても生き残る場合があります。ウェルシュ菌は、カレーが50℃前後に冷める際に増殖を始め、特に43～45℃が至適温度です。そのため、カレーを保存する際は、10℃以下に急速に冷却するか、55℃以上を保つことが重要です。 東京都健康安全研究センターの実験では、カレーを小分けして冷蔵保存することで、ウェルシュ菌が増殖する温度帯を短くできることが示されています。 カレーは美味しく、多くの人に愛される料理ですが、食中毒予防の知識をしっかりと持ち、安全に楽しむことが大切です。

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編集部